ニンジャZX-25R登場からはや1年余り。4気筒エンジンの追撃車は出現しないが、2気筒や油冷シングルは血気盛ん。本格オフも台頭する中、爆売れを続けるレブルの存在感が際立つ。ジャンルに捉われない“本気度”こそが、250クラスの勝負の分け目かも…。本記事ではネイキッド&クルーザーモデルを紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司/田宮徹/宮田健一)
カワサキZ250:250ネイキッド最強パワー!
ひと目でカワサキとわかるZシリーズ共通のSugomiデザイン。250ネイキッドで最強の37psを発揮し、車重はシャシーやエンジンを共用するニンジャ250より2kg軽量で存分に振り回せる。レバー操作力が軽く、急なシフトダウン時に過度なバックトルクを逃がすアシスト&スリッパークラッチを装備。’22年モデルはライムグリーンの差し色が入ったブラックとマットグレーのツートーンとなった。
ヤマハMT-25:鋭い走りを予感させる個性的なフロントマスク
LEDモノアイの精悍なフロントマスクのファイター系ネイキッド。YZF-R25と車体やエンジンを共用し、KYB製φ37mm倒立フォークはスチール製のアンダーブラケットとアルミ製のトップブリッジで自然なフィーリングを演出。上体の起きたライディングポジションはマシンを存分に振り回せる。樹脂製タンクカバーやエアインテークがボリューミーでクラスを超えた車格をイメージさせる。
スズキ ジクサー250:小粒でも迫力ある油冷ネイキッド
シャーシのベースがジクサー150だけに、250スポーツの中でも際立ってコンパクト。しかもSF250より65mmも幅広でアップライトなバーハンドルなので、より軽快に操れる。グラマラスなオイルクーラーのシュラウドやエッジが効いたアンダーカバー、デュアルエンドのサイレンサーが、迫力あるネイキッドスタイルを演出。ライダー/パッセンジャーともにシートは十分な厚みがあり、長時間のライディングも快適だ。
ホンダCB250R:プロポーションを凝縮したロードスター
“ネオスポーツカフェ”をコンセプトに掲げるスタイリッシュなネイキッドは、いまだレースで活躍するCBR250Rの単気筒DOHCをベースとする快活なエンジンを搭載。φ41mmの倒立フォークにラジアルマウント式のフロントブレーキキャリパー&ウェーブディスクを装備し、制動時の後輪の浮き上がりを効果的に抑制するIMU(慣性計測装置)と連動するABSも備える。
スズキ ジクサー150:高速OKのスモールネイキッド
欧州テイストのスタイルと手に入れやすい価格がアジアで大人気。ロングストロークの空冷単気筒は中低速トルクと燃費に優れ、街中から高速まで快適に走れる。ヘッド/テールランプはLEDでABSも標準装備。カラーは大きな車名ロゴが入る青/黒/赤の3色で、ライトリムもボディ同色。
ホンダ レブル250/Sエディション:国内軽二輪でダントツの人気!
“豪華さを追求しないこと”をコンセプトとしたクールなクルーザー。ボバー系のスタイルが人気を博し、日本の軽二輪市場でトップクラスの登録台数を誇る。レブル500と共通のフレームにCB250Rと同系の水冷DOHC単気筒を搭載し、小気味よいパルスを感じながら走れる。ヘッドライトは丸型ケースに4眼インナーレンズ式LEDを挿入。ビキニカウルやフォークブーツなどを装備したSエディションも用意。
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アーカイブ〈’21後期〉126〜250cc軽二輪(ネイキッド&クルーザー)
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