
●記事提供:モーサイ編集部 ●文/写真:柴田直行
GB350の年式別の乗り味を比較してみます
カメラマン柴田の初期型(21年式)GB350:キャンディークロモスフィアレッド
2021年に発売を開始したホンダGB350。2023年と2025年にマイナーチェンジを行っていますが、その乗り味はどんな風に変わっているのか、初期型GB350のオーナーである私、カメラマン柴田が比較試乗してみました。
今回は一風変わった試乗で「ホンダGB350の新旧比較」とは言いつつ、通常よくある速さや装備の違いなどではなく、新旧の乗り味にスポットを当てたいと思います。試乗車は自分が所有する2021年型と2025年の最新型の広報車で、乗り味の違いを確かめます。試乗の結果は大きく違うのか、違いはなくまったく同じバイクのままなのか? それを確かめようという企画です。
今回はフリーライターの中村友彦さんに、企画のアテンドをお願いしました。「良い機会なので撮影だけじゃなく乗ってみたら」とお声がけをいただき、折角なのでレポートも書かせてもらいます。
まずは自己紹介をかねてご挨拶から。バイクのメディア業界で40年もカメラマンをやっています。2021年にGB350を購入し、本Webメディアのモーサイで「GB350日記」の連載を展開させてもらいました。その節は拙い文章にお付き合いいただき有難うございました。
ところが自分の仕事中の怪我もあって乗れない日々が続き、連載が滞ってしまいました。ただし、復活後は概ね湘南や箱根をグルグル巡るちょい乗りバイクライフを楽しんでいます。遠いところでは信州のビーナスラインや福島の磐梯山まで、GB350と行ってきました。そして現在の走行距離は9000km弱です。
個人的にGBをちょいちょいツーリングに出動している筆者(カメラマン柴田)。背景に見えるは福島の磐梯山。
GB350の特徴をおさらい
21年式GB350:キャンディークロモスフィアレッド。初期型の同車は2021年4月22日発売だったが、カメラマン柴田は発売早々にオーダーを入れてから納車までに約半年を要したという。
25年式GB350:パールホークスアイブルー。現行型のGBは23年式で平成32年(令和2年)排出ガス規制適合向けの細部変更を経て、新たにヘッドライトの細部仕様と色変更を受けたモデル。
まずはおさらいですが、GB350はホンダが「日常から遠出まで」ライダーの経験やスキルを問わずに楽しめるように、車体、エンジンともに新設計したベーシックなスポーツバイクでした。2021年のオールニューの最新型でしたが、エンジンは空冷OHC2バルブ単気筒というこれ以上ないシンプルさです。ルックスはややスポーティなバリエーションモデルのGB350Sと比べると、当時はクラシック的と言われていました。しかしその後に追加になったGB350Cと比較すると、標準仕様はクラシックと言うよりも1970年代的なトラディショナルスタイルです。
これらの特徴は、GB350のメインマーケットであるインドのバイク事情に影響されています(現地での車名はホンダ・ハイネスCB350)。こういう理由から、GB350はパワーや速さを重視されがちな日本のマーケットでは稀有な存在です。
GB350の大きな魅力はエンジンの味わいです。スペック的にはロングストロークなシリンダーサイズなどに注目が集まりますが、実はエンジン全体から車体に至るまで、ライダーが歯切れの良いエンジンの鼓動を味わえるように徹底的に工夫された設計になっています。
大事なことなので2度書きますが「エンジンの歯切れ良い鼓動を味わえるように、オールニューの最新技術で作られたオールドスタイル車」というワケです。実際にGB350に乗ると、エンジン回転の鼓動の粒がクリアにそしてビンビン感じられ、スピードに依存しないモーターサイクルの世界を楽しむことができます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
モーサイの最新記事
ホンダ・スズキと同じく、浜松で創業した丸正自動車製造 中京地区と同様に、戦後間もなくからオートバイメーカーが乱立した浜松とその周辺。世界的メーカーに飛躍して今に続くホンダ、スズキ、ヤマハの3社が生まれ[…]
80年代、80ccであることのメリットに、金欠ライダーは着目した 高校生が自動二輪中型免許(当時)を取ったはいいけれど、愛車をすぐ手に入れられるかは別問題。資金の問題が立ちはだかるのだ。2年ごとの車検[…]
ヤマハ AG200(1985年2月発売)「AGはAGRICULTURE=農業の略」 直訳すると車名は「農業200」だが、いわゆる農耕地での移動や運搬に使われるバイクのこと。ホンダのCTシリーズと成り立[…]
’80年代の国内市場は短命モデルの宝庫でもあった 若年人口の増加も手伝い、国内でのモーターサイクル販売需要も多かった’80年代。エンジンは空冷から水冷化が進み、サスペンションもフレームも日々進化が見ら[…]
