2021新車バイクラインナップ>日本車>大型スーパースポーツ
カワサキZX-6R/KRTエディション:+37ccの余裕でコースもツーリングも楽々[新色]
600スーパースポーツながら、レースレギュレーションに縛られずライバルより+37cc多い636ccに排気量を設定。そのため最大出力はクラストップの126psで、ラムエアの効果も相まってストリートからサーキットまでパワフルな走りを楽しませてくれる。発売済みの’21モデルは’19年に登場したものがベースとなっており、レーシーなKRTエディションと白×灰のSTDからなる新色2タイプが用意。3段階+OFFのトラクションコントロールや2段階パワーモード、アップ方向のクイックシフターといった電子制御機能も含め、車体色以外の装備や性能は両タイプとも同じだ。また、どちらにもETC2.0車載器が標準装備となっているのもツーリングなどで嬉しい。
ホンダCBR600RR:電脳化で蘇ったミドルサーキットウェポン[マイナーチェンジ]
’16年を最後に国内仕様のラインナップから消えていた「CBR600RR」が、新たなる武器の数々を引っ提げて復活。ストレスフリーな”トータルコントロール”を謳い、プロダクションレースのベース車としての高いポテンシャルを日常でも思い通りに操れるジャストサイズのスーパースポーツを目指している。エンジンは高回転化を図り、歴代最高の121psを発揮。スロットルバイワイヤー化により電子制御は刷新され、トラクションコントロールやパワーセレクト、エンブレコントロールにウイリー制御とひと通り揃った。さらにウイングレットが新設されたフロントカウルなど、デザインまわりも一新。フレームは従来型を踏襲するも、スイングアームは剛性バランスが見直され、150gの軽量化を達成した。
ヤマハYZF-R6レースベース車:公道仕様は’20で終了。’21はサーキット専用のみ
電子制御スロットルやトラクションコントロール、クイックシフターなどの最新装備をクラス内ではライバルに先駆けて採り入れ、猛禽類を思わせる面構えやR1譲りのフロントまわりなどで走りに磨きをかけてきた「YZF-R6」だが、欧州および北米では’20モデルをもって販売終了となり、日本でもヤマハ輸入車を長く取り扱ってきたプレストコーポレーションが’20年6月をもって解散。新車が買えるのは店頭在庫のみとなってしまった。ただ、海外の’21モデルにはサーキット専用の「R6 RACE」を設定。国内では「YZF-R6レースベース車」として’20年11月30日までの期間限定予約で発売が行われた。サーキットユーザーにはひと安心といったところか。
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