
年々過酷さを増す日本の猛暑。ファン付きウェアの風では、もはや太刀打ちできないと感じていないか。そんな絶望的な暑さに終止符を打つべく、創業100年の老舗・おたふく手袋がお役立ちギアを打ち出した。2025年にはわずか4日間で即完売した伝説のペルチェベストが、デバイス5基搭載のバケモノ級スペックへ超進化。最大マイナス29℃の強力な「接触冷却」で、この夏の常識をひっくり返す可能性を秘めている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:おたふく手袋
ぬるい風とは決別だ。「着るクーラー」で未体験の涼しさを
じりじりと肌を焦がす直射日光、そしてまとわりつくような不快な湿度。そんな過酷な環境下でファン付きウェアを最大出力にしても、けっきょくは生ぬるい熱風をウェア内でかき回すだけ。体温は一向に下がらず、むしろ不快感が増すことすらある。
「もう限界だ、もっと直接的に身体の熱を奪ってくれ」。そんな切実な悩みに対するアンサーが、おたふく手袋の「マルチペルチェベスト BT ABILITY」だ。
彼らが採用したのは、風で汗を気化させる従来のアプローチではなく、半導体の一種、ペルチェ素子による「接触冷却」。電流を流すことで金属プレートそのものが氷のように冷たくなる特性を利用し、身体をダイレクトに冷却する仕組みだ。ウェアに袖を通し、スイッチを入れた瞬間。まるで巨大な氷の塊を直接肌に押し当てられたかのような、背筋がゾクッとする強烈な冷感が全身の急所を駆け抜ける。
5つの冷却コアが急所を狙い撃ち。デバイス開発のプロが生んだ執念の技アリ設計
とはいえ、ただやみくもに冷やしているわけではない。人間の体温調節の要である「首」や「胸」の太い血管をどう効率的に冷やすか。これが効果に直結する。
本機は、デバイス開発のプロフェッショナルである「株式会社リブレ」との執念の共同開発により誕生。なんと40mmペルチェデバイスを標準で5基も搭載し、最大8基まで拡張できるという、ガジェット好きの心をくすぐるカスタマイズ性を誇る。
さらに驚愕すべきは、その緻密に計算された配置の自由度だ。前面2カ所、背面6カ所のマウントポイントから、自分の姿勢や作業環境に合わせて最適なポジションを自在に選べる。これにより、「椅子に座る」「寝転がる」といった姿勢をとっても、硬いデバイスが体に食い込んで痛い思いをするストレスとは無縁だ。整備士やライダー、キャンパーにとっても、これは革命的な仕様と言える。
冷却性能も容赦ない。最強のブーストモードなら、環境温度35℃という過酷な状況下でも最大約マイナス29℃の冷却効果を叩き出す。さらに、10分稼働して2分休む「ゆらぎモード」を搭載。肌が冷たさに麻痺するのを防ぎ、常に新鮮な極冷感を提供し続ける賢いギミックだ。
付属の20,000mAh大容量バッテリーにより、この極寒体験が最大約8時間も持続する。しかもスイッチひとつで「暖めモード」に反転する冷暖両用機能まで備えており、冬場は極上のヒーターベストとして使用可能だ。
この夏を生き抜くための最強装備を手に入れろ!
