カワサキ2021新車バイクラインナップ〈126〜250cc軽二輪クラス〉ZX-25R etc.


●文:ヤングマシン編集部 ●情報提供:カワサキ※’21年2月11日更新

ニンジャZX-25R:復活のマルチクォーターは電子制御と強脚で武装!

【’21 KAWASAKI Ninja ZX-25R/SE/SE KRT EDITION】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 249cc 45ps/15500rpm 2.1kgm/13000rpm ■184kg(装備) シート高785mm 15L ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:91万3000円 ※諸元はSE KRT EDITION

現行250クラスで唯一の4気筒エンジンを搭載するライトウエイト・スーパースポーツ「ニンジャZX-25R」。完全新設計のエンジンはZXR250系よりショートストローク化され、狭角バルブやメッキシリンダーをはじめ、ライドバイワイヤのスロットルやパワーモード、トラクションコントロール等、リッタースーパースポーツに肉薄する電子デバイスでエンジンを制御。レッドゾーンの1万7000rpmまで淀みなく回り、超ショートサイレンサーは4気筒ならではの高周波サウンドを奏でる。そしてショーワ製SFF-BPのフロントフォークやリンク装備のホリゾンタルバック式のリヤサスペンション、ラジアルマウントのフロントブレーキキャリパーなど足まわりもクラスを超えた充実度。そんな走りに徹した作りにも関わらず、クッション性の高いシートやその下のUSBソケットなど、実用装備も手抜かりない。

【走りは絶品の気持ちよさ】1万7000rpmのレッドゾーンまで淀みなく吹け上がるエンジンを、秀逸なシャシーが支え、トラコンやクイックシフターなど最新デバイスを駆使することで、とことん味わえる!

【官能性能の45ps】軽量ピストンやインコネルの排気バルブなどリッタースーパースポーツ顔負けの最新最強直4エンジンは、ラムエア加圧で+1psの46psを発揮!

【音質も作り込み】低重心とマスの集中に貢献する4.5Lの大容量チャンバーを備えた超ショートサイレンサーは、胸のすく高回転サウンドにチューニング。

【1クラス上の脚】ショーワのサスペンションはフロントにSFF-BP、リヤはリンク機構を持つホリゾンタルバック。フロントキャリパーはラジアルマウントだ。

【クイックシフターは上下対応】SE/SE KRTにはKQS(クイックシフター)を標準装備。シフトダウン時は回転合わせを行うオートブリッパーが作動する本格仕様!

【2万を刻むタコ】アナログ式のタコは1万7000rpmからレッドゾーン。組み合わせた多機能液晶パネルにはギヤポジションやパワー/KTRCモードも表示。

【純正オプションパーツにアクラポ&オーリンズも】カワサキとアクラポビッチが共同開発したフルエキゾーストは、STDのECUで出力特性を向上できる。ストリート用とクローズドコース用をラインナップする。リヤショックもカワサキとオーリンズの共同開発品が発売予定だ。

【国内は全3色】SEにカワサキワークスを彷彿させるライムグリーンのKRT仕様と、赤フレームが映える黒×白(左)を用意。STDモデルは精悍なブラック(右)だ。

ニンジャ250:ツインSS最軽量で熱い走りを実現!

【’21 KAWASAKI Ninja250/KRT EDITON】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 248cc 37ps/12500rpm 2.3kg-m/10000rpm ■166kg(装備) シート高795mm 14L ■タイヤF=110/70-17 R=140/70-17 ●価格:KRT65万4500円

250フルカウルスポーツ復権の立て役者である「ニンジャ250」は、3代目となる’18年のフルチェンジで大幅にパワーアップと軽量化を施し、逆スラントの2眼フェイスは兄貴分のZX-Rシリーズにいっそう近づいた。’21年モデルは’20年のWSBワークスマシンをイメージさせる緑×黒×白のKRTカラーと、1万1000円プライスを抑えた単色のメタリックカーボングレーの2色展開。

多機能液晶スクリーンとアナログ式のタコをセットした見やすいメーターは、ZX-6R系を踏襲する。

【カラーバリエーション】カラーリングは緑×黒×白のKRTカラーと、単色のメタリックカーボングレーの全2色。

Z250:250ネイキッド最強パワー!

【’21 KAWASAKI Z250】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 248cc 37ps/12500rpm 2.3kg-m/10500rpm ■164kg(装備) シート高795mm 14L ■タイヤF=110/70-17 R=140/70-17

Zシリーズ共通の”Sugomi”デザインを与えられ、ひと目でカワサキとわかるシルエットの「Z250」。シャシーやエンジンを共用するニンジャ250から1年遅れの’19年にフルチェンジし、250ネイキッドで最強の37psを発揮。しかも車重はニンジャ250より2kg軽量の164kgだ。操作力が軽く、急なシフトダウン時などの過度なバックトルクを逃がすアシスト&スリッパークラッチを装備し、ペタルタイプのディスクはフロントにZ1000と同径のφ310mmを採用する。

メーターはデジタル液晶だが、タコはアナログ風で3種の表示モードを持つ。

【カラーバリエーション】’21年カラーはティール(青緑)×黒と赤×黒の2色。

KLX230:レーサーと同時開発!

【’20 KAWASAKI KLX230】カラーはKXイメージのライムグリーンとエボニーの2色。■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 232cc 19ps/7600rpm 1.9kg-m/6100rpm ■134kg(装備) シート高885mm 7.4L ■タイヤF=2.75-21 R=4.10-18 ●価格:49万5000円

KLX250の生産終了以降、久々に登場した新型トレール「KLX230」。空冷単気筒エンジンは完全新設計で厳しい排ガス規制に対応し、搭載する高張力鋼のペリメターフレームも非常に幅が狭くシンプルでコンパクト。レーサーのKLX230Rと同時開発したためシート高は885mmと相応に高めだが、それだけに走破性に優れる。ボッシュ社と共同開発したカワサキ初のデュアルパーパスABSも装備する。

メーターは薄型の液晶で、速度の他にデュアルトリップ/燃料計/時計を表示。

ヴェルシスX250ツアラー:スタイルも積載量も本格派

【’20 KAWASAKI VERSYS-X 250 TOURER】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 248cc 33ps/11500rpm 2.1kg-m/10000rpm ■183kg(装備) シート高815mm 17L ■タイヤF=100/90-19 R=130/80-17 ●価格:70万4000円

「ヴェルシスX250ツアラー」に搭載されたニンジャ250譲りの並列2気筒エンジンは、アドベンチャーのキャラクターに合わせてチューニングされ、操作力の軽いアシスト&スリッパークラッチも装備。フロント130mm/リヤ148mmと長いサスペンションストロークを確保しながら、幅の狭い専用フレームによりシート高を815mmに抑えて足着き性も良好。大型のウインドシールドやハンドガード、サイドカウルやエンジンを守るガードパイプを始め、積載性に優れる大型リアキャリアや左右のパニアケース、電源ソケットやセンタースタンドも標準装備して、アドベンチャーとしての“旅力”を高めている。

メーターはニンジャ250等と同系のアナログ式タコメーター+多機能液晶ディスプレイで、中央には便利なギヤポジションを表示する。

カラーバリエーション


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