ホンダは、水平対向6気筒エンジンを搭載するツーリングモデル『ゴールドウイング(Gold Wing)』シリーズのカラーバリエーションを一部変更し、2022年4月21日(木)に販売開始する。
●文:山下剛
フラッグシップモデルにふさわしい上質感と重厚感に溢れるニューカラーが登場
ゴールドウイングは1833cc水平対向6気筒エンジンを搭載する、ホンダのフラッグシップモデルだ。伝統の水平対向エンジンはモデルチェンジのたびに進化を続けて4気筒から6気筒となり、2018年のフルモデルチェンジでは4バルブ化するとともに新世代ユニカムバルブトレインの採用によって軽量化。前進7速、後退1速のDCT(デュアルクラッチトランスミッション)と合わせても、従来型より約3.8kgも軽く仕上がっている。
このエンジンはアルミツインチューブフレームに搭載され、フロントサスペンションにはダブルウィッシュボーン式を採用。これによりサスペンションストロークの軌跡を真上方向とすることで前輪とのクリアランスを確保。エンジンを前方に配置することが可能となり、360kg以上の車重ながらも軽快なハンドリングを実現している。
2022年式ではエンジンやシャシーの諸元に変更はないが、ゴールドウイングツアーでは従来の『パールグレアホワイト』と『キャンディーアーダントレッド』に加えて、新色となる『ガンメタルブラックメタリック』を追加した。フェアリングだけでなく、フレームや足まわり、マフラー、エンジンのヘッドカバーなどの細部に至るまでブラックで統一することで、上質さと重厚さを演出。フラッグシップモデルにふさわしいカラーリングとなっている。
ゴールドウイングでは、ブルーをベースカラーとしてエンジンカバーにアクセントカラーとなるレッドを配置した『マットジーンズブルーメタリック』の1色設定となる。
ゴールドウイングおよびゴールドウイングツアーは受注生産車で、新色が設定される2022年式は、2022年4月21日に全国のホンダドリームで発売される。年間販売計画台数はシリーズ合計で400台となっている。
Honda Gold Wing / Gold Wing Tour[2022 model]
主要諸元■全長2475[2615] 全幅905 全高1340(スクリーン最上位置1445)[1430(同1555)] 軸距1695 シート高745(各mm) 車重366[389]kg■水冷4ストローク水平対向6気筒OHC(ユニカム)4バルブ 1833cc 126ps/5500rpm 17.3kg-m/4500rpm 変速機7段、後退1段(DCT) 燃料タンク容量21L■タイヤサイズF=130/70R18 R=200/55R16 ●価格:294万8000円[346万5000円] ※[ ]内はGold Wing Tour
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