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ヤマハ2021新車バイクラインナップ〈大型アドベンチャークラス〉トレーサー/テネレetc.

●文:ヤングマシン編集部 ●情報提供:ヤマハ ※’21年3月5日更新

2021新車バイクラインナップ>日本車>大型アドベンチャー

トレーサー9/GT:自社製6軸IMUでフル電脳化[モデルチェンジ]

【’21 YAMAHA TRACER 9 GT】■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 890cc 119ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm ■220kg(装備) シート高810-825mm18L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●予想価格:125万円前後 ●発売発売時期:’21年6月 ※’21海外仕様 [写真タップで拡大]

MT-09同様、’21モデルで890ccへの排気量アップなどフルモデルチェンジが行われる予定の、トレーサー900改め「トレーサー9」。先に発表された海外仕様によれば、新エンジンは低回転域でのトルクが7%増加し、最大出力も4psアップ。またフレームも新設計のCFダイキャストアルミニウムデルタボックスフレームが与えられ、アルミスイングームも刷新される。

だが最大のニュースはやはり、小型化された自社開発の6軸IMUを搭載し、フル電脳化することだろう。ABSやトラクションコントロールがコーナリング対応になり、ウイリー制御も実施。パニアケース付きの「GT」に至っては、クイックシフターやグリップヒーターといった上級装備に加えて、MT-09でのSPと同様に、KYB製の電子制御サスペンションを装備。速度や荷重に対してリアルタイム制御を行う最新仕様であり、走りに合わせた設定変更も可能だ。これをもってヤマハのアドベンチャー最高峰の座は、スーパーテネレからトレーサー9/GTに移ったと考えていいだろう。

【’21 YAMAHA TRACER 9】STDは赤のレッドライン、緑×灰のテックカモの2色設定。ちなみにヨーロッパでは’21年3月発売予定。日本国内への導入は6月頃と思われる。●予想価格:115万円前後 ●発売発売時期:’21年6月 ※’21海外仕様 [写真タップで拡大]

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【排気量アップ&新フレーム】ユーロ5への対応はもちろん、45ccの排気量アップで全域でのパワーとトルクを上乗せ。車体に関しては、1500mmのホイールベースはそのままに、搭載角度が47.5度から52.3度へ起こされている。※’21海外仕様

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【クルーズコントロール標準】従来モデルではGTにしか装備していなかったクルーズコントロールが、’21モデルからはSTDにも装備される。※’21海外仕様

【3.5インチTFT×2画面】左右分割タイプのツインTFTメーターでは、モード1&2に加え、トラクションコントロール×3/スライド制御×3/ウイリー制御×3の48通りの設定から選べるモード3も選択可能に。※’21海外仕様 [写真タップで拡大]

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【GT特別装備:コーナリングランプ】FJR1300AS以来、ヤマハ2機種目となるコーナリングランプを装備。5km/h以上で7度の傾きを検出すると照射する。※’21海外仕様

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GT特別装備:KYB電子制御サスペンション】走行状況や荷重状況を判断してリアルタイムで減衰調整するタイプで、モードもスポーツとコンフォートの2種類から選ぶことができる。※’21海外仕様

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【欧州のGTは3色展開】STDの基本色レッド/グリーングレーの2色に加えて、R1M風のブルーが追加される。なおSTDとの見た目の差異でわかりやすいのは、KYB製フロントフォークがゴールドなことだ。※’21海外仕様

トレーサー7/GT:GT刷新!今度こその国内導入が望まれる[新型]

【’21 YAMAHA TRACER 7/GT】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73.4ps/8750rpm 6.93kg-m/6500rpm ■196kg(装備) シート高840mm 17L ■タイヤF=120/70R17 R=180/55R17 ●入荷予定なし ※’21海外仕様 [写真タップで拡大]

MT-07と共通プラットフォームで作られたロードスポーツアドベンチャーの「トレーサー7」。正式な国内導入がないまま、’20モデルでユーロ5対応を含むモデルチェンジでR1顔へとイメージチェンジした。’21年2月から欧州で発売される「GT」は、さらに20Lサイドケースやフラップ付きスクリーン、コンフォートシートなどを装備した旅仕様。テネレとはキャラクターが異なるだけに、GTだけでも国内導入してもらいたい。

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MT-07同様、電子制御系の装備はなくメーターもギヤポジションくらいで実にシンプル。液晶はカラー風だが液晶反転表示だ。※’21海外仕様

カラーバリエーション ※’21海外仕様 [写真タップで拡大]

テネレ700:アドベンチャーというよりビッグオフの走破力

【TENERE 700/LOW】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 688cc 72ps/9000rpm 6.8kg-m/6500rpm ■205kg(装備) シート高875mm 16L ■タイヤF=90/90-21 R=150/70-R18●価格:[STD/LOW]126万5000円 ※写真はロー ※’21年3月時点の国内仕様 [写真タップで拡大]

MT-07と同じ270度パラレルツインエンジンをF21/R18インチのオフロード車体に搭載した「テネレ700」。ダカールラリーの舞台である”テネレ砂漠”の名は伊達ではなく、現行国産アドベンチャーでは一番オフロードに特化したキャラクターを持つ。欧州では、さらにアクラボビッチサイレンサーにラリーシートなどさらにオフ性能を高めた「ラリーエディション」も発表されたが、国内導入は未定。

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電子制御全盛の時代にあって、テネレが搭載するのはカット可能なABSくらい。トラクションコントロールやクルーズコントロールなどの電子制御系装備は一切なし。

LOW [写真タップで拡大]

STD [写真タップで拡大]


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