2021年新車バイクラインナップ〈日本車251〜400ccスクーター〉トリシティ/バーグマン


●文:ヤングマシン編集部 ●情報提供:ヤマハ スズキ ※’21年3月16日更新

2021新車バイクラインナップ>日本車>251〜400ccミドル

ヤマハ トリシティ300:LMW×トラクションコントロール×ABSでもはや盤石

【’21 YAMAHA TRICITY 300】■水冷4スト並列単気筒SOHC4バルブ 292cc 29ps/7250rpm 3.0kgm/5750rpm ■237kg(装備) シート高795mm 13L ■タイヤF=120/70-14R=140/70-14 ●価格:95万7000円

ヤマハのリーニングマルチホイール(LMW)シリーズ第4弾で、シティコミューターだったトリシティ路線にツーリング要素を付加した「トリシティ300」。1595mmのロングホイールベース由来のしなやかな車体のおかげでコーナリングのフィーリングも良くなっているが、なにしろLMW由来の外乱への強さと、グリップ力のおかげで、雨天も悪路もどんと来い。そのうえブレーキロックを防ぐ前後連動ブレーキのUBSと3輪独立制御のABS 、そして後輪の空転を防ぐトラクションコントロールがプラスされたのだから、もはや鬼に金棒である。また待望の自立機構/スタンディングアシスト機構も追加。停止時のタンデマーの乗り降りや押し歩きに使う機能だが、”熟達すれば”信号待ちで足を出さずに停止&発信も可能。傾いた状態でロックを解除すると一気に車体が傾くので要注意。

【ボタンで操作】スロットル全閉、車速10km/h以下などの条件を満たした状態で左スイッチボックスのボタンを押すとロック。2度押しで解除。

【独自のLMW機構】平行四辺形のパーツで左右の車輪をリンクして連動させる。左右に車輪を分けたことで格段にグリップ性能が上がる。

【自立可能】LMW機構を機械的にロックすることで停止時の自立が可能。サスペンション機能は機能するので取り回しもしやすい。

【大容量45L】シートの下にはフルフェイスヘルメットが2個入る容量45Lを確保。給油口ロック連動のスマートキーも便利。

【カラーバリエーション】グレー系3色展開。艶あり「ブルーイッシュグレーソリッド4」、マット調の「マットグレーメタリック6」、緑系マット「マットダークグレーメタリックA」。

スズキ バーグマン400 ABS:400ccが見せる余裕の走り

【SUZUKI BURGMAN 400 ABS】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 399cc 31ps/6300rpm 3.7kg-m/4800rpm ■215kg(装備) シート高755mm 13L ■タイヤF=120/70-15 R=150/70-13 ●価格:81万4000円 ※’21年3月時点の国内仕様

「バーグマン」に名前が変わっても、スカイウェイブ時代から受け継ぐDOHC4バルブの水冷エンジンは健在。車体もリンク付きサスペンションを装備し、実際スクーターとしてはかなり走りにこだわっており、高速も峠も普通のバイク並みに楽しめる。それでいて、ボックス形状の使いやすい42Lトランクルームに足つき性のいいフロアボード形状などなど、スカイウェイブ時代から大切にしている利便性もいい。

メーターは指針式の左右2連で、タコメーター付き。中央のデジタルパネルには基本機能の他、燃料残量/燃費/外気温などを表示。

【SUZUKI BURGMAN 400 ABS】カラーバリエーションは黒/白/青の3色。※’21年3月時点の国内仕様


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