グロム:新設計エンジン+待望の5速ミッション。カスタムも自由自在[モデルチェンジ]
近未来ストリートファイターとも言えるアグレッシブな原付二種スポーツ「グロム」が’21モデルでモデルチェンジ。新作された横置きの空冷単気筒エンジンはストロークを何と5.2mmも伸ばし、高圧縮化することで全域で大幅にトルクアップ。高回転域でのパワーの伸びも確保した。トランスミッションは従来の4速から、ファン待望の5速を標準装備。一体型だったマフラーは2分割となり、スリップオンサイレンサーにも対応。先行発表されたタイ仕様では、外装パーツ(タンクカバーとサイドカバー)が片側6本のボルトで簡単に着せ替え可能なことも明らかになっており、カスタムパーツの今後の展開も楽しみだ。
CT125ハンターカブ:大人気のトレール名車が現代スペックで蘇った
スーパーカブをベースに、アップマフラーやブロックタイヤを装備してトレール性能を高めたCT110=通称「ハンターカブ」が国内発売されたのが’80年。国内外で人気を博したが、’12年にオーストラリア向けモデルで生産を終了。逆輸入車や中古車市場でも高い人気を誇る名車で、そのリバイバルモデルがこの「CT125」だ。スーパーカブC125をベースに、アップマフラー/メッキのアンダーガード/大型キャリヤなどをも再現し、走破性を高めるトップブリッジまで繋がるフロントフォークも踏襲。前後17インチのブロックタイヤにとどまらず、サスペンションのストロークも伸ばして最低地上高も165mm確保した本格トレール。スタイルこそCT110を踏襲するが、灯火類はフルLEDでメーターも液晶。主たるフィールドは自然の中だが、何物にも似ないモダンなデザインは都会にも映える。ヤングマシン独自情報では近々アーミー調のグリーンが登場する模様だが、現行の2色に追加されるのか、どちらかが廃盤になるのかは未定。
モンキー125/ABS:大きくなってもカワイイ猿
“遊び心”で右に出るモノがない「モンキー」。50年に渡って生産された50ccモデルは惜しまれながら’17年に生産終了したが、グロムをベースに125ccで’18年に復活! Z50Z系の台形燃料タンク/タックロールシート/倒立フォーク/2本サスペンションなど、”モンキーらしさ”を満載。
CB125R:DOHC4バルブの新エンジンとSFF-BPで走り一新[モデルチェンジ]
ネオスポーツカフェCB-Rの末弟である「CB125R」の’21年モデルが欧州で先行発表され、3月19日に国内も正式発表。従来モデルデザインを踏襲するのでマイナーチェンジと思いきや、水冷単気筒エンジンがSOHC2バルブからDOHC4バルブに完全刷新! ボア×ストロークを58.0×47.2mmから57.3×48.4mmにロングストローク化し、圧縮比も11.0:1→11.3:1に高めて15psを発揮する。WMTCモードで46.8km/Lの好燃費と排ガスのクリーン化を実現し、欧州仕様ではユーロ5への完全適合もアナウンスされている。また倒立フォークは125クラス初のφ41mmSFF-BPを装備。IMU付きABSの4ポッドラジアルマウントキャリパー&φ296mmウェーブディスクのブレーキと合わせ、足まわりも強化された。
スーパーカブC125:初代C100へのリスペクトから生まれたプレミアムモデル
’58年に発売された初代スーパーカブC100の誕生60周年を記念して、’18年に登場した「スーパーカブC125」。初代のスタイルやカラーをオマージュするが装備は最新。エンジンはモンキー125と同系の横置き空冷単気筒で、WMTCモード66.1km/Lの好燃費を誇る。切削仕上げが美しいC125専用キャストホイールにはチューブレスタイヤを履き、フロントブレーキは油圧式ディスク。”かもめハンドル”に埋め込まれた前ウインカーやレンズが飛び出したリヤウインカーなど灯火類はフルLEDで、スマートキーによるアンサーバックで自車位置を知らせる機能も装備する。コンパクトなリヤキャリヤもボディ同色にペイントするなど、とことん質感を高めたスペシャルなカブだ。
クロスカブ110シリーズ:野山を駆けるバイク版SUV。タフカブに新色登場か!?
