ホンダVFR800F [’22後期 新型バイクカタログ]:ついに生産終了発表!

ホンダVFR800F

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月30日

ホンダVFR800F 概要

RC30やRC45直系のホンダ伝統90度V4エンジンを今に伝える生き証人。’18から変更なしで続くインターセプターカラーが現行型で、トラクションコントロールやETC2.0車載器も標準装備だ。バルブ休止機構のハイパーVTECも特徴だったが、ついに’22年10月で生産終了することが正式に発表された。

’19 VFR800F

主要諸元

【’19 HONDA VFR800F】■水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブ 781cc 107ps/10250rpm 7.9kg-m/8500rpm ■243kg シート高789/809mm 21L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●パールグレアホワイト ヴィクトリーレッド ●価格:152万2400円(赤は144万5400円)

【高コストなパーツを惜しみなく多用】ピボットレスのアルミツインチューブフレームやダイキャスト製のシートレール、質感に優れた中空ホイール、高剛性なモノブロックキャリパーなど、注目すべき部分多し。シングルシートカウルが同梱される。

【カラーバリエーション】カラーバリエーションはインターセプターカラーと赤の2色。

ライディングポジション

シート高は789mmと809mmの2段階に調整でき、写真は高い方にセットした状態。上半身は軽く前傾し、適度にスポーティなライポジとなる。[身長175cm/体重62kg]

エンジン/足まわり

【2-4バルブ可変のハイパーVTECを採用】781ccの水冷90度V4は180度クランクや、2バルブと4バルブを切り替えるハイパーVTEC、トラクションコントロールなどを採用。最高出力は’17年型で105psから107psへ。最大トルクも微増した。

ホンダテクノロジーの代名詞だった90度V4エンジン。やはり兄弟車のVFR800Xも生産終了が決まり、ホンダV4マシンはMotoGP以外に存在しなくなってしまいそうな雰囲気だ。

フロントはカートリッジ式のφ43mm正立式フォーク、リヤは片持ち式スイングアーム+リンク式モノショックで、前後ともプリロードと伸び側減衰力が調整可能。ABSを標準装備する。

主要装備

ロー2灯+ハイ2灯ヘッドライトとポジションランプ、ストップ+テールランプにLEDを採用。

ハンドルバーは純正アクセサリーのプレート追加でグリップ位置を上方に13.5mm、手前に6.5mm移動することが可能。多機能なメーターはグリップヒーターの温度段階も表示する。

フロントシートは高さを2段階に調整可能。リヤシート裏面には荷掛けベルトを備える。標準装着のETC車載器は’17年型から2.0となった。


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