ここでしか知ることのできない、”世界のHARADA”の現在

連載:世界GP王者・原田哲也のバイクトーク【独占Webコラム】

  • 2019/1/15

1993年、デビューイヤーにいきなり世界GP250チャンピオンを獲得した原田哲也氏。虎視眈々とチャンスを狙い、ここぞという時に勝負を仕掛ける鋭い走りから「クールデビル」と呼ばれ、たびたび上位争いを繰り広げた。’02年に現役を引退し、今はツーリングやオフロードラン、ホビーレースなど幅広くバイクを楽しんでいる。そんな原田氏が[WEBヤングマシン]に登場! ’99年以来となる連載は、バイクやレースに関するあれこれを大いに語るWEBコラムだ。「世界のHARADA」の現在は、唯一ここでしか読めない!

MICHELIN

Vol.49「“自制できるメンタル”を知ってほしい!」

モナコでもじわじわと新型コロナウイルス感染者が増えていて、現時点では午後7時以降は外出禁止です。レストランの食事も距離の確保など厳しい制限が課せられていますが、こればかりは仕方ないですよね……。僕も昨年末にモナコに帰ってきてからほとんど出かけていませんし、ドゥカティ・スクランブラーにも乗れていません。

Vol.48「2020年のバイクBEST3/個人的ビッグニュース」

新年明けましておめでとうございます! コロナ禍が多方面に大きく影響した2020年でしたが、今年は少しでも早くコロナ禍が終息して、元通りの生活が戻ってほしいものですね。2020年は、コロナ禍の影響で僕もずいぶんと日本での仕事がキャンセルになってしまいました。でも、こればかりは仕方ない。腐っていても始まらないので、とりあえずプライベートで例年以上にたくさんバイクに乗りました(笑)。釣りを始めたし、ゴルフもしたけど、何だかんだ言ってバイクに一番時間を費やしたんじゃないかな。セローを所有するようになってからというもの、バイクに乗る時間がすごく増えた気がします。

Vol.47「仕事がキャンセルになってもバイクには乗る!」

間もなくモナコに帰ります。この秋はコロナ禍の影響で仕事がキャンセルになったこともあって、日本でたくさんツーリングできました。関西方面へのツーリングは、MSセーリングの竹内さん、Kファクトリーの桑原さん、マジカルレーシングの蛭田さん、RIDE HIの小川くんたちと京都へ。ずっと見たかった伊根町の舟屋に行くことができました。遠征ツーリングを楽しめるのは、出先に気の合う仲間たちがいて、いろいろ準備してくれるからこそ。ありがたいし、幸せなことだなと思います。

Vol.46「ブラインドコーナーの走り方は逆算で決める」

第15戦ポルトガルGPをもって、MotoGPの2020シーズンは最終戦を迎えました。MotoGP好きないちファンとして、レースを開催してくれたことに心から感謝したいと思います。コロナ禍でシーズンを成立させることは、並大抵のことではなかったはず。でも今年、もしMotoGPがなかったらと思うと、やはり生活にもハリがなかったと思います。シーズン成立に尽力してくださった関係者の皆さんには、心から「ありがとうございます!」と言いたいですね。

Vol.45「ジョアン・ミルの冷静さが王座を呼んだ」

ジョアン・ミルがタイトルを獲得しましたね! いろいろな混乱があって難しいシーズンでしたが、常に安定して好成績を残した成果です。見事な戦いぶりでした。以前にも書きましたが、MotoGPライダーはみんな速い! 当たり前のことですが、各国選手権を勝ち上がってきたような連中が集っていますので、はっきり言ってテクニック的には誰が勝ってもおかしくありません。今シーズンのMotoGP、ここまでの13戦で9人が勝っていることがその証です。

Vol.44「“守りに入っている”なんて、とんでもない!」

2020MotoGPは足早に進みます。第11戦、第12戦はアラゴンでの2連戦でした。どちらもスズキの調子が良かったですね。第11戦アラゴンGPはアレックス・リンスが優勝し、ジョアン・ミルが3位。第12戦テルエルGPはリンスが2位でミルが再び3位と、両レースでふたりのスズキライダーが表彰台に立ちました。

Vol.43「レースで“強い”ってどういうこと?」

第10戦フランスGPが終わりました。ドゥカティのダニロ・ペトルッチが優勝し、これで勝者は7人目です。複数回勝っているのはファビオ・クアルタラロの3回。あとは全部勝者が違うという大混戦になっています。マルク・マルケスがいないとこういうシーズンになるのか、と驚かされますね……。

Vol.42「モナコにいるとMotoGP開催が奇跡のようだと実感」

モナコに帰って2週間ほど経ちましたが、その間にもMotoGPはどんどんレースを消化していきます。9月27日に決勝が行われた第9戦カタルニアGPは、バレンティーノ・ロッシが今季2度目の表彰台に立ちそうで、もしかしたら優勝してしまうんじゃないかと期待させるレースでしたが、残念ながら転倒、リタイヤ……。改めてレースはチェッカーフラッグを受けるまで分からないな、と思わされました。

