またひとつの時代が終わろうとしている――。ホンダはSNSで、「CB1100 EX/CB1100 RS Final Edition Coming soon…」とした写真を掲載。2010年に発売されて以来、バリエーション展開しながら愛されてきた空冷4気筒モデルが、今年でついに最終モデルになるようだ。
エンブレムが付く? ダーク系の新色という噂も
ホンダはSNSで、CB1100EXおよびCB1100RSのファイナルエディションを予告する画像を公開した。写真に写った赤いモデルはCB1100EXのキャンディレッド系のようだが、独自に入手した情報によれば、ファイナルエディションでは今までと異なるダーク系がラインナップされ、専用エンブレムが付くという。
2010年に発売されたCB1100は、CB1300系のクランクケースをベースに空冷化した1140cc並列4気筒エンジンを搭載。たび重なる排出ガス規制の強化に対応しながら、スポークホイールのCB1100EX、スポーティな前後17インチモデルのCB1100RSとラインナップを拡大してきた。
CBシリーズのライバルで、空冷4気筒を搭載していたカワサキのゼファー1100/750は2007年モデルでファイナルエディションになり、同じくヤマハXJR1300も2015年を最後に姿を消した。そしてついに、空冷4気筒の最後の砦となっていたCB1100シリーズも終焉を迎えようとしているのだ。
とはいえ、水冷4気筒を搭載するカワサキZ900RSが大人気を博し、外国車もヘリテイジ系にこぞって参入している現在の状況を見れば、ホンダが黙ってこのカテゴリーを終了させるとも思えないのだが……。
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