スーパーカブ110をベースに、SUV的なモディファイを加えたタフな「クロスカブ110」。独立ケースに収めた丸型LEDライトはキャリヤにもなる武骨なパイプガードに守られ、フレームカバーはレッグシールドを省略した専用品。マフラーにはスリット入りのヒートガードを取り付け、リヤキャリヤはブラックアウトしてワイルドなイメージを演出。スタイルだけでなく、最低地上高もスーパーカブ110より22mm高い157mmで、前後17インチタイヤはワイドなセミブロックタイプを装備し、ステップも可倒式に変更。そんな遊び心満点なクロスカブだけに、ゆるキャラのくまモンとコラボしたバージョンもラインナップ。’21年モデルでは新色としてブルーが登場する?
スーパーカブ110/プロ:1億台超えの世界を支えるビジネス車
’58年の登場以来、世界生産累計1億台を超えた脅威のベストセラーモデル「スーパーカブ」。’18年に丸みを帯びたデザインに回帰し、LEDの丸目ライトを装備。停車時のみロータリー式になる自動遠心クラッチの4速ミッションなど利便性も抜群。ポップなブルーメタリック/パールイエロー/白/ベージュ/緑/青とカラーも多数用意。前後14インチタイヤとフロントバスケット&大型リヤキャリヤを装備する「プロ」もラインナップ。
- 2021新車バイクラインナップ【日本車】
- 大型スーパースポーツ>最新潮流|1000cc|600cc
- 大型スポーツ&ツーリング>最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ|カワサキ
- 大型ネイキッド>最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ|カワサキ
- 大型ヘリテイジ>最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ|カワサキ
- 大型アドベンチャー>最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ|カワサキ
- 大型クルーザー:最新潮流|ホンダ|ヤマハ|カワサキ
- 大型スクーター:最新潮流|ホンダ|ヤマハ
- ミドル251〜400cc:最新潮流|ホンダ|ヤマハ|カワサキ|スクーター
- 軽二輪126〜250cc>最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ|カワサキ|スクーター
- 原付二種51〜125cc:最新潮流|ホンダ|スズキ|カワサキ|スクーター:ホンダ|スクーター:ヤマハ|スクーター:スズキ
- 原付一種50cc:最新潮流|ホンダ|ヤマハ|スズキ
- 電動バイク
- 2021新車バイクラインナップ【外国車】
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
お手頃で超楽しい原付二種が、憂鬱な時代を吹き飛ばす! アンダー125ccは、二輪小型限定免許で乗れるうえに、任意保険もクルマのファミリーバイク特約で賄え、税金も安い。そのため以前からセカンドバイクとし[…]
車検レス軽二輪126〜250cc:主流は"安くてお手軽"から"身近な本格派"へ 普通二輪免許(いわゆる中免)で乗れ、車検もないことから、昔から人気の高かった250クラス。なかでもフルカウル系は'20年[…]
新型GB350、空洞化に歯止めをかけろ! 現在の国内2輪市場において長年苦戦を強いられているのが(50ccを除く)、この400ccミドルクラスだ。 第一の理由はやはり車検。金銭的な負担となる要車検マシ[…]
'21年はDCTスクーターの時代に!? 近年はキムコ/BMWといった海外勢や電動系スクーターの動きはあるものの、TMAXを擁するヤマハ以外、国産メーカーは大型スクーターに消極的な傾向が続いている。 と[…]
キングレブル登場で国産クルーザーが活性化へ?! '90年代後半から'00年にかけてのビッグバイクブームをピークに国内のアメリカン市場が下火になったのは、排出ガス規制が厳しくなった'08年あたり。もとも[…]
最新の記事
- ヤマハ新型「TRACER9 GT+」来夏以降に国内発売決定! 世界初のヘッドライト採用、オートマのY-AMT標準搭載
- ヤマハが「YZF-R7」国内2025年モデルを12/5発売! 北米で先行登場のニューカラー×2色
- トライアンフのネオクラシックにICON EDITION 7モデルが登場【ゴールド筆記体ロゴのカスタム感!】
- [バイクビギナーQ&A] バイク任意保険の内容がよくわからない。最低限付けておきたい補償は?
- ホンダが新型「NC750X」発表!! コネクテッドTFTメーターにダブルディスク獲得、外装の一部にバイオ由来素材
- 1
- 2