
MT-10/SP 概要
先代YZF-R1のエンジンと車体を受け継ぎながらも、ストリートに適したパフォーマンスを最大限発揮するため約40%を専用チューニングの部品で構成したハイパーネイキッド。上級版SPはオーリンズの電子制御サスペンション/フルカラー液晶メーター/スエード調シートを備えている。
’22年のモデルチェンジが発表済み。先行してモデルチェンジを完了した現行R1ベースの車体となり、ユーロ5に対応。その上で最高出力は5.5ps、最大トルクは0.1kg-mのパワーアップを遂げた。クイックシフトも上下両方向に対応し、「ヤマハライドコントロール(YRC)」が車体を統合的に制御、メーターもカラーTFTディスプレイを採用するなど、電子面でも大幅に進化した。
上位版であるSPも’22モデルの発売が決定している。電子制御のオーリンズ製セミアクティブサスペンションとステンメッシュタイプのブレーキホースを配備し、足まわりをさらに豪華にアップグレードしたモデルだ。国内ではいずれも’22年秋以降の発売を予定している。
’22 MT-10[欧州仕様]
【’22 YAMAHA MT-10|EU MODEL】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 165.9ps/11500rpm 11.4kg-m/9000rpm ■212kg シート高835mm 17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:ディープパープリッシュブルーメタリック パステルダークグレー マットダークグレーメタリック ●国内版予想価格:調査中 ●国内版発売日:’22年秋頃 ※写真は欧州仕様
STDのボディカラーはディープパープリッシュブルーメタリック/パステルダークグレー/マットダークグレーメタリックの3色だ。
エンジンは吸排気系の見直しでユーロ5適合とパワーアップを同時に実現。軽量な新型チタンマフラーも採用された。クイックシフターは新たに上下対応となっている。
【マスターもブレンボ】フロントブレーキのマスターシリンダーにはブレンボ製ラジアルポンプを採用し、制動時のコントロール性を追及。ポンプが斜めのセミラジアルではないところが本物志向だ。
【大胆不敵なY字面】LEDヘッドライトによる2眼スタイルを踏襲しながらフェイスまわりはコンパクトなデザインに一新。Y字スリット状のポジションランプがMTシリーズの一員であることをアピールする。
【YZF-R1の最新電脳を継承】⬆4.2インチのフルカラーTFTを採用。電脳制御は4段階パワーモード/トラクションコントロール/スライドコントロール/ウイリー制御/ブレーキコントロールなどR1並みになり、それらを統合制御できる。
’22 MT-10 SP[欧州仕様]
SP仕様の特殊カラー「Icon Performance」を身に纏い、足まわりをさらに強化。オーリンズ製電子制御セミアクティブサスペンションやステンメッシュタイプのブレーキホースを標準装備する。
【’22 YAMAHA MT-10 SP|EU MODEL】
’20 MT-10/SP
’20 MT-10 SP
【’20 YAMAHA MT-10 SP】■水冷4スト直列4気筒DOHC4バルブ 997cc 160ps/11500rpm 11.3kg-m/9000rpm ■車重212kg シート高825mm 17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ■クイックシフター(アップ) ●色:ブルーイッシュホワイトメタリック2 ●価格:203万5000円 ●発売日:’20年5月28日
’20 MT-10
【’20 YAMAHA MT-10】■車重210kg ●色:マットライトグレーメタリック4 ディープパープリッシュブルーメタリックC マットダークグレーメタリック6 ●価格:170万5000円
カラーバリエーションはマットライトグレー/ブルー/マットグレーの3色展開。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
MT-10/SPに関連する記事
懐古系モデルが人気を集める一方で、オートバイのスタンダードスタイルであるネイキッドクラスは、電脳時代をストレートに反映した近未来デザインを続々と採用。’22も最新鋭となったMT-10を皮切りにサイバーな進化を続ける。 電脳時代に合わせた先進デザインが増えてきた むき出しのエンジンにアップライトなハンドルポジション、公道ユースに合わせた出力特性やハンドリングと、オートバイの基本スタイルと […]
ヤマハは欧州および北米で新型モデル「MT-10 SP」を発表した。2021年11月10日に新型MT-10が初公開された際に車名だけは公表されていたが、ついにその姿を現した。“SP”仕様の特別カラーをまとい、足まわりはオーリンズ製電子制御セミアクティブサスペンションやステンメッシュタイプのブレーキホースを装備する。 充実の電子制御やパワーアップに加え、SPは豪華な足まわりを装備 シリーズ合計29万台 […]
ヤマハは新型の「MT-10」と「MT-10 SP」を発表した。エンジンはユーロ5に適合しながら5.5psのパワーアップを果たし、電子制御をアップデート。ヤマハ初採用の可変速度リミッターを装備する。欧州での発売は2022年2月(SPは2022年中頃)、日本では2022年秋以降の発売予定だ。 写真が公開されたのはMT-10のみ! SPはEICMAで初披露か ヤマハは欧州で、モデルチェンジした新型「MT […]
MT-10/SP 概要 先代YZF-R1のエンジンと車体を受け継ぎながらも、ストリートに適したパフォーマンスを最大限発揮するため約40%を専用チューニングの部品で構成したハイパーネイキッド。上級版SPはオーリンズの電子制御サスペンション/フルカラー液晶メーター/スエード調シートを備えている。 ’22年のモデルチェンジが発表済み。先行してモデルチェンジを完了した現行R1ベースの車体となり […]
2021新車バイクラインナップ>日本車>大型ネイキッド 最新潮流解説 YAMAHA:MT-10/SP|MT-09/SP|MT-07 HONDA:CB1000R|CB650R|NC750S KAWASAKI:Z H2/SE|Z1000|Z900|Z650 SUZUKI:GSX-S1000|GSX-S750|SV650 MT-10/SP:MTの長兄はR1ネイキッド 「MT-10」は、約40%を専用部品 […]
’21年の大型ネイキッドカテゴリーは各メーカーとも続々とユーロ5に対応したモデルチェンジを実施。同時にヤマハMT-09/07やホンダCB1000Rなど、スタイリングもさらに未来を先取りしたかのような新しいセンスが採り入れられている。電脳化もますます進んでおり、目が離せない。 大型ネイキッド:’21はプレミアムなZ H2に主力価格帯のMT兄弟が挑む むき出しのエンジンがメカニ […]
ヤマハは並列4気筒997ccのMT-10および並列2気筒688ccのMT-07に新色のブルーを設定。ヤマハスーパースポーツのYZF-Rシリーズを彷彿とさせるマットグレーのフェンダーなどを採用し、兄弟車のMT-25/03やMT-09と共通のイメージをまとう。発売日はMT-10が2020年5月28日、MT-07は3月28日だ。 スタンダードなブルーにもレースイメージで遊び心を 現行YZF-R1ベースの […]
攻撃的なルックスを持つビッグネイキッド群。リッターモデルはスーパースポーツ由来の強心臓を積むモデルが多く、「ストリートファイター」や「スーパーNK」とも呼ばれる。一方、ミドルネイキッドはフレンドリーさがウリだ。前ページまでのカワサキ車に引き続き、電脳化で熟成を図るヤマハ’20年モデル「MT-10」「MT-09」「MT-07」を紹介する。 二面性が楽しいマスターオブトルク〈MT-10〉 […]
新型バイクカタログ [国産車|クラス別]
新型バイクカタログ [メーカー別]