E-ビーノ、PCXエレクトリック、ベンリィ e:…

’20新車バイク総覧〈国産車|電動バイク〉ヤマハ ホンダ

国産メーカーによる電動バイク展開は、某人気テレビ番組でおなじみヤマハの原付一種・E-ビーノと、リース専用の原付二種ホンダPCXエレクトリックというラインナップだったが、’20年からはビジネス向けにホンダの「ベンリィe:」と「ジャイロe:」が加わることになった。


●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

航続距離29㎞のコミューターとして発売された電動レトロスクーター「E-ビーノ」。シート下トランクにスペアバッテリーを収納することも可能。今なら補助金制度も利用できておトクに購入できる。

【’20 YAMAHA E-VINO】■定格出力0.58kW 1.6ps 0.80kg-m ■68kg(装備) ■バッテリー電圧/容量50V,10AH(10H)●価格:24万900円 ●販売中

ホンダ PCXエレクトリック:着脱式バッテリー×2のパワフル原付二種

リース販売のみとなる「PCXエレクトリック」。着脱式のリチウムイオンバッテリーをシート下に2個収め、定格0.98kW&最大4.2kWのパワーを発揮して、一充電あたり41kmの走行距離を実現した。充電はプラグインと専用充電の2通りが行える。

【’19 HONDA PCX ELECTRIC】■モーター ■定格出力0.98kW ■1.8kg-m ■144kg ●リース専用車

シート下48V着脱式リチウムイオンバッテリーユニット×2をエネルギー源にモーターで駆動。

プラグインで約6時間、着脱充電は約4時間で満充電となる。

メーターにはバッテリー残量やシステムの出力制限モード突入、シート開閉なども表示。

ホンダ ジャイロ e::航続距離はPCXエレクトリックの2倍!?

PCXエレクトリックに続き、ホンダは2019東京モーターショーで着脱式バッテリーユニットを搭載したビジネス向け電動コミューターを発表。原付一種を想定した定格出力0.6kW以下となる見込みで、航続距離はPCXエレクトリックの2倍程度になりそう。キャリアは往年のジャイロアップと同様のタイプでXとは異なる。

【HONDA GYRO e: Proto Type】

バッテリーパックを2つ装備するのはPCXとも共通。

車体が傾くと同時に後輪はクルマの4WSのようにやや外側に切れる。ジャイロはモーターを左右輪間に配置。

ブレーキレバーロックを装備。

ホンダ ベンリィ e:シリーズ:原付一種&原付二種モデルが’20年4月発売予定

ジャイロe:と同時に発表された二輪版「ベンリィe:」。フロントまわりのデザインは共通だがリヤまわりは大きく異なり、ナックルガード装備やフットブレーキなど細かな違いも。ACC電源ソケットの位置も異なっている。

ジャイロe:に先行して、’20モデルが市場に投入されることになった。法人向けとして原付一種の「ベンリィe: I/プロ」と原付二種の「ベンリィe: II/プロ」の4車種展開。プロには大型フロントバスケット、大型リアキャリア、ナックルバイザー、フットブレーキが標準装備される。

【’20 HONDA BENLY e: SERIES】●73万7000円〜 ●発売時期:’20年4月

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