
大阪モーターサイクルショーで世界初公開され、熱狂的な反響を呼んでいるホンダの「CBR400R FOUR E-Clutch Concept」。CBR400RRやRVF以来、およそ30年ぶりとなるホンダの4気筒400ccフルカウルスポーツがついにベールを脱いだ。市販化前提のコンセプトモデルとして夏頃の正式発表が噂される中、製品化が待ち遠しいこのマシンの「3つの魅力」にフォーカスし、その凄みを紐解いていく。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ
【魅力1】30年ぶりの4気筒フルカウルに最新「Eクラッチ」を融合
「4気筒の高周波サウンドを響かせながら、風を切って走りたい」。そんなフルカウルファンの渇望を満たすCBR400R FOUR E-Clutch Conceptには、完全新設計の直列4気筒エンジンが搭載されている。
最大の進化は、クラッチ操作を自動制御する「ホンダ Eクラッチ」の搭載を前提に設計されている点だ。電子制御スロットルとの協調制御により、発進から停止、そしてシフトチェンジまでをクラッチレバーの操作なしでスムーズにこなせる。シフト操作の疲労やエンストの不安から解放されることで、ライダーはスロットルワークやコーナリングそのものに集中でき、スポーツライディングの充実感をさらに深く味わえることだろう。
エンジンはCB400SFコンセプトと共通。Eクラッチユニットをドライブスプロケット側に搭載している。電子制御スロットルと協調制御されるのは正式発表されたばかりのCB750ホーネットやXL750トランザルプの最新世代と同様だ。
【魅力2】「RR」ではなく「R」。日常の楽しさを極めた絶妙なポジション
レーシーな外観からは意外に思えるかもしれないが、このマシンが目指したのは「普段使いから得られる高揚感」だ。そのため過激なサーキット向けの「RR」ではなく、日常寄りのスポーツを味わう「R」として開発されている。
専用設計のセパレートハンドルを採用しつつも、ステップとシートの位置関係はネイキッドモデルと同じ。前傾しすぎないゆったりとしたポジションに仕上がっている。シートの前端が狭まっているため、足つき性はネイキッドモデルと同等か、それ以上の安心感をもたらしてくれるという。休日のツーリングから街中のちょっとした移動まで、どんなシーンでも気負わずにスポーツ走行を満喫できるはずだ。
CBR400R FOUR E-Clutch Conceptのコックピット。セパレートハンドルの採用にともない、トップブリッジも専用品になっている。
【魅力3】ソリッドな面構成が放つ、近未来的な機能美
スタイリングの美しさも、所有欲を強烈に刺激する。金属を削り出したようなソリッドなフルカウルが、最先端マシンの高いパフォーマンスを静かに主張している。
フロントには細長いラインのポジションライトとLED4灯を配置し、テールランプは小型で高輝度なものを採用してシャープな印象を強調。足元にはピレリ製の高性能タイヤを履き、ダイヤル式アジャスターを備えたブレーキレバーなど細部の質感も抜かりがない。単なるノスタルジーではなく、新世代のスポーツバイクとして研ぎ澄まされたホンダの新型CBR400R FOUR。夏頃と予想される正式発表の知らせが、今から待ち遠しい!
