●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
大谷サン並みの二刀流。アルプスローダー復活か
ヤングマシンのお家芸・未来予想ラインナップに、またも懐かしい車名が…。以前から噂のあったアフリカツインの弟分がいよいよ登場し、「トランザルプ」のネーミングを襲名するようだ。
トランザルプは’87年にデビューし、オンロード重視ながらオフロードもそこそこイケるアルプスローダーとして欧州で人気を博した。フロント19インチやワイヤースポークホイール/フルカバードボディを採用していたが、この特徴を新作も継承すると予想したい。
トランザルプとは?
車名の由来は「TRANS-ALPS=アルプス越え」で、650ccVツインを搭載したパリダカールラリー系ルックの万能ツアラーとして’87年デビュー。国内では400cc版もあった。日本で消えた後も海外で熟成を続け、700ccに発展。’12年まで生産された。
ベースはNC750Xの模様だ。扱いやすく淡々と走れるエンジン特性や、タンク部分のトランクスペースがトランザルプのキャラにピッタリ。安楽なDCT版も設定されるだろう。なお「エンジンは排気量を800cc付近までアップした新作」との噂もある。
NC750Xは前後17インチのキャストホイールを採用し、’21年でサスペンション長をショート化するなど、オンロード寄りの方向にシフトした。今にして思えば派生車としてトランザルプの投入を見越した変更だったのかも知れない。
パラツインのアッパーミドルアドベンチャーモデルは、BMWのGSを筆頭に強大なライバルがひしめく激戦区。往年の車名復活で、ホンダが覇権を握るか?
〈YM未来予想〉’22? トランザルプ/DCT
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