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●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年8月15日
スズキVストローム1050/XT 概要
水冷90度Vツインエンジンをアルミ製フレームに搭載。’20モデルで大幅刷新を受け、排気量維持も車名が1000→1050になった。STDは前後19/17インチキャストホイールを採用。XTはスポークホイールを履くのに加え、6軸IMUの搭載と電子制御の高度化、各部のガード類やセンタースタンドの標準装備化など、価格差以上の大幅なグレードアップが図られている。
’21 スズキVストローム1050XT
上級仕様のXTは、エンジンガード/アンダーカバー/ナックルカバー/センタースタンド/LEDウインカーも標準装備。スクリーンは工具なしで11段階に調整できる(STDは工具を使って2段階)。
主要諸元
【’21 SUZUKI V-STROM1050 XT】■水冷4ストV型2気筒DOHC4バルブ 1036cc 106ps/8500rpm 10.1kg-m/6000rpm ■車重247kg シート高855mm 20L ■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●色:チャンピオンイエローNo.2×グラススパークルブラック ブリリアントホワイト×グラスブレイズオレンジ オールトグレーメタリックNo.3×グラススパークルブラック グラススパークルブラック ●価格:151万8000円
XTはスポークホイールを履く。カラーバリエーションはイエロー×ブラック/ホワイト×オレンジ/グレー×ブラック/ブラックの4色展開。
ライディングポジション
シート高は850mmで、XTはそれよりも約20mm高く調整が可能。オプションとして約30mm下げられるローシートも販売されているが、数字の印象よりも足着きは悪くない。※写真は’20モデル
足まわり
KYB製のφ43mm倒立式フォークとリンク式モノショックを採用。STDのキャストホイールに対し、XTはワイヤースポークスポークホイールを履く。※写真は’20モデル
電子制御
XTは電気制御の高度化が施されており、5軸から6軸となったIMUとABSユニットによるモーショントラックブレーキシステムが前後の制動力を補正。安全性が増した。※写真は’20モデル
主要装備
【タフネス感を演出】STDはポジ、XTはネガ表示[写真]のモノクロ多機能表示メーターを採用。円形バーグラフ式回転計&モード表示の中央に、ギヤ段数を大きめに示す。
レバー操作で11段階の高さ調整可能なスクリーン(無印は要工具で3段階)/20mm高くできるシート(無印はロー/ハイシートを用品設定)/アクセサリーバー/アンダーカバー/ナックルカバー/センタースタンド/専用ミラー/LEDウインカー/シート下のDCソケットなど、差額以上に充実している。※写真は’20モデル
’21 スズキVストローム1050 [STD]
【’21 SUZUKI V-STROM1050】■車重236kg ●色:グラススパークルブラック×キャンディダーリングレッド グラススパークルブラック ●価格:143万円
STDはキャストホイール。カラーバリエーションはブラック×レッド/ブラックの2色展開だ。
エンジン
’97年に登場したスズキ初のリッターVツインスポーツ”TL1000S”のエンジン。これを基に熟成を重ねて完成させたのがVストロームの1036cc水冷90度V型2気筒だ。電子制御スロットルや水冷式オイルクーラーなどを採用する。
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