2021新車バイクラインナップ>日本車>大型ネイキッド
MT-10/SP:MTの長兄はR1ネイキッド
「MT-10」は、約40%を専用部品としたYZF-R1譲りのエンジン&車体で強烈でインパクトある走りを提供。”The King of MT”がコンセプトとなるMTシリーズの長兄だ。オーリンズ製のセミアクティブサスを備えた「MT-10 SP」もラインナップされている。トラコンやパワーモード、アップ方向のクイックシフターに加え、YZF-R1にないオートクルーズも装備している。欧州では’21年末までにユーロ5対応が行われるとされている。
MT-09/SP:俊敏3気筒ネイキッドが+45ccのフルモデルチェンジ[モデルチェンジ]
国内はまだだが、欧州ではユーロ5適合に伴いフルチェンジした’21モデルの「MT-09」が発表。エンジンは排気量を890ccへと45cc拡大して全域パワーアップしたうえに、6軸IMUの新採用でトラクションコントロール/スライド/ウイリー/ブレーキをトータルでコントロールするようになるなど、電子制御が大幅に進化した。フレームやホイールも剛性アップと軽量化を両立した完全新設計で、外装デザインも逆ハの字のポジションランプを左右に備えた1眼LEDプロジェクターランプの近未来系に。先代で採用されたスイングアームマウントのナンバープレートホルダーはテールカウルマウントに戻された。また、従来同様に上級版の「MT-09 SP」も設定。フロントにKYB製、リヤにオーリンズ製のスペシャルサスペンションを装備し、電子制御ではクルーズコントロール機能も追加。YZF-R1Mイメージの車体色をはじめ、細部まで専用塗装が施されている。
MT-07:兄貴分と同じモノアイ顔でマイナーチェンジを実施[マイナーチェンジ]
国内に先駆け海外では’21モデルが発表された「MT-07」。兄貴分のMT-09と同時に、逆ハの字型ポジションランプを左右に備えた1灯プロジェクタータイプLEDヘッドライトのフロントフェイスに変更。エンジンは従来型を踏襲しつつFIセッティングの変更や吸排気系の仕様変更でユーロ5に適合したほか、極低回転域のレスポンス特性に磨きをかけトルクの出力特性が滑らかなものになっている。車体も基本的には従来と変わらないものの、新たに採用されたアルミ製テーパーハンドルは左右幅32mm拡大&高さ12mmアップでライディングポジションがよりアップライトなものに変更。燃料タンクまわりもニーグリップ部の形状を含めた新デザインとなり、スポーツ走行時のホールド感向上が実施された。素の状態でのバイクを楽しむというコンセプトは変わらず、トラクションコントロールなどの電脳追加は今回もなしだ。
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