トライアンフ2021新車バイクラインナップ〈#1:ロードスター&スポーツ〉トライデント etc.

ロードスターモデル

トライデント660:完全新作のベーシックロードスター[新型]

【’21 TRIUMPH TRIDENT 660】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 660cc 81ps/10250rpm 6.5kg-m/6250rpm ■189kg シート高805mm 14L ■タイヤF=120/70R17 R=180/55R17 ●価格:97万9000円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

3気筒とバーチカルツインのエンジン形式にこだわる英国のトライアンフが、’21年の完全新機種として導入した「トライデント660」。エンジンは並列3気筒だが、同排気量のストリートトリプルSとはボア&ストロークから専用化され、公道でのよりフレキシブルな走行性能が狙われている。ロード/レインのライディングモードやオンオフ式トラクションコントロールこそ備えるが、シンプルなスチール製フレームをはじめとして装備は簡素。これにより車重と価格の抑制を図っている。

【ほぼ新設計】ストリートトリプルSから67ヵ所も見直され、ややロングストローク化。3600~9750rpmで最大トルクの90%以上を維持する。

倒立フロントフォークは、セパレートファンクションタイプのショーワ製。フロントブレーキキャリパーは、ニッシン製のシンプルな片押し2ピストン仕様。

黒字に白文字のLCDディスプレイに、TFTカラースクリーンを組み合わせたメーター。スマートフォン連携機能付きで、簡易ナビ表示も可能。

スイングアームもスチール製で、プリロード調整機構を搭載したショーワ製モノショックを組み合わせる。銀×赤と黒×銀はユニオンジャックグラフィック。

スピードトリプル1200RS:180馬力のモンスター3気筒[モデルチェンジ]

【’21 TRIUMPH SPEED TRIPLE 1200 RS】■水冷4スト並列3気筒 1160cc 180ps/10750rpm 12.75kg-m/9000rpm ■198kg シート高830mm 15L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:黒 ツヤ消し銀 ●価格:199万9000円 ●発売予定:’21年4月 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

完全新設計の3気筒1160ccエンジンは、スピードトリプル史上、もっともパワフルかつ高トルクを発生し、エンジン単体で7kgの軽量化を達成。装備重量は198kgとなり、パワーウエイトレシオは先代から25%向上、1994年に登場した初代スピードトリプルと比べるとほぼ2倍に達するという強烈さだ。前後オーリンズ製サスペンションなどを採用しながらも、200万円切りというサプライズ価格だ。

カラーバリエーション

スピードトリプルRS:リッタートリプルを積むストリートファイター長兄

【TRIUMPH SPEED TRIPLE RS】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 1050cc 150ps/10500rpm 11.9kg-m/7150rpm ■212kg シート高825mm 15.5L ●価格:194万8500円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

ストリートファイター系ネイキッドの代名詞的存在「スピードトリプルRS」は、オーリンズ製の前後サスペンションやブレンボ製のラジアルマウントキャリパーなどで武装。アルミ製フレーム+片持ち式リヤアームの車体に、パワフルな3気筒を積む。

カラーバリエーション

ストリートトリプルRS:モト2チーム入魂の作

【TRIUMPH STREET TRIPLE RS】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 765cc 123ps/11750rpm 8.0kg-m/9350rpm ■188kg シート高825mm 17.4L●色:銀 ツヤ消し黒 ●価格:146万5000円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

’19年からモト2チームに単独でエンジンを供給するトライアンフ。その開発チームが公道用に改良した3気筒エンジンをアルミ製フレームに積む「ストリートトリプル」。「RS」はフロントにショーワ、リヤにオーリンズの全調整式サスを使い、ブレンボ製の前ブレーキも上級。

ストリートトリプルRロー:日本仕様はローダウン

【TRIUMPH STREET TRIPLE R LOW】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 765cc 118ps/12000rpm 7.8kg-m/9400rpm ■188kg シート高780mm 17.4L ●色:ツヤ消し銀 黒 ●価格:129万5000円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

日本には導入されていないシリーズスタンダード仕様となるストリートトリプルRは、ストリートトリプルRSよりややマイルドなエンジンスペックで、ショーワ製の前後フルアジャスタブルサスペンションを備える。その足まわりを専用化して、シート高を45mmダウンしたのが「Rロー」だ。

ストリートトリプルS:侮れない好バランススタンダード

【TRIUMPH STREET TRIPLE S】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 660cc 95.2ps/11250rpm 6.7kg-m/9250rpm ■188kg シート高810mm 17.4L ●価格:99万9000円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

ストリートトリプルRSやストリートトリプルRローと同じ車名とアルミ製フレーム&スイングアームだが、「ストリートトリプルS」が積む3気筒はボア/ストロークとも専用値の660cc仕様。ベーシックなショーワ製前後サスや片押し2ポットのニッシン製前ブレーキキャリパーなどで、価格低減も図る。

スポーツモデル

デイトナ モト2 765:Moto2直系のミドルSS

【’20 TRIUMPH DAYTONA MOTO2 765】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 765cc 130ps/12250rpm 8.1kg-m/9750rpm ■165kg(乾燥) シート高822mm 17.4L ●価格:235万円

’20年型ストリートトリプルRSのデビューに先駆け、765台限定販売を発表。前世代デイトナから大改良された車体にモト2開発チームが手を加えたエンジンを搭載。フルカーボン外装、前後オーリンズ製サスペンション、5つの走行モードを備える。

2021新車バイクラインナップ|外国車トライアンフ

  • ロードスターモデル[トライデント660|スピードトリプル1200RS|スピードトリプルRS|ストリートトリプルRS/Rロー/S]
  • スポーツモデル[デイトナ モト2 765]
  • モダンクラシックモデル[ボンネビルT120/ブラック|ボンネビルボバー/スピードマスター|スラクストンRS|スピードツイン|スクランブラー1200シリーズ|ボンネビルT100|ストリートツイン/ゴールドライン|ストリートスクランブラー]
  • アドベンチャーモデル[タイガー1200シリーズ/900シリーズ/850スポーツ800シリーズ]
  • クルーザーモデル[ロケット3R]

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