ホンダNC750X/DCT [’22後期 新型バイクカタログ]:旅から日常まで対応できる万能系

ホンダNC750X/DCT

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年8月16日

ホンダNC750X/DCT 概要

前後17インチホイールを履いたオンロードアドベンチャー。コスト低減を図るため、パラレルツインエンジンや鋼管フレームをはじめとした部品の多くをネイキッドやスクータータイプなどと共通化する設計により誕生した。’21年型でフルモデルチェンジが施され、電子制御スロットルを新採用。同時に、吸排気系やエンジンのピストン/クランクシャフトのカウンターウエイト/バランサー軸径などが見直され、4馬力アップを達成した。この改良によりライディングモード(プリセット3種類とユーザーモード)が選択可能に。モード選択により、エンジン出力に加えてトラクションコントロール/エンジンブレーキの介入度、DCT仕様の場合はシフトタイミングも連動して切り替わる。車体も熟成され、軽量化/前後サスペンションの熟成/収納スペースの拡大も実現。車重は7kg削減された。

’21 ホンダNC750X/DCT

主要諸元

【’21 HONDA NC750X/DCT】■水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ 745cc 58ps/6750rpm 7.0kg-m/4750rpm ■車重224kg シート高800mm 14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●色:グランプリレッド パールグレアホワイト マットバリスティックブラックメタリック ●価格:92万4000円[99万円] ※写真はDCT ※[ ]はDCT

【カラーバリエーション】車体色はMTとDCTで共通化。シルバーを差し色とした上質な雰囲気のレッド/ホワイト/ブラックが設定されている。

エンジン

【+4ps&ギア比変更】軽量化が施された新作ピストン採用やエアクリーナー構造の刷新、エキゾーストチャンバーの形状変更などで従来型より馬力アップ。

主要装備

【待望のフルLED化】ウインカーのLED化により、灯火類のフルLED化が完了。急制動時にハザードランプを高速点滅させて後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナル機構も採用された。ヘッドライトは、上側に3灯ロービーム+左右シグネチャーランプ、下側に独立のハイビームを備える。

【新タイプのLCD液晶メーター】モノクロメーターにはバッテリー電圧/平均車速/グリップヒーター(標準装備)温度レベルの表示機能も追加。その右上側に、車両情報を直感的に伝えるマルチカラーラインを採用。

【電子制御式スロットルバルブ化で操作系一新】メーターの表示内容は、左手側ハンドルスイッチで選択可能。シフトスイッチ/パーキングブレーキなども左手側に。DCT仕様は右手側に走行モードの選択スイッチがある。

【荷室は1L拡大】一般的なモーターサイクルだと燃料タンクとなる部分が、フルフェイスヘルメットも入る23L容量のラゲッジスペースになっている。

【オプションも充実】車体とキーを共通化できるパニアケース(左右合計約65L容量) /トップボックス(50L容量)/ハイウインドスクリーン/フロントサイドパイプなどが用意されている。


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