HONDA CBR400R FOUR E-Clutch Concept (2026model) DETAILS
CBR400R FOUR E-Clutch Concept
HONDA CBR400R FOUR E-Clutch Concept (2026model) SPECS
| エンジン形式 | 新設計 直列4気筒 |
| トランスミッション | HONDA E-Clutch搭載 |
| フレーム | スチール製パイプフレーム |
| 外装装備 | 専用フルカウル / セパレートハンドル / スポーティなマフラー |
| 灯火器 | LED4灯ヘッドライト(細長いポジションライト付き) / 小型高輝度テールランプ |
| タイヤ | PIRELLI製 DIABLO ROSSO 6 |
| ブレーキレバー | ダイヤル式アジャスター装備 |
※コンセプトモデルのため、排気量や出力などの詳細スペックは未発表。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
Rebel 250(レブル250)のエンジンが予想以上…… 今や250ccクラスのバイクにおいてナンバーワンの人気車と言っても過言ではないRebel 250。ノーマルの時点から既にカスタムされているよ[…]
サーキットも峠でも“勝ち”に行く! ’80年代初頭からの空前のバイクブームとシンクロするように、400cc4気筒が一気に出揃った。そしてその性能を競うべく、TT-F3やSS400といったレースが盛り上[…]
Fireblade由来の110.1kW直4と電子制御サス「Showa-EERA」の構造的整合性 CB1000GTのパワーユニットには、2017年モデルのCBR1000RR Firebladeにルーツを[…]
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
欧州で2027年モデル登場!新色をまとったCB750ホーネット ホンダが欧州市場に向け、ストリートファイター「CB750 HORNET」の2027年モデルを公開した。CB750ホーネットは、2023年[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
その気になっちゃう、優しいけど本格派! スチール製フレームに688㏄水冷並列2気筒エンジンを搭載するネイキッドのMT-07をベースに、幅広いライダーが楽しく扱い切れるスーパースポーツとして開発され、日[…]
製造工程の見直しで熟成!スペック維持で登場した最新「2027年モデル」 ヤマハ発動機は、3気筒スーパースポーツフラッグシップ「YZF-R9 ABS」の最新仕様となる2027年モデルを発表した。プロダク[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
サーキット専用「AMB 001」を経てついに解禁!公道を駆けるロードスター 英国の四輪ラグジュアリーブランドであるアストンマーティンと、伝統の二輪メーカーであるブラフシューペリアの提携が生み出した「A[…]
レース由来の超軽量鍛造ホイールと専用コックピットがもたらす旋回性能 新型パニガーレV2 MM93およびパニガーレV2 FB63は、ベースモデルとなるパニガーレV2 Sの基本設計を受け継ぎつつ、サーキッ[…]
人気記事ランキング(全体)
Rebel 250(レブル250)のエンジンが予想以上…… 今や250ccクラスのバイクにおいてナンバーワンの人気車と言っても過言ではないRebel 250。ノーマルの時点から既にカスタムされているよ[…]
スズキ「ジクサー / ジクサーSF」155ccシリーズが新グラフィックに更新 スズキのインド現地法人は155cc単気筒エンジンを搭載するロードスポーツ「ジクサー」ならびにフルカウルの「ジクサーSF」に[…]
SV650/Xが絶版後も評価され続ける理由 スズキのミドルクラスを長年支え、2025年1月発売モデルをもって新規受注を終了した「SV650/X」だが、生産終了後もその価値は色褪せていない。1999年の[…]
ベースは2009年グッドデザイン賞を受賞した伝説の名作「Y-350」 今回デイトナがタッグを組んだ東洋スチールといえば、国内シェア7割を超えるまさに金属工具箱の絶対王者。 ベースモデルに選ばれたのは、[…]
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
最新の投稿記事(全体)
新色「グラススパークルブラック×メタリックオーオートグレー」が魅せる 2026年型ジクサー250シリーズのラインナップ構成は、マッスルなネイキッドスタイル「ジクサー250」と、エアロダイナミクスを追求[…]
アドテックとKGモーターズが業務提携! 超小型EV「ミボット」量産とSDV進化を加速 次世代モビリティスタートアップのKGモーターズは2026年10月8日、株式会社アドテックとの間でミニカー規格の1人[…]
125年のヘリテージを「現代の走り」へ昇華!アニバーサリーな空間 会場となったバイパラに一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは「125th Anniversary」の特大フラッグと、歴史を彩るヒ[…]
「秋の激しい寒暖差を乗り切る」WORKMANフェアが全1,111店舗で開催 周期的な雨や急激な気温低下、そして晴天時の朝晩と日中における大きな気温差など、秋の気候はライダーにとって極めて過酷だ。寒暖差[…]
MotoGP™直系の安全性能と快適性。ベースモデル「K1 S」が持つ圧倒的魅力 今回コラボレーションのベースとして選ばれたのは、AGVのラインナップにおいて高い人気を誇るベストセラーモデル「K1 S」[…]
- 1
- 2












