6年連続トップ人気の軽二輪! レブル250の魅力を500と比べつつ検証 2017年4月、250/500が同時発売されたホンダのレブルシリーズは、登場当初、かなり異色のクルーザーモデルに感じられた。エン[…]
最新の関連記事(GB350シリーズ)
GB350を初体験 今回一緒に走るのはミクさん。2人でバイクを交代しながら千葉県の手賀沼周辺を走っていただきます。胡桃さん、これまでスポーツバイクが興味の中心だったのでGB350とGB350 Sをマジ[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
雑味のないクリアな鼓動感は同じ! デビューから約5年経っても色褪せないエンジンの心地よさ シンプルで親しみやすいロードスポーツ系として、ʼ21年春にデビューしたのがGB350シリーズ。ʼ24年秋にはG[…]
正解は『GB350』です! 一般的に普通二輪免許で乗れる排気量400cc以下のバイクにおいて、排気量250cc超~400cc以下のモデルは車検があって『維持費が気になる』と言われがち。だけどそんな中で[…]
最新の関連記事(新型小型二輪 [251〜400cc] | 新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以[…]
GB350を初体験 今回一緒に走るのはミクさん。2人でバイクを交代しながら千葉県の手賀沼周辺を走っていただきます。胡桃さん、これまでスポーツバイクが興味の中心だったのでGB350とGB350 Sをマジ[…]
前年モデルからの進化1:アシスト&スリッパークラッチの新搭載 「クラシックなルックスは好きだけど、長距離を走るとクラッチ操作で左手が疲れてしまう」。そんなライダーの悩みに応えるかのように、2026年モ[…]
6月の熱気そのままに、2つの鮮烈な新色が日本上陸 先月ハンター350に追加されたばかりの「グラファイト・グレイ」は、グレーとネオンイエローの対比で都会の夜に映えるステルス感を演出していた。しかし今回追[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
人気記事ランキング(全体)
軽量化への徹底したこだわりが生んだ、革新的なスーパースポーツ 1980年代、国内のバイク市場ではレーサーさながらの外観と高性能を備えた、レーサーレプリカの人気が急速に高まっていた。その流れを牽引する存[…]
税込418万円で2027年1月23日発売! 国内限定300台のプレミアモデル 再導入の報から注目を集めていた2027年モデルのNinja H2 CARBONだが、注目の価格はカワサキケアおよびETC2[…]
中部地方初の拠点「名古屋BASE」が庄内通にオープン 地下鉄鶴舞線の庄内通駅エレベーター口から徒歩5分というアクセスしやすい場所に、ビークルファンの新拠点「名古屋BASE」が開設された。関東や関西、九[…]
武骨で美しいファットバイクスタイルと16歳以上免許不要の手軽さ 一般的な電動キックボードや華奢な電動アシスト自転車とは一線を画す、圧倒的な存在感を放つのが「COSWHEEL MIRAI G」だ。 この[…]
30年の精密製造技術を結集したハイエンドな車体構造 現在公開されているEICMA 2026出展車両の中でも、ひときわ異彩を放っているMTPEAK One All。3D精密加工やCNC切削、カーボンファ[…]
最新の投稿記事(全体)
ヤングマシン電子版2026年12月号[Vol.649] 【特集】カスタムしようぜ!!CB400 SUPER FOUR E-Clutch◆青木宣篤がホンダを直撃「E-Clutch使えんの?」◆初出し情報[…]
量産型スーパーカブとは明らかに異なる初代シリーズ 新品デッドストックの部品を譲っていただき加工し組み付ける。しかし、この部品はもう二度とお目にかかれないかも? さらに加工も考えている。少しでも長く、そ[…]
国内版CBR400R FOURと共通基盤を持つ502cc直4エンジンとEクラッチ 欧州発表の新型CBR500R FOURは、国内で販売されているCBR400R FOURの直列4気筒プラットフォームと基[…]
EICMAで熱視線を集めるイタリア発の都市型マイクロモビリティ ミラノで開催されたEICMA 2026で異彩を放ったデスナー T30は、欧州のL6e(軽量四輪車)規格に適合する完全電動の2人乗りシティ[…]
チェックポイントは陸上にあらず! 試されるのは「海の中まで行く覚悟」 「端ッコスタンプラリー第4弾」の最大の特徴は、チェックポイントが陸上に存在しないという衝撃の仕様だ。 スタンプを獲得するためには、[…]
- 1
- 2







































