ニンジャZX-25Rシリーズ 概要 250ccクラスで唯一の4気筒エンジンを搭載するニンジャZX-25R(’21年10月時点)。完全新設計のエンジンはかつてのレーサーレプリカZXR250よりショートストローク化され、狭角バルブ/メッキシリンダー/アシスト&スリッパークラッチ等を装備。さらにライドバイワイヤ/パワーモード(2種) /トラクションコントロール(3段階+OFF) など、1000ccクラスに迫る電子デバイスでエンジンを制御する。
レッドゾーンの1万7000回転まで淀みなく回り、超ショートサイレンサーはつんざくような高周波サウンドを奏でる。足まわりもショーワ製SFF-BPフロントフォークやホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンション、ラジアルマウントキャリパーと、クラスを超えた充実度を誇る。
’22モデルではSEに新色のマットブルーが設定。これによりZX-25RのカラーバリエーションはSE×3色/STD1色のラインナップとなった。
’22 ニンジャZX-25R SE 【‘ 22 KAWASAKI Ninja ZX-25R SE】 ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 249cc 45ps/15500rpm(ラムエア加圧時46ps) 2.1kgm/13000rpm ■車重184kg シート高785mm 15L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ■クイックシフター(アップ&ダウン)/ブルートゥース ●色:メタリックスパークブラック メタリックマットトワイライトブルー×メタリックマットフュージョンシルバー ●価格:93万5000円
【カラーバリエーション】 SEは黒×金/艶消し青の2色展開。
’22 ニンジャZX-25R SE KRTエディション 【’22 KAWASAKI Ninja ZX-25R SE KRT EDITION】 ●色: ライムグリーン×エボニー
スタイリング スーパースポーツを想起させるスタイリングは250ccとは思われない風格。センターに設けたラムエアインテークから車体左側にダクトを通してエアボックスに導く構造はH2と同様の機構だ。
エンジン 軽量ピストンやインコネルの排気バルブなど、リッターSSに迫る装備の最新最強4気筒エンジンは、ラムエア加圧で+1psの46psを発揮。ライドバイワイヤでコントロールされ、パワーモードやトラクションコントロール等の電子デバイスも装備する。
マフラーは極端にショートだが、腹下をボックス形状にして必要な容積を稼いでいる。音質にも注力。
シャーシ 軽量なトレリスフレームはSBK(スーパーバイク世界選手権)で大活躍するZX-10RRの設計思想を踏襲し、独自の解析技術で開発。異なる径と厚さの高張力鋼のパイプと、モナカ形状のスイングアームピボットを組み合わせ、剛性と柔軟性を高次元でバランスさせる。
足まわり 250ccでありながらZX-6Rで採用されているショーワ製SFF-BP倒立フォークを導入。ブレーキキャリパーはモノブロックタイプをラジアルマウントする。いずれもクラスを超えた装備だ。
ホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンションとスチール製スイングアームを採用。ブレーキディスクはフロントがセミフローティング/リヤがリジッドで、ABSを標準搭載。
主要装備 ヘッドライトはニンジャ250と共通ユニットでテールランプと同様にLEDを採用するが、前後ウインカーはハロゲンバルブ+クリアレンズ。
コクピットの中央に据えたアナログ式タコメーターは20000rpmまで刻まれ、17000rpmからレッドゾーン。液晶パネルはスピードや距離計の他にギヤポジションやパワー/KTRC等のモード、航続可能距離や燃費など多彩な情報を表示。
燃料タンク容量は15Lで、実際の数値に近いとされるWMTCモード燃費を掛け合わせると、想定航続距離は283.5kmになる。
SEはクイックシフターを標準装備する。シフトダウン時はオートブリッパーで回転合わせを行う本格仕様だ。また各オプション設定はすべてSTDに搭載することが可能だが、パーツ代だけで車両価格差を超えるため、SEがお得だ。
シートは前後セパレート式でクッション性が高い。シート下にはバッテリー、タンデムシート下には工具やオプションのETC車載器を収納する。前後シートの間のカバーを外したところにUSBソケットも備える。
’22 ニンジャZX-25R 【‘ 22 KAWASAKI ニンジャZX-25R】 ■車重183kg ●色:メタリックスパークブラック ●価格:84万7000円
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