![ヤマハYZF-R1シリーズ [’22後期 新型バイクカタログ]](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年8月8日
ヤマハYZF-R1シリーズ 概要
MAX200psとクロスプレーン位相クランクによる独特のトルク感が特徴のYZF-Rシリーズ旗艦で、’21にユーロ5対応のマイナーチェンジを受け、’22はカラーチェンジ。機械調整式サスペンションのSTDはブルーとブラックの2色を設定したほか、WGP参戦60周年を記念しYZR500をモチーフにした特別カラーモデルも受注期間限定(すでに終了)で出た。オーリンズ電子制御サスペンション&カーボン外装のMは、ブルーの面積を増やしてヤマハレーシングスピリットをより強調している。
’22 ヤマハYZF-R1M
フラッグシップモデルのR1Mは、ドライカーボン製アッパーカウルとテールカウルを採用し、オーリンズ製電子制御サスペンションを装備する上級グレードだ。タンクとスイングアームはアルミにバフ仕上げ、タンク天面にはシリアルナンバー入りエンブレムも。
カラーリングは、カーボンとアルミの組み合わせによる高い質感をアップデートし、ブルーの面積を増やすことでレーシングスピリットをさらに強調した“ブルーイッシュホワイトメタリック2”を採用。
主要諸元
【’22 YAMAHA YZF-R1M ABS】■全長2055 全幅690 全高1165 軸距1405 シート高860(各mm) 車重202kg(装備) ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ■クイックシフター(アップ&ダウン) ●色:ブルーイッシュホワイトメタリック2 ●価格:319万円
’22 ヤマハYZF-R1 WGP60thアニバーサリー
YZF‐RシリーズにWGP参戦60周年記念カラーが追加された。モトGPでは’21年シーズン開幕のカタールテストで同カラーのワークスマシンYZR‐M1がお披露目され、全日本ロードや世界耐久選手権でも特別仕様のYZF‐R1が走っていたが、ついに待望の市販車が登場したわけだ(受注期間終了)。
お待ちかねの周年仕様車は、’80年のYZR500をモチーフとしたヤマハレーシング伝統の特別色が最大の特徴。カラーリングはホワイトを基調とし、水平の赤いストライプでスピードブロック(通称ストロボライン)が形づくられる。このほかタンクには記念エンブレムが貼付され、ゴールド仕様としたフロントフォークのアウターチューブと前後ホイール、ブラック仕上げのブレーキ/クラッチレバーを採用した。
主要諸元
【’22 YAMAHA YZF-R1 ABS WGP 60th ANNIVERSARY】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm ■201kg シート高855mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ■クイックシフター(アップ&ダウン) ●色:シルキーホワイト ●価格:247万5000円 ※受注期間終了
スタンダードR1の特別カラーバージョン。モトGPマシン譲りの技術を反映したクロスプレーンクランク並列4気筒を搭載し、マグネシウム鋳造ホイールを履くなど、装備はSTDに準ずる。もちろん電子制御は最先端だ。
主要装備
空力を追求したカウルのセンターにはラムエアダクト。60周年の黄色ゼッケンには何番が似合いそう?
燃料タンクカバーの左右にはゴールドの音叉マーク(他の仕様はR1Mを含めシルバー)が配される。ちなみにリヤサスペンションのバネはイエローだ。
マグネシウム鋳造ホイールは60周年のゴールドに。KYB製フロントフォークのアウターチューブはオーリンズと色味の異なるゴールドだ。
テールカウルはエアが抜ける構造でデザイン上も大きな特徴に。灯火類はフルLEDだ。
’22 ヤマハYZF-R1 [STD]
スタンダードモデルのYZF‐R1は’20年にモデルチェンジ。’22モデルはカラーチェンジのみでカタログ値の最高出力は変化なしだが、実測では大きく向上(本誌実測テストによる)。前後サスペンションはKYB製の機械式を装備している。
主要諸元
【’22 YAMAHA YZF-R1 ABS】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm ■201kg シート高855mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ■クイックシフター(アップ&ダウン) ●色:ディープパープリッシュブルーメタリックC ヤマハブラック ●価格:247万5000円
色域の異なるブルーのコンビネーションで新世代のヤマハレーシングブルーを表現した”ディープパープリッシュブルーメタリックC”と、造形美を際立たせるダークトーンのローコントラストが特徴的な”ヤマハブラック”の2色を設定した。
エンジン
並列4気筒でありながら独自のクロスプレーンクランクシャフトの位相爆発が生む厚みあるトルク特性が、引き続きR1最大の持ち味だ。
主要装備
メーターはSTD/MともにカラーTFT液晶を採用。エンジンブレーキマネジメントやブレーキコントロールの設定画面も’20で追加された。
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