●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年8月16日
ヤマハYZF-R7モデル概要
MT-07の並列2気筒をベースにアシストスリッパークラッチを追加し2次減速比の変更で伸び感を強化。車体もフルカウルやセパレートハンドル&倒立フォークで強化されたミドルSSだ。トラクションコントロールやパワーモードといった流行りの電子装備は持たないが、73㎰の扱いきれるパワーと100万円+αのリーズナブルな価格で、エントリー層からサーキットを含めた本格スポーツ走行を楽しめるモデルとしてスーパースポーツに新たな世界観をもたらし人気を集めている。’23では新色のホワイトも加わり、全3色となった。
ヤマハYZF-R7試乗インプレッション
※2022年7月31日公開記事より
特筆点はまずライポジだ。グッと低く構えたセパレートハンドルが生み出すポジションは、元レプリカ乗りが「そうそうコレコレ!」と膝を打ちそうなスポーティなもの。最新のYZF-Rモードを纏いつつ、250と見紛うほどスリムに仕上げられた外観にもチープさはまったくない。それでいて100万切りの税込み99万9900円という価格まで実現しているのだから、今や一家の大黒柱となった元レプリカ乗りも「なんとか大蔵省の裁可が下りるかも…」と希望が持てるというものだ。
その走りはMT-07譲りのフレンドリーさを持ちつつ、かつ本格的なサーキットランにも対応できる奥の深いもの。自分がうまくなったかのような扱いやすさは元レプリカ乗りのココロを掴むだろうし、688cc並列ツインが生む73psというスペックも、心地いい汗をかくのにちょうどいい、速すぎず遅すぎずの時流に沿ったパフォーマンスと見ることができる。
ヤマハYZF-R7の主要諸元
YZF-R7 | ||
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認定型式/原動機打刻型式 | 8BL-RM39J/M419E | |
全長/全幅/全高 | 2,070mm/705mm/1,160mm | |
シート高 | 835mm | |
軸間距離 | 1,395mm | |
最低地上高 | 135mm | |
車両重量 | 188kg | |
燃料消費率*1 | 国土交通省届出値 定地燃費値*2 | 41.6km/L(60km/h) 2名乗車時 |
WMTCモード値 *3 | 24.6km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時 | |
原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ | |
気筒数配列 | 直列, 2気筒 | |
総排気量 | 688cm3 | |
内径×行程 | 80.0mm×68.5mm | |
圧縮比 | 11.5:1 | |
最高出力 | 54kW(73PS)/8,750r/min | |
最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6,500r/min | |
始動方式 | セルフ式 | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 3.00L | |
燃料タンク容量 | 13L(無鉛レギュラーガソリン指定) | |
吸気・燃料装置/燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
バッテリー容量/型式 | 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7S | |
1次減速比/2次減速比 | 1.925(77/40)/2.625(42/16) | |
クラッチ形式 | 湿式, 多板 | |
変速装置/変速方式 | 常時噛合式6速/リターン式 | |
変速比 | 1速:2.846 2速:2.125 3速:1.631 4速:1.300 5速:1.090 6速:0.964 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
キャスター/トレール | 23°40′/90mm | |
タイヤサイズ(前/後) | 120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)/180/55ZR17M/C (73W)(チューブレス) | |
制動装置形式(前/後) | 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ | |
懸架方式(前/後) | テレスコピック/スイングアーム(リンク式) | |
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ | LED / LED | |
乗車定員 | 2名 |
ヤマハYZF-R7関連リンク
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