’19年12月に道路交通法が改正され、AT限定大型二輪免許で乗ることができる排気量が無制限化。それだけに、大型スクータークラスにはもう少し活性化する余地がありそうな気がする。そのカギを握っているのは、ホンダのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)だろう。
’21年はDCTスクーターの時代に!?
近年はキムコ/BMWといった海外勢や電動系スクーターの動きはあるものの、TMAXを擁するヤマハ以外、国産メーカーは大型スクーターに消極的な傾向が続いている。
というのも、こと欧州ではTMAXをはじめとするスポーツスクーターが人気で大きな需要はあるものの、日本国内はというと、250ccクラスのビクスクブームの終焉以降はかなり苦戦。ひと昔前まで主流だったラグジュアリー系のスカイウェイブ650やシルバーウイングシリーズなどは、カタログ落ちして幾年月。
しかし’21年、ここへきて活性化しつつあるのがホンダのデュアルクラッチトランスミッション(DCT)モデルだ。ベルトとプーリーで無段階変速するCVTとは違い、一般的なマニュアルミッションのギヤを2つのクラッチを使ってシームレスにシフトチェンジ。アフリカツインやゴールドウイングにも採用される機構であり、元々はモーターサイクル用の機構。今回紹介するX-ADVもフォルツァ750も、元をたどればNC700(現在の750)シリーズのインテグラがご先祖様となる。
’21最新動向
- NC750シリーズの刷新のためX-ADVも進化型へ
- 同じくNC750系のインテグラに変わりフォルツァ750が誕生(海外)
- SUV風スクーターの需要あり
大型スクーター・ラインナップ
ホンダ[X-ADV|フォルツァ750(海外仕様)]
ヤマハ[TMAX560/テックマックス]
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