●まとめ:ヤングマシン編集部 ※本記事では原則として、記事作成/更新時点で車両メーカーから国内販売がアナウンスされている公道走行可能車両を対象としています。
GB350シリーズ 概要:鼓動感を味わえるネオクラ単気筒モデル
シンプルに単気筒の走りを味わえる、ネオクラシックなGB350シリーズ。雑味のない鼓動感と低速域の楽しさを追求し、リーズナブルな価格も実現しているのが特徴。まずは2021年にGB350/Sが発売された。2022年にはクラストップの販売台数を記録し、供給が追い付かないことから受注が一時停止されたことも。
シリーズ専用の空冷シングルエンジンは、不快な振動を排除できるように設計。基本となるスタンダードのGB350は、フロント19インチホイール/リヤ18インチホイールを採用。GB350Sはスポーティー仕様で、後輪が17インチに。
2023年7月には最新排ガス規制に適合化され、車体色も一部変更。ハンドルバーエンドの形状が短いシンプルなものになったほか、フロントフォークにサイドリフレクターを追加するなど細部も変更。
さらに2024年にはシリーズ3機種目となる、 もっともクラシカルなGB350Cが新登場している。
2024 GB350[STD]:シリーズの基準器的存在
シリーズの標準となる無印GB。フロント19インチホイール/リヤ18インチホイール以外にも、シーソー式チェンジペダル/スチールパイプ製グラブバー/スチール製の前後フェンダー/サイドカバーなどがSとの違い。
2023年には従来色キャンディークロモスフィアレッドを廃止し、マットパールグレアホワイトを新たに設定。リヤサスペンションのスプリングがシルバーからブラックに変更されるなど、小変更された部分も。
【2024 HONDA GB350】◼︎空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kg-m/3000rpm ◼︎179kg シート高800mm 15L ◼︎タイヤF=100/90-19 R=130/70-18 ●色:マットパールグレアホワイト/マットジーンズブルーメタリック/マットパールモリオンブラック ●価格:56万1000円 ●発売日:2023年7月6日
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
2024 GB350S:”S”が示す通りもっともスポーティなグレード
スポーティなロードスター版となるS。後輪の17インチホイール化/外装類のデザイン/材質の変更に加え、シートなどの専用化によるライディングポジション変更なども実施されている。
2023年には新色プコブルーを追加設定。ほか細かな部分では、ハンドルパイプがマットシルバー塗装になっており、サイドカバーエンブレムがシンプルなデザインに変更されている。
【2024 HONDA GB350 S】◼︎空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kg-m/3000rpm ◼︎178kg シート高800mm 15L ◼︎タイヤF=100/90-19 R=150/70R17 ●色:プコブルー/パールディープマットグレー/ガンメタルブラックメタリック ●価格:60万5000円 ●発売日:2023年7月6日
GB350が排ガス規制対応で初のマイナーチェンジ ロングストロークの心地よい鼓動とクラシックな佇まいで大人気のGB350/S。'22年の国内販売では、小型二輪(251㏄以上)で圧倒的な台数で首位を誇っ[…]
2025 GB350C:新登場の末弟はクラシカルさを追求
2024年秋に登場した3番目のモデル。その開発コンセプトは”The Standard Classical Motorcycle”。コンセプト通り、フロントフォークにカバーを追加、ヘッドライトカバー、分割タイプのシート、水平基調のマフラーなどを採用してレトロさを強調。スタイリングはロー&ワイドなものだ。
車体色は、重厚感と高級感を表現したという”ガンメタルブラックメタリック”と爽やかな”プコブルー”の2色を採用。
【2025 HONDA GB350 C】◼︎空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kg-m/3000rpm ◼︎186kg シート高800mm 15L ◼︎タイヤF=100/90-19 R=130/70-18 ●色:ガンメタルブラックメタリック/プコブルー ●価格:66万8000円 ●発売日:2024年10月10日
見ても触っても質感が高まっている 2023年モデルで令和2年排出ガス規制に適合したGB350は、2021年発売の初代モデルよりもややマイルドな特性になり、スポーティな兄弟車のGB350Sとの棲み分けが[…]
2024-2025 GB350シリーズの主要諸元
STD/S/C
GB350 | GB350 S | GB350 C | |||
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車名・型式 | ホンダ・8BL-NC59 | ホンダ・8BL-NC64 | |||
全長(mm) | 2,180 | 2,175 | 2,205 | ||
全幅(mm) | 790 | 780 | 790 | ||
全高(mm) | 1,105 | 1,100 | 1,105 | ||
軸距(mm) | 1,440 | ||||
最低地上高(mm)★ | 166 | 168 | 165 | ||
シート高(mm)★ | 800 | ||||
車両重量(kg) | 179 | 178 | 186 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||||
燃料消費率*1 (km/L) | 国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) | 47.0(60)〈2名乗車時〉 | |||
WMTCモード値★ (クラス)*3 | 39.4(クラス 2-1) 〈1名乗車時〉 | 38.6(クラス 2-1) 〈1名乗車時〉 | |||
最小回転半径(m) | 2.3 | ||||
エンジン型式 | NC59E | ||||
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC単気筒 | ||||
総排気量(cm³) | 348 | ||||
内径×行程(mm) | 70.0×90.5 | ||||
圧縮比★ | 9.5 | ||||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 15[20]/5,500 | ||||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 29[3.0]/3,000 | ||||
燃料供給装置形式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | ||||
始動方式★ | セルフ式 | ||||
点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||||
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||||
燃料タンク容量(L) | 15 | ||||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||||
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | ||||
変速比 | 1速 | 3.071 | |||
2速 | 1.947 | ||||
3速 | 1.407 | ||||
4速 | 1.100 | ||||
5速 | 0.900 | ||||
減速比(1次★/2次) | 2.095/2.500 | ||||
キャスター角(度)★ | 27゜30′ | 27゜50′ | |||
トレール量(mm)★ | 120 | ||||
タイヤ | 前 | 100/90-19M/C 57H | |||
後 | 130/70-18M/C 63H | 150/70R17M/C 69H | 130/70-18M/C 63H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク | |||
後 | 油圧式ディスク | ||||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 | |||
後 | スイングアーム式 | ||||
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
- ■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
- ■製造事業者/本田技研工業株式会社
- *1燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
- *2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
- *3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。WMTCモード値については、日本自動車工業会ホームページもご参照ください。
- ※本仕様は予告なく変更する場合があります。
- ※PGM-FIは本田技研工業株式会社の登録商標です。
- ※この主要諸元は2024年9月現在のものです。
GB350シリーズ:関連リンク
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