Vol.41「“ブレーキングポイント”の本当の意味」

間もなくモナコに帰るところです。この夏は久々に日本でゆっくり過ごすことになりました。新型コロナ禍が少し落ち着いてきたのを見計らって日本に来たのは6月下旬。仕事をこなすためでしたが、7月、8月と新型コロナウイルスの感染が再び勢いづき、予定していた仕事もほとんどがキャンセルになってしまったんです。

Vol.40「あのクラッシュは、コースレイアウトにこそ問題があった」

MotoGP第5戦オーストリアGP、そして第6戦スティリアGPは、2週続けて同じオーストリア・レッドブルリンクで行われました。どちらも波乱含みのレースでしたね。第5戦の恐ろしいクラッシュは、コースレイアウトの問題が大きく影響したように思えました。僕もA1リンクと呼ばれていた’96年と’97年にここでのレースを経験していますが、「怖いコースだな」という印象を持っていました。特に強烈な印象を残したのは、’02年F1での佐藤琢磨くんが3コーナーで巻き込まれた大クラッシュ。最悪の事態も覚悟する恐ろしい事故でしたが、今回のMotoGPも同じ状況で、本当に肝を冷やしました。

Vol.39「混戦のMotoGP、8耐中止、そして全日本では……」

モトGP第4戦チェコGPではKTM&ブラッド・ビンダーが優勝しましたね。この結果にはさすがにビックリしました。でも今シーズンが始まってからKTMはずっと調子がよかったのも確か。ダニ・ペドロサがテストライダーとして加入してから、KTMはどんどんマシンの完成度を高めています。ビンダーが素晴らしい走りをしたのは間違いありませんが、改めてテストライダーの重要さをじる出来事でした。

Vol.38「バイク+αの楽しみ、そしてMotoGP事前予想の結果は?」

MotoGPがようやく開幕した……と思ったら、2週連続ヘレスサーキットでの開催となりました。それにしても、ここまで長かったですね! 毎年春になれば自動的に開幕すると思っていたMotoGPをなかなか観ることができず、妙な感じでした。MotoGPマシンが走る姿をようやく目にした時は、さすがに感慨深いものがありました。

Vol.37「タイムは1秒“も”違ったらまったくの別世界」

2週間の自宅待機がようやく解けました。家の掃除が終わったらやることがないので、ずっとAmazonプライムでスラムダンクを観てましたが、これで外出OKです。さっそくミーティングなどの用事があり外出しましたが、まだちょっと怖いですね……。マスクをしている人、していない人が混在していて、「これは揉めごとになっても仕方ないよなぁ……」なんて思いました。そしていよいよ19日にMotoGPが開幕しますね! 久々にレースが観られるのは本当に楽しみです。僕は日本でのテレビ観戦になりますが、がっつりとチェックしようと思います。

Vol.36「ようやく日本へ~PCR検査は痛いのなんの……!」

どうしても外せない仕事をこなすために、モナコから日本にやってきました。この時期、ヨーロッパから日本にやってくることにはリスクがありますので、最大限の注意を払いながらの移動となりました。モナコを出発したのは6月27日。まずはフランス・ニースからドイツ・フランクフルトへのフライトです。意外にもヨーロッパの国内線は満席で、みんなマスク着用! 当たり前ですよね。ただ、列に並ぶ時に僕はソーシャルディスタンシングを意識して間を空けるのですが、そこにガンガン割り込まれるのには閉口しました。さすが、割り込み文化……(笑)。

Vol.35「引退してから何年かは、ハイサイドの夢で飛び起きた」

僕の現役時代、アプリリアとは2年契約を結んでいました。1年目は、当時の副社長が契約書を持って成田まで来てくれたんですよ! そのまま帰ったか、1泊したか忘れちゃいましたが、トンボ帰りだったのは確か。「わざわざ契約のために日本まで飛んでくるって、スゴイな~」と思ってました。アプリリアの契約書はいつも分厚くて(笑)、契約ライダーとしてやるべきこと、やってはいけないことなど、すごく細かく規定されていました。もちろんこちらからもリクエストすることは可能で、お互いに譲歩しながら契約する、という感じです。

Vol.34「自分、古いタイプの人間ですから……」

まだまだ油断できない新型コロナウイルスですが、モナコでは少しずつ制限が解除されつつあります。バイクに乗りたくてウズウズしてるし、近々乗ると思いますが、正直言ってまだちょっと気が引けます……。感染には影響なくても、バイクに乗っていて何かあったら医療の現場に負担をかけてしまいますからね。隣国のフランスとイタリアも徐々に感染者数は減ってきており、モナコもここ数日は感染者が出ていません。状況はだいぶ落ち着いているとはいえ、僕としてはまだまだ自粛生活を送ろうかな、と思っています。

Vol.33「僕を世界GPに呼んだ親友、若井伸之くん」

5月1日は若井伸之くんの命日でした。彼がスペイン・ヘレスサーキットで亡くなったのは僕がGPデビューした’93年だから、もう27年も経つんですね……。「若井くん」と呼んでいますが、年齢は僕の3つ上でした。若い頃の3歳違いは結構な差です。先輩とか兄貴分という感じでもおかしくありませんが、僕にとっては同級生のような存在でした。頭の中はレースだけだったノービス時代に一緒に走っていたので、上も下もなかったんです。

