●まとめ:ヤングマシン編集部 ※本記事では原則として、記事作成/更新時点で車両メーカーから国内販売がアナウンスされている公道走行可能車両を対象としています。
目次
トゥアレグ660 概要:電子制御も豊富、実力あるミドルクラスアドベンチャー
RS660やトゥオーノ660のようなロードスポーツモデルに続く、新660シリーズとして登場したトゥアレグ660。スチールチューブと鋳造アルミニウムプレートを用いた専用設計のチューブラーフレームを採用。またフロント21/リヤ18インチのホイールを履く本格オフロードスタイルを持ち、兄弟ゆずりの強力な270度クランク並列2気筒エンジンは80psを発生。
装備重量204kgも魅力だが、豊富な電子制御も特徴。RS660やトゥオーノ660と遜色ない充実内容の電子制御だが、実はこれらすべてがトゥアレグ660のためにリプログラミングされた専用のもの。トラクションコントロール/クルーズコントロール/エンジンブレーキ制御/エンジンマップ制御のほか、街乗りからオフロードまでをサポートする4種類のライディングモードを搭載。先進の電子制御システムが走りの質をさらに高める。
トゥアレグの名前は、サハラ砂漠の遊牧民族”トゥアレグ族”に由来。また以前生産していたエンデューロモデル”トゥアレグ600″の名を継ぐ存在でもある。
2022年に現行モデルが登場。レッドの車体色がディスコンとなっている点を除き、現在も継続販売中。
2022 トゥアレグ660
2022 トゥアレグ660の主要諸元
STD
TUAREG 660 | |
エンジン | 4ストローク 水冷並列2気筒 DOHC 4バルブ |
総排気量 | 659 cc |
ボア×ストローク | 81 mm × 63.93 mm |
圧縮比 | 13.5:1 |
最高出力 | 80 HP (58.8 kW) at 9,250 rpm |
最大トルク | 70 Nm (7.13 kgm) at 6,500 rpm |
燃料供給方式 | 電子制御燃料噴射システム、Φ48 mm ツインスロットルボディ ライド・バイ・ワイヤ エンジンマネージメントシステム |
点火方式 | 電子制御イグニッションシステム |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
トランスミッション | 6速 アプリリアクイックシフト(AQS)アップ&ダウンシステムをオプション設定 |
クラッチ | 機械式スリッパ―システム付湿式多板クラッチ |
駆動方式 | チェーン, 2次減速比 15/42 |
電子制御 | APRC システム ATC (traction control), AEB (engine brake) AEM (engine maps), ACC (cruise control) 4 ライディングモード (Urban, Explore, Offroad, Individual) |
フレーム | チューブラースチールフレーム及びアルミ製エンジン接続プレート |
サスペンション(F) | KYB製テレスコピック倒立フォーク Φ43 mm フルアジャスタブル ホイールトラベル240㎜ |
サスペンション(R) | アルミニウム製スウィングアーム、KYB製フルアジャスタブルモノショック、ホイールトラベル240㎜ |
ブレーキ(F) | Φ300 mm ダブルディスク、ブレンボ製 異径2ピストンフローティングキャリパー |
ブレーキ(R) | Φ260 mm ディスク、ブレンボ製 Φ 34 mmピストンフローティングキャリパー |
ABS | マルチマップ ABS |
ホイール(F/R) | ドロップセンター式アルミリムスポークホイール フロント: 2.15”X21” リア: 4.25”X18” |
タイヤ(F/R) | チューブレス, フロント: 90/90-21 リア: 150/70 R 18 |
全長/全幅 | 2,220 mm / 965 mm |
ホイールベース | 1,525 mm |
シート高 | 860 mm |
ヘッドストック角 | 26.7° |
トレール | 113.3 mm |
重量 | 装備重量:204kg 乾燥重量:187kg |
燃料タンク容量 | 18 ℓ (3-litre reserve) |
生産国 | イタリア |
トゥアレグ660:関連リンク
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