●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年8月23日
ホンダCBR650Rモデル概要
人気のミドルスポーツ帯において、100万円強のプライスで手に入るフルカウル4気筒として幅広い層から支持を得ているモデル。フロントにはSHOWA製SFF-BP倒立フォークにラジアルマウントブレーキキャリパーを装備するなど質感や仕上がりもなかなかだ。電子制御装備としてはABSの他に、ON/OFF2段階のトラクションコントロールや緊急制動時にハザードランプを高速点滅させるESS機能、盗難防止イモビライザーのH・I・S・Sを採用。’23では新色のホワイトが追加された。
ホンダCBR650R試乗インプレッション
※2023年5月23日公開記事より
最大のセールスポイントは、なんと言っても国産ミドルクラスでは今や貴重になった直列4気筒エンジンだろう。CBR600RRのようにヒュンヒュンと高回転まで一気に吹け上がる軽い感じではなく、ブン回して乗らずとも下からモリモリと盛り上がる力強いフィーリング。存分にビッグバイクらしい雰囲気を楽しませてくれるというものだ。
この低中回転域に寄せた特性は、箱根の坂をなんなら4000rpm程度でも気持ちよく駆け上がってしまうなど、峠でも実に扱いやすい。マフラーもスロットルを開けるとガオーッと吠えて大排気量直列4気筒らしさを感じさせる演出だ。もちろん直列4気筒なので高回転もしっかり回り、レッドゾーンは1万4000rpmから。この高回転域もレーシング系直列4気筒のようなギュンと一気に上がり詰めたところから急激にストールしていくタイプではなく、上がりきっても緩やかにパワー感が下がっていくので分かりやすい。
ホンダCBR650Rの主要諸元
CBR650R | |||
---|---|---|---|
車名・型式 | ホンダ・8BL-RH03 | ||
全長(mm) | 2,120 | ||
全幅(mm) | 750 | ||
全高(mm) | 1,150 | ||
軸距(mm) | 1,450 | ||
最低地上高(mm)★ | 130 | ||
シート高(mm)★ | 810 | ||
車両重量(kg) | 208 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃料消費率*1 (km/L) | 国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) | 31.5(60)〈2名乗車時〉 | |
WMTCモード値★ (クラス)*3 | 21.5(クラス 3-2)〈1名乗車時〉 | ||
最小回転半径(m) | 3.0 | ||
エンジン型式 | RH03E | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | ||
総排気量(cm³) | 648 | ||
内径×行程(mm) | 67.0×46.0 | ||
圧縮比★ | 11.6 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 70[95]/12,000 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 63[6.4]/9,500 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量(L) | 15 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
変速比 | 1速 | 3.071 | |
2速 | 2.352 | ||
3速 | 1.888 | ||
4速 | 1.560 | ||
5速 | 1.370 | ||
6速 | 1.214 | ||
減速比(1次★/2次) | 1.690/2.800 | ||
キャスター角(度)★ | 25゜30′ | ||
トレール量(mm)★ | 101 | ||
タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | |
後 | 180/55ZR17M/C (73W) | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) | |
後 | スイングアーム式 | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド |
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