Vol.32「あの頃の500ccライダーは本当に『スター』って感じだった」

4月17日の金曜日、愛犬のテンテンが15歳6ヶ月で亡くなりました。テンテンを飼い始めたのは、現役を引退して少し経ってからのこと。その後に娘たちが生まれたので、テンテンは原田家の長男なんです。いつも出かけて帰るたびにスーツケースにテンテンのおやつを忍ばせていたので、僕のことは「おやつを運んでくる手下」ぐらいに思っていたんでしょう(笑)。日本から僕が帰るといつも僕の枕の上でふんぞり返って、「何だよ!?」みたいな態度でした。かわいかったな……。

Vol.31「家のすぐ前で警官に呼び止められ……」

いまだに猛威を振るい続けている新型コロナウイルス。僕もモナコでほとんど外出しない生活を続けています。先日は、家のすぐ前にあるゴミ置き場にビンを捨てに行こうとしたら、警官に止められてしまいました。「レジデンスカードは持ってるか?」「家に忘れちゃったよ」「家はどこだ?」「すぐ目の前だよ」みたいな会話をして、一瞬どうなるかと思いましたが、捨てるビンを見せたら納得してもらえました。

Vol.30「勝利という目標のために、抑えるところは抑える」

前回のコラムから2週間。新型コロナウイルスはさらに蔓延しています……。僕もこの春は仕事で日本に行く用事がいくつかあったのですが、すべてキャンセルになってしまいました。フライトも思うように変えられず、困っています。モナコの街は、人っ子ひとり歩いていない……というわけではありませんが、さすがに人通りも車通りも激減しています。

Vol.29「ライダーは勝てば勝つほど、勝てるようになる」

新型コロナウイルスが世界全体の大きな問題になっていますね。僕も先日カルフールに買い物に行ったら、多くの商品が売り切れ……。買い物客もめちゃくちゃ多くて、レジ待ちが30分という有様でした。金曜の夜、雨戸を閉めようとベランダに出たら、モナコの街には人っ子ひとりおらず、クルマさえも走っていませんでした。「用がないなら出かけるな」と言われているからですが、やっぱり尋常じゃないんだなと実感します。

Vol.28「ノーと書いてなければそれはイエス、という文化」

新型コロナウイルスが世界的な大問題になっていますね。日本でも感染された方、発症された方、亡くなられた方がいらっしゃいます。まずは心からお見舞い申し上げます。僕自身は元気にいつも通り過ごしていますが、イタリアでは街が封鎖されたり、スーパーから商品が消えたりとおおごとになっています。モナコはまだそれほどの騒ぎにはなっていませんが、モナコの住民は今、世界中にバカンスに出かけていて、これから戻ってくるので決して他人事ではありません。

Vol.27「ホルヘ・ロレンソはまだ『その世界』に戻れるはず」

マレーシア公式テストを皮切りに、MotoGPの2020シーズンがいよいよ始まりました。ファビオ・クアルタラロが速かったですね! 若いライダーが勢いに乗ると本当に手が付けられません。アプリリアのニューマシンも速かったし、ダニ・ペドロサ効果もあってKTMも良くなってきているし、その一方でドゥカティ勢がいまひとつ元気がなかったり、ホンダもまだまだ様子見だし、いろいろと興味深いことばかりです。

Vol.26「鈴鹿8耐で再びレース界へ! &テストライダー・ロレンソ」

1月19日、サーキット秋ヶ瀬で行われた「秋ヶ瀬新春祭り」。二輪レーシングライダーや四輪レーシングドライバーが集まり、お客さんも含めてのレースや各種企画で楽しもうというチャリティイベントです。ことの発端は去年の終わり、日本テレビの用事で本山哲くんと青木ハルちゃん(編註:青木治親さん)、そして僕が集まった時、一緒に食事しながら「そういえば本山くんの実家、大変だったんだって?」という話をしたことです。

固定ページ:

1

2

【車両ブランド】ホンダ(全記事)ホンダ(車両別)ヤマハ(全記事)|ヤマハ(車両別)スズキ(全記事)|スズキ(車両別)カワサキ(全記事)|カワサキ(車両別)BMWドゥカティトライアンフKTMハーレーダビッドソンその他外国車 【バイクカテゴリー】スーパースポーツスポーツ&ツーリングネイキッドヘリテイジ&ネオクラシックアドベンチャー&オフロードクルーザースクータービジネス&レジャー電動バイク名車/旧車/絶版車 【免許&排気量】大型二輪[1001cc〜]大型二輪[751〜1000cc]大型二輪[401〜750cc]普通二輪/ミドル[251〜400cc]普通二輪/軽二輪[126〜250cc]原付二種[51〜125cc]原付一種[〜50cc] 【キーワード】特集連載試乗インプレモトGPヘルメットウェアバッグマフラータイヤ青木宣篤岡崎静夏下川原リサ原田哲也丸山浩 【参加メディア】ヤングマシンモトツーリングプロスペックモトメカニックウィズハーレーゴーライドモーサイライドハイ