アドベンチャーモデル
R1250GS/アドベンチャー:進化を止めない王者[マイナーチェンジ]
長年にわたりビッグアドベンチャーのベンチマークとなってきたGSシリーズの頂点に立つ「R-GS」は、’19年型から1250版で展開されている。BMWの象徴となってきたボクサーツインエンジンには、バルブタイミング&リフト量が可変式のシフトカムを導入。フロントサスには車体姿勢安定性に優れるテレレバー、リヤにはシャフトドライブ+パラレバーの構造を継承する一方で、電子制御機構はかなり洗練されている。本国で発表された’21年型は、新たにインテグラルABSプロやエコライディングモードを採用。フルLEDのアダプティブヘッドライトがオプションに加わった。伝説のR100GSを彷彿とさせる「40周年記念モデル」もラインナップされている。
F850GS/アドベンチャー:オフ志向のミドルGS[新色]
270度クランクの水冷パラツインは、逆回転クランク採用で旋回特性向上にも貢献。フレームは鋼板ブリッジ型だ。両仕様とも前後21/17インチスポークホイールだが、アドベンチャーは大容量燃料タンクやパイプ製ガードなどを装備する。
F750GS:850よりもロード寄り[新色]
基本構成は850と共通化され、排気量も同じだが、出力は850よりマイルドで、前後19/17インチ径のキャストホイールを履き、フロントフォークは正立式。よりオンロード指向で、シートが低めのミドルツアラーに仕上げられている。
S1000XR:RRの心臓を持つ超速SUV[新色]
’20年型で大幅刷新した「S1000XR」は、S1000RRをルーツとする前後輪17インチ径のロードアドベンチャースポーツだが、求めるエンジン性能が達成できたことからシフトカム採用は見送られた。電子制御はフル装備状態。スクリーンは上下2段階調整式だ。
F900XR:気軽さ増したF系スポーツ[マイナーチェンジ]
’20年型で新登場したXRシリーズ第2弾「F900XR」。同時開発のF900Rと基本コンポーネントを共有するが、外装のみならず前後サスペンションやステップやハンドルバーなどを専用化してある。燃料タンクも2.5Lの容量拡大が図られていて、かなり相違点は多い。
G310GS:リトルGSも電スロ採用&新デザインに[マイナーチェンジ]
G310Rをベースに開発されたアドベンチャー「G310GS」の初代登場は、Rから1年遅れの’16年。前輪を17→19インチに大径化して、前後サスストロークを伸長するなど、外装以外もRからの変更が加えられている。’21年型では、Rと同様に電子制御スロットル/アイドリングブースター/アシスト&スリッパークラッチを新採用し、灯火類のフルLED化と外観一新が図られた。
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