ヤマハ トリシティ300 [’22後期 新型バイクカタログ]:走行安定感に優れる前2輪ATツアラー

ヤマハ トリシティ300

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年9月6日

ヤマハ トリシティ300 概要

日本では’20年9月発売。フロント2ホイール機構にはヤマハ独自のLMW技術が使われ、アッカーマンジオメトリにより自然なハンドリングと接地感を実現している。スイッチ操作によりLMWの動きを電動ロックして車両の自立をアシストする機能を搭載。開発ベースは欧州向け2輪スクーターのXMAX300だが、フレームをはじめ専用部品が多数導入されている。シート下には45L容量トランクを備える。

’20 ヤマハ トリシティ300

主要諸元

'20 ヤマハ トリシティ300|ブルーイッシュグレーソリッド4

【’20 YAMAHA TRICITY 300】■水冷4スト並列単気筒SOHC4バルブ 292cc 29ps/7250rpm 3.0kg-m/5750rpm ■車重237kg シート高795mm 13L ■タイヤサイズF=120/70-14 R=140/70-14 ●色:ブルーイッシュグレーソリッド4 マットグレーメタリック6 マットダークグレーメタリックA ●価格:95万7000円 [写真タップで拡大]

'20 ヤマハ トリシティ300|スタイリング

新設計のフレームは増した車重や前2輪の強い制動力に見合った高剛性を誇る。ホイールには3輪ともブリジストンの専用タイヤを装着。ヘッドライト/ポジションランプ/テールランプにLEDを採用している。 [写真タップで拡大]

'20 ヤマハ トリシティ300|ブルーイッシュグレーソリッド4

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'20 ヤマハ トリシティ300|マットグレーメタリック6

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'20 ヤマハ トリシティ300|マットダークグレーメタリックA

カラーバリエーションはグレー/マットグレー/マットグリーニッシュグレーの3色展開。 [写真タップで拡大]

ライディングポジション

'20 ヤマハ トリシティ300|ライディングポジション

795mmはベース車であるXMAXと同じシート高だが、車体幅が広いので足着きは厳しくなった。しかしバランス自体はよく、自立アシスト機構が安定感に寄与する。[身長175cm/体重62kg]  [写真タップで拡大]

エンジン

'20 ヤマハ トリシティ300|エンジン

欧州向けXMAX300に搭載されている292cc(70×75.9mm)水冷SOHC4バルブ単気筒をベースに仕様を最適化。エンジン懸架はリンク式で、不快な振動を軽減できる懸架ポイントに設置している。 [写真タップで拡大]

足まわり

'20 ヤマハ トリシティ300|LMW機構
'20 ヤマハ トリシティ300|自立機能

【前脚は4本のサスペンション&自立機能も!】LMW機構のリンク部をロックすることで自立させられる機能を搭載。この状態でもサスペンションはストロークする。 [写真タップで拡大]

'20 ヤマハ トリシティ300|足まわり

路面を”面”でしっかり掴む前2輪のおかげで安定性は抜群。同じく前2輪のナイケンとは異なり、ホイールを支える2本のフォークは内側にレイアウトしている。ブレーキセットはABSとUBSを採用する。 [写真タップで拡大]

主要装備

'20 ヤマハ トリシティ300|コックピット

スマートキーやDCジャック、ヤマハ初のラチェットレバー式リヤブレーキロックなどを採用。メーターはモノクロ液晶で、外気温や燃費も表示。 [写真タップで拡大]

'20 ヤマハ トリシティ300|トランク

シート下のトランク容量は約45Lほどで、フルフェイスのヘルメットが2個すっぽり入る。オプションで座面を約40mmを低くできるローシートも販売。XMAXとの共通品だ。 [写真タップで拡大]


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