ヤマハ2021新車バイクラインナップ〈51〜125cc原付二種スクーター〉NMAX/トリシティetc.


●文:ヤングマシン編集部 ●情報提供:ヤマハ ※’21年3月23日更新

NMAX:125も155も海外モデルは新型に

【’21 YAMAHA NMAX】■水冷4スト単気筒SOHC 125cc 12.2ps/8000rpm 1.1kg-m/6000rpm ■131kg(装備) シート高765mm 7.1L ■タイヤF=110/70-13 R=130/70-13 ●予想価格:調査中 ●予想発売時期:’21年秋 ※諸元は海外仕様

125と155で車体を共有する「NMAX」。155はインドネシアで先行して’20年モデルとして新型に移行していたが、125はヨーロッパで’21年モデルとして刷新。可変バルブ機構(VVA)を持つブルーコアエンジンはトラクションコントロール機能やアイドリングストップを備え、安全/環境性能に長ける。灯火類はすべてLEDでヘッドライト/テールランプともに鋭さを増したデザインとなる。

液晶ディスプレイの上の受話器マークからもわかるように、着信やメールなどスマートフォンとの連携機能を装備。

普段使いの頻繁な乗り降りや、買い物で手がふさがっている時も非常に便利なキーレスエントリーを採用。

欧州仕様は赤/青/グレーの3色をラインナップ。TMAXの流れを汲むレッグ部のブーメラン状のパネルはツヤのある黒で豪華な印象。

シグナスX:スポーツ魂溢れるシャープなデザイン

【YAMAHA SYGNUS-X】■空冷4スト単気筒SOHC4バルブ 124cc 9.8ps/7500rpm 1.0kg-m/6000rpm ■119kg(装備) シート高775mm 6.5L ■タイヤF=110/70-12 R=120/70-12 ●価格:33万5500円 ※’21年3月時点の国内仕様

エッジの効いたフォルムのスポーツ感溢れる原付二種スクーター「シグナスX」は、フロントにφ245mmのウェーブディスク、リヤは200mmディスクと前後に大径ブレーキを装備する。カラーはグラフィックの入った青と赤、ソリッドの白と黒の4色を揃える。ワークスマシンYZR-M1のファクトリーカラーを纏う限定800台の「モンスターエナジー ヤマハモトGPエディション」は、音叉マークも標準モデルと異なるゴールドだ。

液晶ディスプレイにはスポーツモデルらしくバータイプのタコメーターを備える。

STDのカラーバリエーションは白/赤/青/黒の4色。

【YAMAHA SYGNUS-X MONSTER ENERGY YAMAHA MOTO GP EDITION】●価格:34万6500円 ※’21年3月時点の国内仕様

トリシティ125/ABS:曲がる楽しさを体感できる3輪

【’21 YAMAHA TRICITY 125/ABS】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 125cc 12ps 1.2kg-m ■164kg(装備) シート高765mm 7.2L ■タイヤF=90/80-14 R=130/70-13 ●価格:[STD]42万3500円 [ABS]46万2000円 ※諸元はABS

フロント2輪ならではの高い安定性と、リーン(傾斜)して旋回するバイクならではの乗り味を両立させたヤマハ独自のLMWテクノロジーで生まれた「トリシティ125」。現行モデルでは125と155で外寸やシート高は変わらず、重量もほぼ同じ。排気量は異なるが、両車ともエンジンはブルーコアを搭載。

カラーは白、ツヤ消しグレー、ツヤ消し青(銀ホイール)の全3色。

アクシスZ:使い勝手をとことん追求

ヤマハ125スクーターでトップの低燃費54.6km/Lを誇る「アクシスZ」。快適な666mmのロングシートの下にはヘルメットが2個入る37.5Lの大容量トランクを装備。100kgの軽量な車体や足着き良好な770mmのシート高にフロント給油口など、利便性を追求。 ’21モデルはマット緑/黒/白/マット灰/紫の5色。

【’21 YAMAHA AXIS Z】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 124cc 8.2ps 0.99kg-m ■100kg(装備) シート高 770mm 5.5L ●価格:24万7500円

カラーバリエーションは、マットグリーン/ブラック/ホワイト/マットダークグレー/パープルの5色。

BW’S:元祖SUVスクーターがタフさを増して復活![台湾モデル]

【’21 YAMAHA BW’S】■空冷4スト単気筒4バルブ 125cc ■127kg(装備) シート高785mm 6.1L ■タイヤF=120/70-12 R=130/70-12 ●国内入荷予定なし ※諸元は台湾仕様

オフロード系レジャースクーターの草分けといえる「BW’S(ビーウィズ)」は、’88年の50ccモデルの登場以来、生産休止と排気量の拡大を重ねてきたが、現行国内モデルは生産を休止した。しかし台湾ヤマハから’21年の新型が登場! 地上高の高さやワイドなチョコレートパターンの専用ブロックタイヤと大きく隙間を開けたフェンダーに、ゴツいフォークガードやアンダーガードが、いかにもタフなアドベンチャーマシンをイメージさせるスタイルは、あきらかにホンダADV150をライバル視。さらにオプションのパイプガードやキャリヤをガッチリと装着できるように、あらかじめステーを設けた新型フレーム(テンションロッドを採用し25%も剛性アップ!)は、カスタムにも適するハズ。搭載するエンジンはNMAX系のブルーコアで、低速向け/高速向けのカムが切り替わる可変バルブ機構(VVA)を装備。国内導入の可能性は低そうだが、タフな原付二種を熱望する国内ファンの期待に応えてほしい!

【ブルーコア搭載】低速/高速でカムが切り替わるVVA機構により、優れた燃費と加速性能を両立する。

【フロント荷台】左右非対称のヘッドライトの上は荷台として活用できるスペースを設け、タフな道具感をアピール。純正オプションのパイプ製キャリヤも装備できる。

【ガード類装着前提の設計】フロントのガードキャリアだけでなく、テールカウルの側面やレッグ部など、パイプガード類を装着する前提でフレームにあらかじめステーを設けている。

【本国では4色展開】ツヤ消しグレー/グリーン/ツヤ消しオレンジ/グレーの4色は、いずれもアドベンチャーテイストに溢れるカラーだ。

ビノーラ/M:思いっきりカエル顔![台湾モデル]

【’21 YAMAHA VINOORA】■空冷4スト単気筒SOHC 125cc ■94kg(装備) シート高745mm 4L ■タイヤF=90/90-10 R=0/90-10 ●国内入荷予定なし ※諸元は台湾仕様

“New”と”Retro”の要素を合わせた”Newtro”をコンセプトに、台湾ヤマハが発表した意欲作「ビノーラ/M」。顔まわりのデザインは30年近く昔の’91年東京モーターショーでヤマハが電動コンセプトモデルで発表した「フロッグ」とそっくり。124㏄エンジンはヤマハならではのブルーコアで、フロントポケットやコンビニフック、USB電源も備えた便利仕様。この顔、日本でも大いにウケると思うのだが…。

ゆるキャラを思わせる表情豊かな丸型のヘッドライトとテールランプはLED。

ファニーフェイスに合わせたカラーバリエーション。

【’21 YAMAHA VINOORA M】Mはツヤ消し黒。ヘッドライトガード/フロントバンパー/テールモール/大き目なタンデムパイプを装備。 ●国内入荷予定なし ※諸元は台湾仕様


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