
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月9日
ホンダCB1100EX/RSファイナルエディション 概要
’21年10月に登場したRS&EXのファイナルエディションをもって、その歴史に終止符を打つこととなった空冷直列4気筒のビッグネイキッド。このファイナルエディションにはそれぞれ専用車体色やタンク上面に特製ステッカーが奢られ、最後を飾るにふさわしい佇まいが与えられている。エンジン自体は、21世紀に入った後にわざわざ空冷で新規開発されたものだけに、非常に惜しい存在だ。前後18インチのワイヤースポークホイールで、クラシック色がより色濃いモデルがEX。前後17インチキャストホイールと別体リザーブタンク付きリヤサスで、スポーティな走りを実現したのがRSだ。タンク形状の異なるベーシック版の無印STDは、’21早々の段階で先に生産を終えていた。
CB1100シリーズは’10年に登場。冷却フィンの造形も美しいエンジンは最後の空冷直列4気筒となってしまった。
’22 ホンダCB1100EXファイナルエディション
【’22 HONDA CB1100 EX FINAL EDITION】■空冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1140cc 90ps/7500rpm 9.3kg-m/5500rpm ■車重255kg シート高780mm 16L ■タイヤサイズF=110/80R18 R=140/70R18 ●色:キャンディークロモスフィアレッド ダークネスブラックメタリック ●価格:136万2900円
【カラーバリエーション】EXはキャンディークロモスフィアレッド/ダークネスブラックメタリックの2色。
ライディングポジション
EXのシート高は780mm。高くはないが幅がやや広めで、足着きは両足の指の腹あたりになる。近いハンドルのおかげで前傾はゼロ、上半身は直立する。
エンジン
【最新の空冷エンジン】排出ガス規制で他社が諦めるなか、あえて21世紀に空冷の大排気量直4を新設計。ホンダの高い技術力が光る。※写真は’19モデル
足まわり
主要装備
【砲弾2眼メーター】ヘリテイジキャラに合わせたアナログ2連メーターで、その間の液晶部にギヤ段数や積算計などの情報を表示。※写真は’19モデル
スチールフロントフェンダーはEXのみ。通常グレードでは前後ともボディ同色だったが、ファイナルではクロームメッキを施し、一層750フォアに似た佇まいとなった。ウインカーもRSと異なる砲弾型で、各部にクロームメッキを奢る。
【こだわりの工法】タンクには溶接部の合わせ目が目立たないフランジレス製法が用いられ、美しい質感を実現している。※写真は’19モデル
【音を調律】左右2本出しマフラーを採用。2室構造で、直4エンジンの原音を忠実に伝えるよう設計されている。※写真は’19モデル
タンク上面にはファイナルエディションを示す特製ステッカーが奢られ、その上からクリア塗装が施されている。
’22 ホンダCB1100RSファイナルエディション
主要諸元
【’22 HONDA CB1100 RS FINAL EDITION】■空冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1140cc 90ps/7500rpm 9.3kg-m/5500rpm ■車重252kg シート高785mm 16L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:マットジーンズブルーメタリック マグナレッド ●価格:140万3600円
【カラーバリエーション】RSはマットジーンズブルーメタリック/マグナレッドの2色。
ライディングポジション
RSのシート高はEXよりも5mm高い785mmだが、足着きはほぼ変わらないイメージ。こちらはやや前傾となりフロントに荷重を乗せやすい。
足まわり
主要装備
RS/EXとも燃料タンクの上面に”Final Edition”、”AIRCOOLED INLINE4″の文字をあしらった専用ステッカーが大きな特徴だ。
あなたにおすすめの関連記事
昔そのままのテイストに酔う。ハンドリングの違いも楽しい 生産終了が決定してから、CB1100の人気を再確認することになった。有終の美を飾るEXとRSのファイナルエディションは、予約期間が'21年10月[…]
動画はコチラ→もう悲しみしかない! 消えゆく名機、最後の空冷4気筒に最大限の賛辞を送る【ホンダCB1100ファイナルエディション】丸山浩の試乗インプレッション[…]
'10モデル 味わいのある走り、操ることの喜び、所有することの喜び。これらを目標に造り込まれた初代CB1100。'92年のCB750以来、約18年ぶりに新開発された空冷直4のCBとなった。 最新技術で[…]
それはCB1100という名の、唯一無二の"乗り物" このバイクが'10年に誕生したときは本当に感激した。それまでホンダに持っていた僕らの一般的なイメージとしては、常に最新技術による最高性能を追い求め過[…]
スタイリング '10年の初代デビューから11年、有終の美を飾るファイナルエディションがEXとRSに設定された。ファイナルエディションと通常グレードの違いは、ズバリ外観だ。 クロームメッキが輝く各部やフ[…]
最新の記事
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 3色ラインナップ化! ホンダ「CT125ハンターカブ」歴代カラー大図鑑【2022年モデル】
- 【受注限定】SHOEI「グラムスター」に新色モスグリーン! 5月発売で全5色展開に
- 1
- 2
CB1100シリーズに関連する記事
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]