ホンダ ジャイロe:/キャノピーe: [’22後期 新型バイクカタログ]:集配業務で無敵の原付一種電動スリーター

ホンダ ジャイロe:

●文:ヤングマシン編集部 ※情報更新日:2022年11月16日

ホンダ ジャイロe:/キャノピーe: 車両概要

ビジネス用電動3輪スクーター「ジャイロe:」は、’21年3月25日に法人向けとして発売された。ガソリン車より静粛で排出ガスはゼロだから、市街地や早朝深夜の集配業務に最適。車体のみスイングして大型の低床リヤデッキは水平を保つので、重い荷物の積み下ろしや走行中の安定度も抜群で、トルクで勝る電動モーターは発進も楽々だ。

また、「ジャイロキャノピーe:」は屋根付きで、悪天候に強い。こちらは車体とリヤデッキが一体でスイングする。

両車ともリバース機能を装備し、カラーは白と赤。着脱式バッテリーパックはベンリィe:と共通だ。

’21 ホンダ ジャイロe:

主要諸元

【’21 HONDA GYRO e:】■交流同期電動機 定格出力0.58kW 4.4ps/5800rpm 1.3kg-m/2300rpm ■車重141kg シート高710mm バッテリー電圧/容量50.4V 20.8AH ■タイヤサイズF=90/90-12 R=130/70-8 ●色:ロスホワイト ファイティングレッド ●価格:55万円 ●発売日:’21年3月25日 ※法人向けのみ

カラーバリエーションはホワイト/レッドの2色展開。

ライディングポジション

シート高はベンリィやベンリィe:と同じで710mm。乗り降りしやすく、足着きにも全く支障はない。シート下に2個のバッテリーを格納する都合上やや幅広になるが、デザインの工夫で邪魔にはならない。

動力装置

デッキ下に96Vで動くベンリィe:と同じモーターを搭載。なお、ジャイロe:とベンリィe:1は定格出力580Wで原一に分類。ベンリィe:2は980Wで原二扱いになる。

ジョイントは車体スイング時の復元力を持つナイトハルト機構を備える。

バッテリーはシート下に格納。容量20.8Ah/電圧48Vのモバイルパワーパック2個を直列に接続して、96VのEVシステムでモーターを動かしている。最大トルクはガソリン車の0.45kg-mに対して1.3kg-mと圧倒的に勝る。加速力やレスポンス、荷物積載の登坂性能はEVの圧勝だ。

バッテリーは取り外して専用充電器に繋ぎ充電する。1個につき約4時間で満充電状態になる。充電状況はインジケーターで確認が可能だ。

主要装備

ヘッドライトはベンリィe:と共通のLEDモデル。上部が平らでフロントバスケットの導入もラクだ。

【ボタンで後進も!】メーターは速度とバッテリー残量を表示。リバーススイッチとスターターを同時に押すとバックできる。

荷物の出し入れが素早くできる収納ポケット。

最大で1kgの荷物を掛けられる荷掛けフック。

シートは幅広ながら足着きに干渉する前端部分は細く絞ってある。肉厚で座り心地もいい。

積載時の利便性が高い低床設計の大型リヤデッキ。ジャイロe:の450×630mmの大型デッキは30kgまで積載できる(ベンリィe:1=30kg、ベンリィe:2=60kg)。ヘッドライト以外の灯火類はコストパフォーマンスの高い電球を採用している。

’21 ホンダ ジャイロキャノピーe:

主要諸元

【’21 HONDA GYRO CANOPY e:】■交流同期電動機 定格出力0.58kW 4.4ps/5800rpm 1.3kg-m/2300rpm ■車重168kg シート高715mm バッテリー電圧/容量50.4V 20.8AH ■タイヤサイズF=90/90-12 R=130/70-8 ●色:ロスホワイト ●71万5000円 ●発売日:’21年10月25日 ※法人向けのみ

足まわり

足まわりは、見た感じではジャイロe:と共通。保安部品やフェンダーが装着されたアッパー部分は車体が傾いても地面と平行になるつくりで、ホイールおよびモーター動力部がバネ下としてストロークする構造のようだ。

主要装備

ヘッドライトはLEDで省電力化。各部デザインはベンリィe:およびジャイロe:に共通。もちろんワイパー装備だ。

ジャイロe:のメーターはハンドルマウントだが、ジャイロキャノピーe:ではカウル(?)マウントになる。右手の青いスイッチはバックする際にも使用する。

メインスイッチの下にあるレバーはチルト&ブレーキロック。これを引くことでバイクを立てたまま固定できるようになる。反対の左側には12Vのアクセサリーソケットも。

リヤデッキはシンプルな作りだが、ここにピザBOXなどを設置するのが前提だろう。フロアボードとともに、転倒時のダメージを軽減するパッドが装着されている。


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