
モト・グッツィの代名詞とも言える、空冷縦置き90度Vツインエンジン。その鼓動感と色気で多くのライダーを魅了し続ける「V7シリーズ」に、待望の2026年モデルが登場した。2025年モデルの大幅アップデートで手に入れた極上の電子制御と走りはそのままに、大人の所有欲をゴリゴリと刺激する魅力的な新色が追加。ベーシックな「ストーン」と、走りを極めた「スポルト」。それぞれのキャラクターを際立たせる最新モデルだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:モト・グッツィ
大幅進化した2025年モデルの「旨味」を継承し、更なる高みへ
新型を語る前に、ベースとなっている2025年モデルの進化についておさらいしておこう。排気量853ccのエンジンはユーロ5+に対応しつつ、ライド・バイ・ワイヤの採用で出力とトルクを向上。さらに、トラクションコントロールやクルーズコントロールといった長距離ツーリングでの疲労を激減させる電子制御も手に入れた。
さらに伝説のモデル名を復活させた「V7 SPORT(スポルト)」では、倒立フロントフォークやブレンボ製ダブルディスクブレーキ、6軸IMU(慣性プラットフォーム)まで標準装備。この最新テクノロジーとクラシックな造形美の完璧な融合こそが、現在のV7シリーズ最大の魅力だ。2026年モデルは、この完成されたパッケージに新たな息吹を吹き込んでいる。
V7ストーンに加わった「サッビアカモ」が冒険心をくすぐる
装飾を極力省いたミニマルな外観が持ち味の「V7 STONE」。2026年モデルで新たに追加されたカラーは「サッビアカモ」だ。イタリア語で「砂」を意味するこの色は、光の反射を抑えたマット仕上げの塗装が施されている。
エンジン周りやマフラーなど、各部がブラックアウトされたストーンの精悍なスタイルに、このサッビアカモが加わることでミリタリーテイストと都会的なエレガンスが同居。普段着のままふらりと街を流すだけでも、ショーウィンドウに映る自らの姿に見惚れてしまうに違いない。価格は152万9000円だ。
伝統と情熱の「モンツァレッド」で、V7スポルトの走りが際立つ
一方、ハイパフォーマンスモデルの「V7 SPORT」には、イタリアを代表する超高速サーキットの名を冠した「モンツァレッド」が新設定された。ダイナミックな走りを予感させる鮮烈な赤は、アルミ製ヘッドライトブラケットやバーエンドミラーといったスポルト専用のカスタムパーツと見事に調和する。
スポーツ走行に特化した専用ライディングモード「SPORT」を選択すれば、スロットル操作にダイレクトに呼応する鋭いレスポンスが引き出せるはずだ。専用の軽量アルミホイールがもたらす軽快なハンドリングと相まって、乾いたアスファルトを縫うように走るスリリングな悦びを期待させてくれる。価格は168万3000円だ。
縦置きVツインの鼓動とともに、週末の景色が劇的に変わる
「クラシックバイクは見た目が良いけど、最新モデルと比べると走りが不安」。そんな悩みは、もはや過去のものだ。コーナリングABSなどの最新電子制御がライダーのミスをさりげなくカバーし、クラス最大級の21リットル大容量タンクが頻繁な給油の煩わしさから解放してくれる。
シート高は780mmと低く抑えられ、足つき性への配慮も抜かりなし。エンジンの鼓動を感じながらどこまでも走り続けたくなるのがV7ストーンとV7スポルト。受注はすでに開始しており、デリバリーは2026年7月より順次を予定している。
モト・グッツィ V7 STONE / V7 SPORT COLORS
モト・グッツィ V7 STONE / V7 SPORT SPECS
| エンジン形式 | 4ストローク 空冷90°V型2気筒 OHV 2バルブ |
| 総排気量 | 853cc |
| 最高出力 | 67.3HP(49.5kW) / 6900rpm |
| 最大トルク | 79Nm / 4400rpm |
| トランスミッション | 6速リターン |
| フロントサスペンション(STONE) | 40mm 油圧式テレスコピックフォーク |
| フロントサスペンション(SPORT) | 41mm 油圧式倒立フォーク プリロード調整機能 |
| フロントブレーキ(STONE) | 320mmシングルディスク ブレンボ製4ピストンキャリパー |
| フロントブレーキ(SPORT) | 320mmダブルディスク ブレンボ製4ピストンラジアルマウント |
| フロントタイヤ | 100/90-18 軽量アルミキャストホイール |
| リアタイヤ | 150/70-17 軽量アルミキャストホイール |
| シート高 | 780mm |
| 燃料タンク容量 | 21ℓ |
| 車両重量 | STONE:218kg / SPORT:220kg(※走行可能状態) |
| メーカー希望小売価格 | STONE:152万9000円 / SPORT:168万3000円(税込) |
| 受注開始日 | 2026年5月29日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型ネイキッド)
