トリシティ、XMAX、NMAX、バーグマン…

’20新車バイク総覧〈車検レス&400ccミドルスクーター|国産車#2/2〉ヤマハ/スズキ

’20年に販売される国産新車バイクのうち、普通二輪免許(AT限定含む)で乗れる150cc〜400ccのスクーターをまとめてピックアップ。前ページのホンダ車に続き、ヤマハLMWシリーズ第4弾のトリシティ300/155、250ccのXMAX、NMAX155、マジェスティS、スズキのバーグマン400/200を紹介する。


※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

【’19 YAMAHA TRICITY 155】■水冷4スト単気筒 155cc 15ps 1.4kg-m ■165kg(装備) 7.2L ●価格:47万5200円 ●販売中

カラーバリエーションは、マットビビッドパープリッシュブルーメタリック1、マットグレーメタリック3、ホワイトメタリック6の3色。

ヤマハ トリシティ155:ヤマハ独自のLMW第2号

可変バルブタイミング機構(VVA)を搭載したブルーコアエンジンを搭載する世界戦略スクーターで、この’19年12月にはインドネシアでフルモデルチェンジした’20モデルの155が欧州や日本に先がけて発表。外装は一新されて、ボディサイドにあるブーメラン状のパネルをはじめTMAXを思わせるデザインとなっている。また、トラクションコントロールやアイドリングストップ、スマートモータージェネレーター、新型メーターやスマートキーシステムなど多岐にわたるグレードアップを実施。注目はスマートフォンと連携する「ヤマハモーターサイクルコネクト」機能の搭載で、電話やメッセージの通知のほか、駐車位置お知らせ機能や、メンテ時期や故障通知機能が実現されている。左インナーポケット内には新たに電源ソケットも追加された。

【’20 YAMAHA NMAX 155】※写真はインドネシア仕様 ●国内導入未定

【フルLEDでシャープにフェイスリフト】(上)新型はTMAXのような顔つきとなり、ヘッドライトは2眼に。ポジションランプはライト上から下に位置が変わった。テールランプは左右2分割となり、シャープなデザインに。ウインカーは新型もハロゲンバルブを採用する。(下)従来型はLEDヘッドライトとテールランプに、ハロゲンバルブのウインカーを採用。ヘッドライトは新型と比べてレンズ面積が広く取られているのが特徴。ハイビーム時には中央のライトが点灯する3灯式となっている。

【ドーム型液晶も刷新】(左)新型はメーター形状を変更。(右)旧型のメーターは半円状の液晶デジタルで、上部には時計も表示される。

インドネシア仕様では、トラクションコントロールと「ヤマハ・モーターサイクル・コネクト」はABS付きの上級版にのみ搭載され、非装備のSTDも用意されている。

【’19 YAMAHA NMAX 155】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 124㏄ 12ps 1.2㎏-m ■127kg(装備) シート高765mm 6.6L ●価格:38万5000円 ●販売中

ヤマハ XMAX:世界中で展開するMAXシリーズの主力

国内仕様では数少なくなってしまった貴重な400クラスのビッグスクーターで、スカイウェイブ400の後継として’17年に登場。エンジンにはパワフルなDOHC4バルブ単気筒を採用している。フロントボディには左右独立2灯式のLEDヘッドライトを搭載。ウインカーはボディ脇にビルトインされている。シート下トランクの容量は42Lだ。

【’20 SUZUKI BURGMAN 400 ABS】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 399cc 31ps/6300rpm 3.7kg-m/4800rpm ■215kg(装備) シート高755mm 13L ■タイヤF=120/70-15 R=150/70-13 ●価格:81万4000円 ●販売中

ヤマハ NMAX155:TMAXスタイルとなった’20年モデルがインドネシアで発表

関連記事
2020/01/03

ヤマハが追究するLMW(リーニングマルチホイール)車の第4弾「トリシティ300」。ベースとなるのはグローバル戦略スクーターのXMAX300だ。車格は全体的に大柄になってはいるが、ハンドル切れ角は72度[…]

関連記事
2019/10/26

昨年秋のEICMA2018でコンセプトモデルの3CTとして発表されたヤマハのLMW第4弾。3CTあらためトリシティ300は、11月にイタリアで開催されるEICMA2019での詳細な内容発表に先立ち、東[…]

関連記事
2019/09/23

マニュアル変速の必要がなくシート下などに荷物を放り込めるという気軽さが、最大の魅力。一時期と比べると、日本における250cc以上のラインアップは厳選されてきた傾向にあるが、それでもナナハンクラスから原[…]

関連記事
2019/09/13

スズキは、スカイウェイブ400の改良モデルであるラグジュアリースクーター「バーグマン400 ABS」のカラーリングを変更して9月20日に発売する。併せて、「アドレス125」および「アドレス125 フラ[…]

関連記事
2019/06/06

YAMAHA NMAX ABS[2019] ヤマハMAXシリーズのスタイルと、走りの良さを備えた原付二種スクーター「NMAX ABS」。高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減を目指した水冷4ストSOHC4バ[…]

ヤマハ NMAX ABS [2019]

あなたにおすすめの関連記事

関連するアーカイブ