
東京モーターサイクルショーのヒョースンモーター・ジャパンのブースの展示では「GV250Xロードスター」が、今年の目玉となった1台。この新型モデルは、従来のクルーザーが持つ様式美を継承しつつ、現代的なエッセンスを随所に散りばめた「ロードスター」としての性格を強く打ち出していることが特徴だ。現在は貴重な250クラスのVツインを搭載、迫力あるボディも魅力的。
●文/写真:ヤングマシン編集部
水冷4ストローク60度V型2気筒エンジン搭載
車体構成の最大の見どころは、ヒョースンが長年熟成を重ねてきた水冷4ストローク60度V型2気筒エンジンの存在だ。排気量248.4ccのこのユニットは、Vツイン特有の鼓動感を維持しながら、常用域での扱いやすさと高回転域での伸びを両立させるための専用チューニングが施されたという。
GVシリーズ共通となる248.4ccの水冷V型2気筒エンジンを搭載。X専用の排気系が組み合わされることで、Vツイン特有の鼓動感と中低速の力強いトルクが際立つという。
トランスミッションは6速。クラッチカバーには、切削加工が施されている。
外観において最も目を引くのは、低く長く設定されたクルーザースタイルに、倒立フロントフォークや左右出しのツインマフラーといったスポーティな要素が融合している点。
Vツインエンジンの排気効率を最適化しつつ、迫力あるリヤビューを演出する左右出しマフラーを採用。
ベルトドライブ&トラコン装備で、快適なツーリングを約束
フロント16インチ、リヤ15インチの切削加工が施されたキャストホイールには、ブロックパターン風のファットタイヤが組み合わされ、舗装路での安定性に加えて、未舗装路が混在するようなシチュエーションも走ってみたくなる演出がなされている。
また、駆動系にベルトドライブを採用したことも見逃せない特徴のひとつ。チェーンに比べて駆動音が静かであり、注油等の日常的なメンテナンス負担を軽減しつつ、上質な走行フィールが楽しめるとのこと。
ライダーの安全を支援する制御技術が充実していることも、最新モデルらしいところで、発進や加速時の後輪空転を抑制するトラクションコントロールシステムを標準で備え、路面状況の変化に対する安心感を強化。
計器類はコンパクトなLCDデジタルメーターに集約され、アナログ調のタコメーターを配することで、クラシックな趣と現代的な機能性を同居させている。燃料タンクの右前方にはUSB給電ポートも。
燃料タンク容量は14リットル確保
ブレーキシステムにはボッシュ製のABSユニットを組み合わせることで制動時の安定性も確保される。
ヘッドランプ&テールランプともにLED化されたことで、夜間における視認性の向上に加え、精悍なフロントフェイスが楽しめることも、カスタムライクなディティールを愛する向きにとっては見逃せないポイントになるはずだ。
精悍なフロントフェイスを演出するLEDヘッドランプ。ネオレトロな雰囲気とスポーツ性能を融合させた雰囲気も魅力になっている。
燃料タンク容量は14リットルと、この排気量帯のクルーザーとしては十分な容量を確保。長距離のツーリングにも対応できる実用性も備えている。シートはダイヤカット加工の表皮にステッチを施した高級感のある仕上げで、クッション材の最適化によって長時間の乗車でも疲労を感じにくい設計がなされたという。
燃料タンク容量は14L。フロントシートは、ダイヤカット加工の表皮にカラーステッチが刻まれている。
国内での展開については、ナイトブラックとアイアングレーの2色が用意され、価格は73万1500円に設定。導入時期は2026年6月を予定している。
原付二種クラスのクルーザーモデル「GV125X ロードスター」も展示。GV125Xに搭載される124.7cc水冷Vツインエンジンは、ファインチューニングを施した特別仕立て。ミッションが6速に多段化したことで、加速性能と巡航性能が向上していることも評価されている。
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