ホンダ ベンリィe:I/プロ [’22後期 新型バイクカタログ]:原付一種の電動ビジネススクーター

ホンダ ベンリイe:I/プロ

●文:ヤングマシン編集部 ※情報更新日:2022年11月17日

ホンダ ベンリィe:I/プロ 車両概要

ベンリィe:シリーズは、電動スリーター・ジャイロe:と同様に、法人向けに販売/リースされている。原付一種区分のe:I(定格出力580W/積載30kg)と原付二種区分のe:II(定格出力980W/積載60kg)があり、それぞれにバスケット/大型キャリア/ナックルガード装備の「プロ」もラインナップされている。

’20 ホンダ ベンリィe:I

主要諸元

【’20 HONDA BENLY e:I】■交流同期電動機 定格出力0.58kW 3.8ps/3000rpm 1.3kg-m/2000rpm ■車重125kg シート高710mm ■タイヤサイズF=90/90-12 R=110/90-10 ●色:ロスホワイト ●価格:73万7000円 ●発売日:’20年4月

動力装置

モバイルパワーパック(充電池)を横に並べて2個搭載する。

専用充電器で充電。ゼロから満充電になるまで4時間程度。

足まわり

前後ともドラムブレーキだが、タッチは驚くほどソリッドで、利きもコントロール性も十分以上。見ないで乗ってディスクブレーキと言われたら信じるかもしれない。

モーターは原付一種のIと原付二種のIIでそれぞれEF07M(I)/EF10M(II)と型式が異なっているが、特性はほぼ同じだという。定格出力や最高出力の違いについては、制御によるものが大きいとのこと。

主要装備

LEDヘッドライトを採用。

シンプルでわかりやすいメーターには、充電残量が1%刻みで表示される。上の「READY」という緑のインジケーターは、スイッチONになっていてアクセルを回せば走る状態にあることを示す。音で判断できるエンジン車との違いを感じる部分だ。

右スイッチにセルフスターター、左スイッチにその他。そしてセルスイッチと左手の前側のスイッチを同時押しすることでゆっくりとバックできる。電動モーターならではの転がり抵抗を考慮したのと、荷物を満載していても跨ったまま後退できたほうがよいという考え方に基づく。

スマートフォンなどを充電可能な電源ソケットも備えている。

十分な積載能力のリヤキャリア。タンデムは想定していないというが、関係者によれば海外に展開することがあった際には考慮する必要があるかも……とのこと。

’20 ホンダ ベンリィe:Iプロ

【’20 HONDA BENLY e:I PRO】■交流同期電動機 定格出力0.58kW 3.8ps/3000rpm 1.3kg-m/2000rpm ■車重130kg シート高710mm ■タイヤサイズF=90/90-12 R=110/90-10 ●色:ロスホワイト ●価格:74万8000円 ●発売日:’20年4月


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