
スズキが大手VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の輪堂千速氏とタッグを組み、唯一無二のコラボバイク「GSX250R[Chihaya Remix]」を作成。単なるキャラクターコラボと侮るなかれ。ガチのクルマ・バイク好きとして知られる輪堂氏の熱量と、スズキのデザイナーのプロの技が本気でぶつかり合った、ストリート感溢れるカスタムマシンだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:スズキ
ふだんバイクに触れない層へ! スズキ×VTuberの挑戦
「バイクに興味はあるけれど、何から手を出せばいいかわからない」。そんな若い世代に向けて、スズキは極めて現代的なアプローチをとった。ホロライブDEV_IS「FLOW GLOW」に所属するVTuber、輪堂千速氏とのコラボレーションだ。
幕張メッセで開催される「hololive SUPER EXPO 2026」でお披露目されるこの「GSX250R[Chihaya Remix]」は、ただの展示用デモ車ではない。ふだんバイクに触れない人々の心を一撃で貫き、ライディングの楽しさを伝えるために生まれた、圧倒的な「カッコよさ」が込められた特別な1台なのだ。
RX-8オーナー歴も! 筋金入りのモータースポーツ狂・輪堂千速とは
まず、なぜ輪堂千速なのか。彼女は単なるVtuberではない。音楽やゲーム配信で活躍する一方で、自称「300馬力のパワフル運転手」を名乗り、鮮やかな4WDの愛車「ふぐ太郎」(ジープ・ラングラー風カスタム)を駆る筋金入りのモータースポーツフリークだ。
かつてはマツダRX-8を所有し、ハイオクでリッター6kmという燃費の悪さから給料のほとんどをガソリン代に注ぎ込んでいたという逸話すら持つ。
レースゲーム『首都高バトル』ではハンドルコントローラーを駆使してガチのタイムアタックを繰り広げ、eモータースポーツ大会で大逆転勝利を収めるほどの腕前を誇る。「ホンモノ」の匂いがする彼女だからこそ、今回のコラボは必然だったのだ。
街乗りからツーリングまで! ベース車両「GSX250R」の実力
今回のコラボマシンのベースとなったのは、ライダーへの優しさと扱いやすさで定評のあるフルカウルスポーツ「GSX250R」だ。水冷4ストローク並列2気筒SOHC2バルブ248ccエンジンを搭載し、最高出力24ps/8000rpm、最大トルク2.2kg-m/6500rpmを発揮する。4気筒や高回転型2気筒で速さをアピールするライバルが多い中、GSX250Rはあえて日常域での扱いやすさを追求。
セパレートハンドルにフルカウルというレーシーなスタイルでありながら、街乗りやツーリングをタフにこなす懐の深さを持つ。WMTCモード燃費32.8km/Lという経済性も、エントリー層にはたまらない魅力的な一台だ。
原案を昇華させた「Chihaya Remix」の凄み
この扱いやすいベース車両が、輪堂氏の思い描いた原案をスズキのデザイナーが車体デザインとしてまとめ上げることで激変した。目を引くのは、輪堂氏の衣装を彷彿とさせるブラックとターコイズグリーンを基調としたカラーリング。
そこに絶妙なグラデーションを描くパープルの差し色が加わり、ワイルドなストリートカルチャーを体現している。カウルに大胆にあしらわれたグラフィティ風のモチーフと衣装ディテールのデカール、さらに各所に奢られたカスタムパーツが、スポーツバイクとしての凄みを一層引き出している。
幕張メッセ/東京ビッグサイト等で実車を目撃せよ! モビリティの新たな扉を開く1台
この「GSX250R[Chihaya Remix]」は非売品ではあるが、スズキと輪堂千速が共有する「モビリティの楽しさを伝えたい」という切実なメッセージの結晶だ。
2026年3月6日から開催の「hololive SUPER EXPO 2026」のスズキブース、そして3月20日の大阪を皮切りに開催される各モーターサイクルショーで、ぜひその実車が放つオーラを直に浴びてほしい。鉄と樹脂が織りなす本物の迫力が、あなたの新しい扉を開くはずだ。
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