新型『CB1000F』のイメージってどんなもの? 長年、Honda『CB』を象徴してきた「CB1300」シリーズが30年以上の歴史に終止符を打ち、その後を継ぐかのように登場した新型『CB1000F』と[…]
昔風の硬派なルックス、中身は超絶フレンドリー CB1000 HORNETをベースに開発され、ʼ25年11月にデビュー(SEはʼ26年1月)したのが、かつてのCB750Fを思わせる外観が与えられたCB1[…]
昔ながらの直4っぽさに速く走る楽しみをプラスだ やっぱりCBはストリート=公道のヒーローだった。まず何が素晴らしかったかと言えば、低速域におけるトルク感とかあのドロドロっとした大排気量直4CBならでは[…]
現代におけるバイクのど真ん中を目指した これがホンダ・スポーツバイクの新基準! 1959年に誕生したCB92から続くホンダの最長ブランド“CB”はその時代、その時代における“Creative Benc[…]
181kgの軽量ボディと799ccツインが生む、軽快なステップワークへの期待 まずはスヴァルトピレン801について振り返っておこう。その魅力はミドルクラスならではの卓越したパッケージングにある。燃料を[…]
最新の関連記事(モトグッツィ)
創始者のカルロ・グッツィが愛情を注ぎこんだエンジン そもそも、モトグッツィの創業は1920年に試作モデル「G.P.」を作り上げたタイミングまで遡れます。初手から「メトロノームのように正確なエンジン」と[…]
電子制御スロットル採用でユーロ5+適合、走行モードやクルコン、トラコンなど電子制御も充実 ピアッジオグループジャパンは、EICMA 2024で初公開された新型V7シリーズの国内正式導入を発表。2025[…]
シャフトドライブでロングツーリングも安心なミドルアドベンチャーがアップデート 2023年のミラノショーで発表された新型V85TTは、翌年に上位グレードとなるV85TTトラベルが日本に上陸した。そして今[…]
ツーリング装備をプラスした長距離走仕様 2019年に初登場したモトグッツィ「V85TT」は、最新V7系853ccの縦置きV型2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーツアラー。ロングツーリング仕様の「V8[…]
公式コミュニティ10周年記念のグラフィックをまとった特別仕様車 Moto Guzzi The Clan(モトグッツィ・ザ・クラン)は、モトグッツィの公式コミュニティで、入会するとモトグッツィに関する情[…]
人気記事ランキング(全体)
モンキーを中心に4ミニが560台超も集まる 新緑の香りが心地よく残る東京サマーランドの特設会場。今年もこの場所に、日本全国から規格外の情熱を持ったミニバイクたちが集結した。熱いモンキー愛を持つオーナー[…]
ツーリング仕様の「後付け感」や「ゴチャゴチャ感」を美しく解決 スクーターに快適性を求めてあれこれパーツを追加すると、ハンドル周りがゴチャつきがち。スマホホルダーにUSB電源、そして今やツーリングの必須[…]
曲面にもフィットする軟質ベースを採用 ハイエースや軽バンなど、トランポとして活躍する車両のダッシュボードは平面が少なく、吸盤タイプのスマホホルダーが取り付けにくいケースがある。 星光産業の「EXEA […]
憧れのビッグバイクに普通自動二輪免許で乗れてしまう 憧れのビッグバイクに普通自動二輪免許で乗れてしまう、そんな夢のような試乗会があることを知っているかな? その名も「那須MSLステップアップ試乗会」だ[…]
公式サイトより プラグ折りたたみ式でコンパクト。持ち運びに適したサイズ感 バイクのツーリングにおいて、荷物の積載量は限られている。このエレコムの充電器は、GaN II(窒化ガリウム)を採用することで、[…]
最新の投稿記事(全体)
平和を守るためにクルマを作ったボルボ ボルボは1930年代からスウェーデン軍の要請でトラックを納入していたのですが、第二次大戦がはじまると本格的な4輪駆動車のリクエストが寄せられたとのこと。TPV ([…]
名車Z2の面影を宿す。空冷4気筒エンジンを搭載したゼファー750の普遍的な魅力 レーサーレプリカ全盛の時代に「バイクらしさ」への回帰を掲げて登場したのがゼファーシリーズだ。そのナナハンモデルとして19[…]
大幅進化した2025年モデルの「旨味」を継承し、更なる高みへ 新型を語る前に、ベースとなっている2025年モデルの進化についておさらいしておこう。排気量853ccのエンジンはユーロ5+に対応しつつ、ラ[…]
突然のお休み…F900xrで行っちゃうのは…?!笑 皆様こんにちは~指出瑞貴です♡ 近頃、朝晩の寒暖差が激しいのかくしゃみも止まらず、雨の前日は頭が重くどよーんとしがちだったのですが…先日睡眠時に[…]
ライフの末期を迎えても段減りや偏摩耗はナシ‼ どうしてこんなに耐久性と持続力が高くて、守備範囲が広いんだろう?2万1000㎞を走ったロードスマートⅣを体験した僕の中には、素朴な疑問が芽生えてきた。 そ[…]
- 1
- 2















































