
日本二輪車普及安全協会は、公道での走行に不安を抱える初心者やリターンライダーに向けた安全運転講習会「Basic Riding Lesson(BRL)」の2026年度開催スケジュールを発表した。2026年度は全国57会場で計94回開催される予定だ。本記事では、過去にWEBヤングマシンで報じた講習会の体験レポートを交えながら、BRLの魅力と2026年の開催概要を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:日本二輪車普及安全協会
BRL(ベーシックライディングレッスン)とは?
1991年から親しまれてきた「グッドライダーミーティング」が2024年度から名称変更された講習会がBRL。最大の変更点は、参加対象を「公道での運転に不安がある初心者」に徹底したこと。
それまでの傾向としてあった中級者がライディングテクニックを磨くための場から脱却し、免許取得から1年以内のビギナーや、長いブランクがあって運転操作に自信がないライダーが、余裕を持って安全に公道を走れるようになることを目的としているのだ。
ヤングマシンの潜入レポートから見る講習会の魅力
当メディアの記者が実際に参加した過去のレポートからは、本講習会がいかに初心者に寄り添った手厚い内容であるかが伺える。
圧倒的に手厚い指導体制 定員50名に対して17名の指導員が配置されるなど、とても充実したサポート体制が敷かれている。さらに自己申告でクラス分けが行われるが、操作がおぼつかない参加者には指導員がマンツーマンで個別指導を行うケースもあったほどだ。
また、白バイ隊(クイーンスターズ)から直接、乗車姿勢や足の置き方などのレクチャーを受けられる機会もあり、ファンにはたまらない場となっていた。
実物の白バイを使ったクイーンスターズ隊員による乗車姿勢レクチャーに参加者は釘付け状態だった。
「自分の愛車」で公道デビューの準備ができる
BRLは基本的に車両持ち込み制となっており、慣れない貸出車両ではなく、自分のバイクでの参加となっている。これにより、自分のバイク特有の「走る・曲がる・止まる」の感覚を掴むことができ、帰路からすぐに講習の成果を活かすことができるのだ。
「パイロンの頭を見てー!」と指導員が声かけしてくれる。
実際の講習では、車両点検や準備運動に始まり、制動距離の違いを体感する前後ブレーキのかけ比べ、リヤブレーキとアクセルワークを活用したスラロームや一本橋のバランス訓練、そしてコーナリングまでを反復練習する。指導員の見本を見る→自分で実践する→アドバイスをもらう→再度走るというサイクルが確立されており、参加者は短時間で目に見えてスキルアップしていくことができるというわけだ。
指導員が目線やリヤブレーキの使い方までていねいに指導してくれる。
一度訓練を実践してから、バイクから降りてコツややり方を伝授してもらう。
明るく和やかな雰囲気
かつての講習会にあったような「腕自慢のライダー」がおらず、参加者全員が「運転への不安」という共通の悩みを抱えているため、会場には明るく柔らかい雰囲気が漂っている。気軽に指導員に質問ができ、講習を終えて帰路につく頃には参加者たちの走りに余裕と笑顔が生まれているという。
2026年度の開催概要・参加にあたっての注意点
2026年度は4月から12月にかけて、北海道から九州・沖縄まで全国各地の運転免許試験場や自動車教習所などで開催が予定されている。参加する際は下記の点に注意しておこう。
- 車両は基本的にすべて持ち込み。
- バイクに乗るのにふさわしい服装(半袖、半ズボン、サンダルは不可)。胸部プロテクターの装着が推奨されている。
- 不正改造車や排気音が大きすぎるバイクでの参加は不可。
なお参加費自体は会場によって異なるが、決して高すぎる設定ではない。開催日時も各会場によるため、詳細な情報を「日本二輪車普及安全協会」ホームページで確認の上、申し込みをしよう。
「公道が怖い」「基本から学び直したい」という初心者ライダー、リターンライダーにとって、絶好の機会となるレッスンなのは間違いないぞ。
参加者の車両は車種もタイプもバラバラ。共通しているのは「公道走行に不安がある」ということのみ。
こんな初心者(ビギナー)ライダーにオススメ!
- 一般公道での走行に不安を抱えている人
- 自動二輪車免許(原付含む)取得から間もない人(およそ1年以内)
- リターンライダー/長いブランクがあるなど、運転操作などに自信がない人
- 運転は不慣れだけどバイク仲間が欲しい人
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