圧倒的な冷却力だけでなく、使い勝手も抜かりない。伸縮性のあるメッシュ生地とウエストにあるバックル調整により、メンズのS〜3Lサイズ相当までカバーするフリーサイズ設計を実現。体型や男女を問わず、誰でも最適な密着感を得られる。首まわりだけ冷やしたい時はネックカバー単体での運用も可能で、重いバッテリーは専用サコッシュに逃がすことができるというわけだ。
実勢価格は3万2780円(税込)と、決して安くはない。しかし、確かな冷却効果と過酷な現場に耐えうる耐久性を極限まで追求した結果のプライスだ。猛暑と戦うすべてのプロフェッショナル、そして夏のツーリングを愛するライダーたち。一度試してみるだけの価値はあるアイテムだ。
インナーやファン付きウェアと組み合わせれば、さらにクールさを感じられるぞ
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(バイク用品)
メッシュジャケットの性能を最大化する「インナー選び」が残暑を制する 8月も後半に入り、暦の上では晩夏を迎えたものの、日中の道路上は相変わらず逃げ場のない猛暑が続いている。走行風を効率よく取り込むメッシ[…]
判明!あのブーツはイタリアの名門「スティルマーティン」だった 岩城さんの足元を支えていたのは、ずばりイタリアが誇るモーターサイクルフットウェアの老舗ブランド、スティルマーティン(Stylmartin)[…]
夏の激熱シート対策 夏のバイクライディングにおいて、多くのライダーを悩ませるのが「シートの熱さ」と「お尻の蒸れ」。炎天下に愛車を放置した後の激熱シートに跨る苦痛や、長時間のライディングでパンツが汗で張[…]
まるでピットクルー。サーキットの熱気を感じる本格派:2026 MotoGP Team ポロシャツ ヤマハファクトリーチームが着用するポロシャツのレプリカモデル。「Monster Energy Yama[…]
ストリートカルチャーと融合。限定コラボが生み出す極上シルエット:ニューエラ×クシタニ リミテッドエディション メジャーリーグベースボール唯一の公式キャップブランドであり、ストリートファッションやカルチ[…]
最新の関連記事(夏の暑さ対策)
真空断熱ケースが実現する「1日中続く」保冷力 ステンレス製卓上用品・キッチン用品の企画・製造・販売を行う株式会社アトラスから、「長時間冷却ボトルインアイスパック」が発売された。本製品は、肌に優しくフィ[…]
夏の激熱シート対策 夏のバイクライディングにおいて、多くのライダーを悩ませるのが「シートの熱さ」と「お尻の蒸れ」。炎天下に愛車を放置した後の激熱シートに跨る苦痛や、長時間のライディングでパンツが汗で張[…]
ファンによる空冷+気化熱で体温を冷やせ!! 最近、熱中症対策として巷で見かけることが多くなった空調系の作業服。ファンを回して外気をウエア内に導入し、内部の空気を強制排出することで体温を下げるというアイ[…]
ツーリング時はもちろんだが、通勤・通学などデイリーユースでも活躍 パックパックは、その利便性から多くの人が愛用するタイプのバッグだ。特に、両手が塞がらないため、バイクに乗る際や登山などのアウトドアなど[…]
連日の酷暑からライダーを救う、ワークマンの次世代ファン付きウエア 梅雨が明け、本格的な夏が到来した。一転して襲いかかる危険な暑さに対し、全国の自治体が補助金制度を拡充するほど、熱中症対策は急務となって[…]
人気記事ランキング(全体)
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
直列5気筒、25バルブの咆哮と650馬力の衝撃 舞台に選ばれたのは、NASCARの聖地であり、世界一危険な超高速バンクを持つタラデガ・スーパースピードウェイ。そして、この過酷なプロジェクトのために用意[…]
三輪ソーラーEV「スリールオータ」 スリールオータは、電気だけで動く極めて実用的な小型三輪モビリティだ。ドアがない仕様は「側車付き軽二輪車登録」、ハードドアを装備した仕様は「ミニカー登録」と、ユーザー[…]
鉄は錆で崩れゆくのが宿命か 古いバイクの部品、そのほとんどは鉄でできています。であるがゆえに錆びやすく、そしてレストアともなると出くわすのがこれ。 サビが進行すると腐食で穴が開いてしまったり(↑)極め[…]
スポーツ向きのハンドル剛性 ビキニカウルと段付きのシングル風シートを装備した正統派カフェレーサースタイルのZ900RS CAFE。SEやBBのハンドルがナロー化してライダーに近づいた分、ワイドで低いC[…]
最新の投稿記事(全体)
メッシュジャケットの性能を最大化する「インナー選び」が残暑を制する 8月も後半に入り、暦の上では晩夏を迎えたものの、日中の道路上は相変わらず逃げ場のない猛暑が続いている。走行風を効率よく取り込むメッシ[…]
80年代バイクブームの熱狂が蘇る!「ハルネ小田原」で繰り広げられるレジェンド作品の競演 かつて「週刊少年マガジン」のページをめくり、エキゾーストノートの幻聴に胸を焦がしたあの夏の日々が、小田原の地下街[…]
APトライクのカーター最新作「GOAT180」 「APtrikesシリーズ」で国内トライク市場の普及を牽引する神奈川県相模原市のカーターが、満を持して発表したのがこの「GOAT180」だ。車名にある「[…]
判明!あのブーツはイタリアの名門「スティルマーティン」だった 岩城さんの足元を支えていたのは、ずばりイタリアが誇るモーターサイクルフットウェアの老舗ブランド、スティルマーティン(Stylmartin)[…]
普通免許で3人乗れる「ビベル」の電動トライク 自動車の普通AT限定免許さえあれば、ヘルメットを被る必要もなく、車庫証明や面倒な車検手続きも一切不要で公道へ繰り出せる。そんな夢のようなモビリティが、株式[…]
- 1
- 2










































