
バイク選びを始めたばかりの時、まず直面するのが「排気量」の壁だ。街中での扱いやすさを取って125ccにするか、それとも遠出を見据えて大きな排気量を選ぶべきか。そんな初心者の贅沢な悩みを一気に解決してくれるのが、ヤマハの最新モデル「NMAX155」だ。原付二種と変わらないコンパクトな車体に、高速道路を走れるパワーを秘めたこのバイクは、あなたの行動範囲を驚くほど広げてくれる。最新技術が詰まった、注目すべき一台に迫ってみよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ
まるでスポーツカーのような佇まい! 都会に溶け込むクールデザイン
一目見ただけで「お、格好いいな」と思わせるのが、このバイクの持つ力だ。ヤマハの誇るスポーツスクーター「MAXシリーズ」のDNAを継承しており、フロントからリヤにかけて流れるようなラインは、単なる移動手段以上の造形美がある。
とくに2026年モデルで採用された新色のシルバーは、半光沢の絶妙な質感で、光の当たり方によってボディの立体感が際立つ。夜の街灯の下でも、ガレージの中でも、所有する喜びを存分に味わわせてくれるスタイリングに仕上がっているといえよう。
街乗りから高速まで自由自在! 155ccという絶妙な排気量がもたらす機動力
バイクにはさまざまな種類があるが、このモデルは「スポーツスクーター」というジャンルに属している。一般的なスクーターよりも走行性能を重視した設計がなされており、とくにフレーム剛性が高いため、カーブでもふらつくことなく安定して駆け抜けることができる。
さらに155ccという排気量は、原付二種では禁止されている高速道路や自動車専用道路の走行が可能だ。この「行こうと思えばどこへでも行ける」という心理的な余裕は、不慣れな道を通ることも多い初心者にとって、何物にも代えがたい大きな武器になる。
もちろん、必要な免許は普通自動二輪免許以上。普通自動車免許さえもっていれば教習所で最短2日間で取得可能な小型二輪免許と比べると、少しハードルが高いのは否めない。それでも、前述したメリットや今後のステップアップを考えれば、取得しておいて損はないだろう。
足つき抜群で立ちごけ知らず! 最新デバイスが運転の不安を自信に変える
初心者がもっとも恐れる「立ちごけ」のリスク。しかし、このバイクならその心配は無用だ。地面からシートまでの高さであるシート高は770mmとスクーターらしい低さで、燃料などを含めた車両重量も135kgと驚くほど軽い。
これなら信号待ちで足をつく際も不安がなく、駐輪場での押し歩きも軽やかに行える。また、今回の目玉である電子制御による無段変速機構「YECVT」にも注目したい。手元のボタンひとつで力強い加速を引き出せる機能や、坂道でのエンジンブレーキを最適化する仕組みが備わっており、難しい操作抜きで「運転が上手くなった」ような感覚を味わえるのだ。
平日の朝から週末のキャンプまで! 日常のすべてを遊びに変える万能選手
このバイクがもっとも輝くのは、日常と非日常が交差する瞬間だ。平日は、シート下にある約23Lの収納スペースにカバンを放り込み、スマートキーをポケットに入れたままスマートに通勤をこなす。そして週末、少し早起きして高速道路に乗り、海や山へとハンドルを向ける。
USB-Cの充電ポートや、スマートフォンの情報を表示できる高精細な液晶メーターが、初めてのロングツーリングを強力にバックアップしてくれるだろう。一台で何役もこなす機動力こそが、このバイクを選ぶ最大のメリットだ。
NMAX155は最初の一台としてかなりおすすめ
バイク選びに「正解」はないが、「後悔しない選択」はある。NMAX155は、初心者が抱く「扱いやすさへの不安」と「走りの楽しさへの憧れ」を、高い次元で両立させた一台だ。まずは一度、ショップで跨ってみてほしい。その軽さと視界の良さに触れた瞬間、新しいバイクライフの扉が勢いよく開くのを実感できるはずだ。
YAMAHA NMAX/NMAX155(2026model)主要諸元
| 項目 | NMAX155 ABS |
|---|---|
| 型式 | 8BK-SG92J |
| 全長×全幅×全高 | 1,935mm×740mm×1,200mm |
| シート高 | 770mm |
| 軸間距離 | 1,340mm |
| 車両重量 | 135kg |
| エンジン種類 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 155cm3 |
| 内径×行程 | 58.0mm×58.7mm |
| 圧縮比 | 11.6:1 |
| 最高出力 | 11kW(15PS)/8,000rpm |
| 最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm |
