●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年9月6日
ホンダ ゴールドウイングツアーDCTエアバッグ モデル概要
ホンダ自慢の水平対向6気筒エンジンによるシルキーな味わいにDCTの扱いやすさをプラスした大陸横断ツアラー。フロントフォークは独自のダブルウィッシュボーンとなっている。その装備は“豪華”というほかなく、オーディオからインフォテイメント機能、電熱シートや電動スクリーン、それに万が一のときのためのエアバッグまで標準装備しているから驚き。従来はトップケースレスのバージョンもあったが、’23では全部入りTOURのみの1グレード設定となった。
ホンダ ゴールドウイングツアーDCTエアバッグ 試乗インプレッション
※2018年10月31日公開記事より
1833ccという排気量は先代とほぼ同じで、最高出力は17ps増の126psへ。シーン別ライディングモードが追加され、ツアー/スポーツ/エコノ/レインのそれぞれで出力特性だけでなく、7速DCTの変速プログラム、電動アジャストサスペンション、ブレーキ特性まで連動して変更される。
基本となるであろうツアーモードでの印象は、先代よりもスムーズでありながら、吸排気音による影響だろうか自己主張が強く感じられる。7速DCTの変速ショックはゼロに近く、また必要なシーンでは適切にキックダウンもしてくれる。クルーズコントロールは速度を適切にキープしてくれるし、アイドルストップの作動性にも不満なし。これがスポーツモードになると、レスポンスがよりダイレクトになり、高回転域を多用する変速プログラムに。パワフルさに驚く一方、それを余裕で受け止めるシャシーの完成度にも感心する。
続いてハンドリングについて。最初にまたがって車体を起こしたとき、先代よりも圧倒的に軽くなっていることに気付いた。やはり38kgものウエイトダウンは伊達ではない。フロントサスはダブルウィッシュボーンという特殊なシステムとなったが、微速域でハンドルを大きく切ったときの操縦感はテレスコピックフォークとほぼ変わらない。電動調整式サスと組み合わされたその乗り心地は、まるでアスファルトの上を滑空しているかのごとく上質で、それでいて接地感は絶妙に伝えてくる。電動プリロードシステムは、乗車人員数や積載量によって任意に調整するものだが、試しに二人乗りモードでタンデムしたところ、乗り心地が硬すぎるという印象に。おそらく設定体重が高いようで、このあたりは実際に試してアジャストするのがいい。
ホンダ ゴールドウイングツアーDCTエアバッグの主要諸元
Gold Wing Tour | |||
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車名・型式 | ホンダ・8BL-SC79 | ||
全長(mm) | 2,615 | ||
全幅(mm) | 905 | ||
全高(mm) | 1,430(スクリーン最上位置1,555) | ||
軸距(mm) | 1,695 | ||
最低地上高(mm)★ | 130 | ||
シート高(mm)★ | 745 | ||
車両重量(kg) | 390 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃料消費率*1 (km/L) | 国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) | 27.0 (60)〈2名乗車時〉 | |
WMTCモード値★ (クラス)*3 | 15.0(クラス 3-2)〈1名乗車時〉 ※アイドリングストップ機能OFF時 | ||
最小回転半径(m) | 3.4 | ||
エンジン型式 | SC79E | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ水平対向6気筒 | ||
総排気量(cm3) | 1,833 | ||
内径×行程(mm) | 73.0×73.0 | ||
圧縮比★ | 10.5 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 93[126]/5,500 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 170[17.3]/4,500 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量(L) | 21 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 電子式7段変速(DCT) | ||
変速比 | 1速 | 2.166 | |
2速 | 1.695 | ||
3速 | 1.304 | ||
4速 | 1.038 | ||
5速 | 0.820 | ||
6速 | 0.666 | ||
7速 | 0.521 | ||
後退 | 4.373 | ||
減速比(1次★/2次) | 1.795/0.972×2.615 | ||
キャスター角(度)★ | 30 ゜30′ | ||
トレール量(mm)★ | 109 | ||
タイヤ | 前 | 130/70R18M/C 63H | |
後 | 200/55R16M/C 77H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | リンク式 | |
後 | スイングアーム式(プロリンク、プロアーム) | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド |
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