●まとめ:ヤングマシン編集部 ※本記事では原則として、記事作成/更新時点で車両メーカーから国内販売がアナウンスされている公道走行可能車両を対象としています。
RS457 モデル概要:アプリリア渾身の新開発ミドルSS
扱いやすさと楽しさを両立すべく、アプリリアが新たに開発したミドルクラスのスポーツモデルがRS457だ。
“ライトウェイトスポーツ”というコンセプトを実現するため、同社は搭載する並列2気筒エンジンのコンパクト化と軽量化に注力。たとえばエンジンでは、冷却水やブローバイの回路を統合することでホース類を極力取り除き、クランクケースを水平方向に分割して容積の削減に繋げるなど、細部まで多岐に及ぶ工夫を実施。一方でシリンダーとクランクのオフセット量の見直しや、ピストンピンのDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング、エンジン内の各種ブッシュをベアリングに換装するなどして、フリクションロスも徹底的に軽減。47.6HP/43.5N・mというパワーも実現している。
エンジンのコンパクト化は、車体のコンパクト化や軽量化にも寄与する。たとえばスペースの自由度が増したことでエンジン直結型のアルミ製ツインスパーフレーム/スイングアームの搭載を可能とし、軽量化やホイールベースの縮小に繋げている。こうした積み重ねもあり、RS457は250cc級のディメンションと、159kgという乾燥重量を獲得している。
これらの設計思想は、RSV4やRS660など上位スポーツモデル直系のものだ。アプリリアの正統なスポーツバイクでありながらも、比較的リーズナブルな価格設定を実現しており、CBR250RRよりも安く入手可能。もちろん電子制御やスマートフォンとのコネクティビティなど、最新装備も用意していることが特徴だ。
まず海外で発表、2024年11月に国内導入されることが発表された。2025年2月ごろから順次発売とアナウンスされている。車体色はレーシングストライプの1色設定。アプリリアMotoGPマシンに準じた色合いで、レプリカモデルのような雰囲気満点。
2025 RS457
小椋藍選手のファンならずとも注目の1台! MotoGPでは小椋藍選手が来季より移籍(トラックハウスレーシング)することでも注目のアプリリアから、新しいミドルクラスのスポーツモデルが登場した。欧州ではす[…]
2025 RS457の主要諸元
STD
車名 | RS 457 |
全長×全幅×全高 | 1982.5×760×未発表(mm) |
軸距 | 1350mm |
シート高 | 800mm |
装備重量 | 175kg(乾燥重量159kg) |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 457cc |
内径×行程 | 69×61.1mm |
最高出力 | 47.6ps/9400rpm |
最大トルク | 4.43kg-m/6700rpm |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 常時噛合式6段リターン(AQS=アプリリアクイックシフトをOP設定) |
燃料タンク容量 | 13L |
タイヤサイズ前 | 110/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 150/60ZR17 |
ブレーキ前 | φ320mmディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
価格 | 85万8000円 |
色 | レーシングストライプ |
出荷開始時期 | 2025年2月より順次 |
RS457関連リンク
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