普通自動二輪免許で乗ることができる最大排気量クラスであるにも関わらず、2年に一度(新車は3年)の車検があるために敬遠されがちだった251〜400ccクラスだが、ここにきて300cc台のグローバルモデルが相次いで登場。大型車からのダウンサイジング志向にも合うため、今後の盛り返しに期待だ。
新型GB350、空洞化に歯止めをかけろ!
現在の国内2輪市場において長年苦戦を強いられているのが(50ccを除く)、この400ccミドルクラスだ。
第一の理由はやはり車検。金銭的な負担となる要車検マシンはビギナーから敬遠されやすく、加えて大型二輪免許を取ってしまえば、維持費において400ccクラスは”よっぽどの特別な理由”がないかぎり、わざわざ選ぶ理由もなくなってしまう。
加えて海外で主流の排気量クラスとの違いもこのクラスに追い打ちをかける。400ccという排気量はグローバルでみるとガラパゴス状態なのだ。
CBR400Rなどは海外では500cc。それをわざわざ排気量ダウンして国内に導入している。当然作り分けるにはそれなりのコストが必要となる。
そんな逆風の中で国内メーカーはなんとか踏ん張ってくれているのだが…。意地で継続するのか? 諦めるのか? ABS装着の義務や排出ガス規制強化などで、いまやそれも風前の灯である。
モデルの空洞化が進むこのクラスで売れるためには、他車にはない”よっぽどの特別な理由”が必要なのだ。新たに登場するホンダGB350の活躍に期待したい!
’21最新動向
- インドで先行発表されたハイネスCB350が日本名GB350として国内展開へ
- CB400が規制対応で継続か
- SRに最終特別仕様が登場
251〜400ccミドル・ラインナップ
ホンダ[GB350|CB400SF/SB|CBR400R|400X]
カワサキ[ニンジャ400|Z400]
ヤマハ[SR400ファイナルエディション|YZF-R3|MT-03]
スクーター[ヤマハ トリシティ300|スズキ バーグマン400]
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