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CB1300SF/SB:ジャパニーズネイキッドの金字塔はユーロ5相当規制も突破[モデルチェンジ]
現行版「CB1300」のベースが登場したのは’03年と、なんと18年も前。以降は度重なる環境規制の強化で何度も逆風に晒されてきたが、’18年にユーロ4相当の国内排ガス規制をクリア。そして「もう無理か」と思われた’22年11月から適用されるユーロ5相当の国内新規制に対しても、’21モデルで突破する。そのためにより緻密なスロットルバルブ制御を可能にするスロットルバイワイヤシステム(TBW)を新規採用。これによりアクセル操作に対してリニアなフィーリングを手にするほか、ライディングモードやクルーズコントロールも追加されて電脳化が一気に進んだ。また従来4-2-1集合だったマフラーがエンジン下で一気に集合する4-1に変更。どんなサウンドを響かせてくれるのかも見逃せない。
SP仕様も電子制御スロットル獲得
’18のモデルチェンジ時に追加されたのが、前後オーリンズサスを装備した上級版の「SP」。こちらも’21モデルはSTDと同じくTBWほかのマイナーチェンジが実施された。車体色には従来同様のCB750FCモチーフのものを採用。SF/SBともに赤バージョンと青バージョンがある。
CB1100/EX/RS:ホンダCBヒストリーを紡ぐため、空冷直列4気筒を21世紀に新規開発
21世紀の時代にわざわざ空冷直列4気筒を新規開発したホンダの意欲ネオレトロ「CB1100」シリーズ。往年のCBのような独自のタンク形状を持つベーシックバージョンの無印「CB1100」、フランジレスのヨーロピアン形状タンクとワイヤースポークホイール、LEDヘッドライトで美しく仕上げたクラシカルバージョンの「EX」、ラジアルマウントのフロントブレーキキャリパーとリザーバータンク付きリヤショックに17インチホイールを持つスポーティバージョンの「RS」と3タイプが展開されている。フロントにはいずれもショーワ製のデュアルベンディングバルブの正立フォークを採用。RSはインナー径がφ43mmだ。現行は各部の熟成や標準装備のETC車載器を2.0にアップした’19モデルが継続販売。’20モデルはRSのみ受注期間限定でマットブラックの特別仕様が登場した。
CB1100EX:上質クラシックのEX
「EX」はワイヤースポークの前後18インチホイールにフランジレスのヨーロピアンタンク、各部にメッキパーツを多用したクラシカルバージョン。正立のフロントフォークにはブーツも装着されている。ヘッドライトはLED化されており、ウインカーは丸型ハロゲンを採用する。
CB1100RS:スポーティなRS
前後17インチホイールに、ラジアルマウントキャリパーが装着されるφ43mmの正立フォークとリザーバータンク付きリヤショックを組み合わせたスポーツバージョンが「RS」。ウインカーも含めて灯火類はすべてLEDだ。シート表皮はRS専用デザインで縦のワディング入りだ。
CB1100:ベーシック版の無印
無印の「CB1100」は、’10年に登場した初代から続く17L燃料タンクが特徴のベーシックバージョン。キャストの前後ホイールサイズは18インチだ。当初は集合だったマフラーレイアウトは左右2本出しに。ヘッドライトや丸型ウインカーはハロゲンバルブを使用している。
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