ホンダ2021新車バイクラインナップ〈大型ヘリテイジクラス〉CB1300SF/SB etc.


●文:ヤングマシン編集部 ●情報提供:ホンダ ※’21年3月3日更新

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CB1300SF/SB:ジャパニーズネイキッドの金字塔はユーロ5相当規制も突破[モデルチェンジ]

【’21 HONDA CB1300 SUPER FOUR】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1284cc 113ps/7750rpm 11.4kg-m/6250rpm ■266kg(装備) シート高780mm 21L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:156万2000円 ●発売日:’21年3月18日

現行版「CB1300」のベースが登場したのは’03年と、なんと18年も前。以降は度重なる環境規制の強化で何度も逆風に晒されてきたが、’18年にユーロ4相当の国内排ガス規制をクリア。そして「もう無理か」と思われた’22年11月から適用されるユーロ5相当の国内新規制に対しても、’21モデルで突破する。そのためにより緻密なスロットルバルブ制御を可能にするスロットルバイワイヤシステム(TBW)を新規採用。これによりアクセル操作に対してリニアなフィーリングを手にするほか、ライディングモードやクルーズコントロールも追加されて電脳化が一気に進んだ。また従来4-2-1集合だったマフラーがエンジン下で一気に集合する4-1に変更。どんなサウンドを響かせてくれるのかも見逃せない。

【’21 HONDA CB1300 SUPER BOL D’OR】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1284cc 113ps/7750rpm 11.4kg-m/6250rpm ■272kg(装備) シート高780mm 21L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:167万2000円 ●発売日:’21年3月18日

【電子制御スロットル化でクルーズコントロール実装】TBW化により燃料を無駄なく燃やし切るFI制御を実現。スロットルフィーリング向上にも貢献する。クルーズコントロールも新設された。

【モード切替レバー】新設されたライディングモードは左スイッチボックスの操作ボタンによって切り替え。従来パッシングボタンがあった場所に位置する。

【各表示を追加】メーターはデジタル部が変更。ライディングモードはSTANDARD/RAIN/SPORTの3つから選択可能だ。

【4in1の新作】マフラーは一気に集合する4-1タイプに。エキゾーストパイプの取り回しも変更されている。胸のすく爽快な直4吹け上がりサウンドに期待だ。

【オプションのクイックシフターは上下対応】別売オプションとしてクイックシフターも用意される。TBW化したため、アップ方向だけでなくダウン方向にも対応している。

カラーリングはパールサンビームホワイトとベータシルバーメタリックの全2色。

SP仕様も電子制御スロットル獲得

’18のモデルチェンジ時に追加されたのが、前後オーリンズサスを装備した上級版の「SP」。こちらも’21モデルはSTDと同じくTBWほかのマイナーチェンジが実施された。車体色には従来同様のCB750FCモチーフのものを採用。SF/SBともに赤バージョンと青バージョンがある。

【オーリンズ&ブレンボ】SPには前後オーリンズ製サスとブレンボ製のラジアルマウントモノブロックキャリパーが標準装備。

【’21 HONDA CB1300 SUPER FOUR SP】●価格:193万6000円 ●発売日:’21年3月18日

【’21 HONDA CB1300 SUPER BOL D’OR SP】●価格:204万6000円 ●発売日:’21年3月18日

CB1100/EX/RS:ホンダCBヒストリーを紡ぐため、空冷直列4気筒を21世紀に新規開発

HONDA CB1100EX

21世紀の時代にわざわざ空冷直列4気筒を新規開発したホンダの意欲ネオレトロ「CB1100」シリーズ。往年のCBのような独自のタンク形状を持つベーシックバージョンの無印「CB1100」、フランジレスのヨーロピアン形状タンクとワイヤースポークホイール、LEDヘッドライトで美しく仕上げたクラシカルバージョンの「EX」、ラジアルマウントのフロントブレーキキャリパーとリザーバータンク付きリヤショックに17インチホイールを持つスポーティバージョンの「RS」と3タイプが展開されている。フロントにはいずれもショーワ製のデュアルベンディングバルブの正立フォークを採用。RSはインナー径がφ43mmだ。現行は各部の熟成や標準装備のETC車載器を2.0にアップした’19モデルが継続販売。’20モデルはRSのみ受注期間限定でマットブラックの特別仕様が登場した。

【貴重な空冷直列4気筒】環境規制が厳しくなるばかりの21世紀に、ライバルがすべて撤退した空冷直4を新規開発。ホンダの本気を見せた。※写真はEX

【調律された音】全タイプ左右2本出しのマフラーは抜けのよい2室構造で、直4エンジンの原音を忠実に伝えるよう最適化された。※写真はEX

【砲弾2眼】CBらしさのひとつであるアナログ式の2眼メーター。中央に各種情報を表示するデジタル液晶も持っている。※写真はEX

【フランジレス】EXとRSのタンクには溶接部の合わせ目が露出しないフランジレス製法を採用している。容量は16L。※写真はEX

【信頼の脚】3機種ともショーワ製デュアルベンディングバルブ機構を持つフロントフォークを採用し、優れた乗り心地を誇る。※写真はEX

CB1100EX:上質クラシックのEX

【HONDA CB1100EX】■空冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1140cc 90ps/7500rpm 9.3kg-m/5500rpm ■255kg(装備) シート高780mm 17L ■タイヤF=110/80R18R=140/70R18 ●価格:136万2900円 ※諸元/価格は’21年2月時点の国内仕様

「EX」はワイヤースポークの前後18インチホイールにフランジレスのヨーロピアンタンク、各部にメッキパーツを多用したクラシカルバージョン。正立のフロントフォークにはブーツも装着されている。ヘッドライトはLED化されており、ウインカーは丸型ハロゲンを採用する。

CB1100RS:スポーティなRS

【HONDA CB1100RS】●価格:140万3600円 ※’21年2月時点の国内仕様

前後17インチホイールに、ラジアルマウントキャリパーが装着されるφ43mmの正立フォークとリザーバータンク付きリヤショックを組み合わせたスポーツバージョンが「RS」。ウインカーも含めて灯火類はすべてLEDだ。シート表皮はRS専用デザインで縦のワディング入りだ。

CB1100:ベーシック版の無印

無印の「CB1100」は、’10年に登場した初代から続く17L燃料タンクが特徴のベーシックバージョン。キャストの前後ホイールサイズは18インチだ。当初は集合だったマフラーレイアウトは左右2本出しに。ヘッドライトや丸型ウインカーはハロゲンバルブを使用している。

【HONDA CB1100】●価格:125万4000円 ※’21年2月時点の国内仕様

【カラーバリエーション】現行は、RSが黒/青/銀。EXが赤/青。無印が黒。マット黒のRS特別仕様もあったが受注期間終了。※写真はRS


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