| 燃料タンク容量 | 7.1L |
| WMTCモード燃費 | 46.4km/L(クラス2) |
| タイヤ(前) | 110/70-13M/C 48P |
| タイヤ(後) | 130/70-13M/C 63P |
| ブレーキ(前後) | 油圧式シングルディスク |
| 製造国 | インドネシア |
| 税込価格 | 45万9800円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(NMAX155)
NMAX155が装備している電子制御CVT“YECVT”とはなんぞや? エンジン回転域で吸気バルブのカムプロフィールを切り替えるVVAやアイドリングストップ、トラクションコントロールシステムなどなど。[…]
2月14日発売:カワサキ Z1100 / Z1100 SE 自然吸気Zシリーズの最大排気量モデルとなる新型「Z1100」および「Z1100 SE」がいよいよ2月14日に発売される。排気量を1099cc[…]
「MAXシリーズ」のDNAを継承する車体構成 NMAXシリーズは、「Global Prestige City Commuter」をコンセプトに開発されたモデルだ。欧州や日本で高い人気を誇る「MAXシリ[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
どこから見ても絵になる! 伝統とモダンが融合した気品ある佇まい スーパーカブC125を目の前にしてまず感じるのは、圧倒的な個性と高級感だ。初代モデルであるC100のシルエットを現代の技術で再現しており[…]
愛車の性能をフルに楽しめるのはサーキットだけ! せっかく手にいれた愛車だ。キミもぜひ一度はサーキットで愛車の性能を思う存分に発揮させてあげたくなってくるよね。そこで、サーキット走行にはどんなのがあるか[…]
往年の名車「Z1」を彷彿とさせる、美しきティアドロップタンクと丸目ヘッドライト バイクに興味を持ったのなら、一度はこのシルエットを目にしたことがあるだろう。Z900RSの最大の魅力は、なんといっても1[…]
人気記事ランキング(全体)
“水冷”と、その存在感から「ウォーターバッファロー」の愛称も 1971年の東京モーターショーにGT750が出品された当時、観客はラジエーターの大きさや、フィンの見えないシリンダーブロックに目を丸くした[…]
「酷暑日」を超える45℃の環境を演出!「君は生き延びることができるか!?」ショー まず会場には中央にファッションショー会場のようなステージが設けられ、それを囲むように2026年春夏新製品が展示されてい[…]
第1位:ホンダ CB1000F/SE 717票 堂々の1位に君臨したのは、ホンダが誇る新世代フラッグシップ「CB1000F」だ。往年の名車CB750FやCB900Fの熱き血統を受け継ぎつつ、現代の技術[…]
軽くて足つき抜群の相棒バイク 「バイクに乗りたいけれど、重くて取り回しが不安」「ちょっとコンビニに行くのに大型バイクを出すのは面倒」。そんな不満を感じたことはないだろうか。重いバイクは所有感を満たして[…]
リスクを取りつつサーキットでトレーニングする小椋藍 アメリカズGPからスペインGPまでのインターバルで、日本では「オグラアイ前線」がズンズン北上し、レースファンの注目を集めた。筑波サーキット、モビリテ[…]
最新の投稿記事(全体)
Kabuto KAMUI-5 VELTA シンプルなデザインだからTPOを選ばずに愛用できる 『KAMUI-5 VELTA』は、力強いラインでシンプルに構成したグラフィックで、左右の側面にまたがる「K[…]
公道専用のバイク乗車用エアバッグベスト「T-SABE」 バイク用ライディングギアの企画・製造・販売を行うタイチから、公道専用のバイク乗車用エアバッグベスト「T-SABE(ティーセーブ)」が登場した。 […]
新型CB1000Fは魅力的だけど、付きまとう足つきの悩み 2025年11月に待望の発売を迎えたホンダ・CB1000Fと、上級グレードのCB1000F SE。1980年代の名車CB750Fをモチーフにし[…]
電子制御で快適性向上、新型YZF-R7発売 大型スーパースポーツモデルの2026年仕様となる新型YZF-R7を5月29日に発売。最新モデルでは、長距離走行の疲労を大幅に軽減する電子制御スロットル連動の[…]
新作アニメ「北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-」が放送・配信開始!! 武論尊先生が作り上げた作品の原画やフィギュアなどが展示されている『さくまんが舎』も市内にあり、今や佐久市は[…]
- 1
- 2








































