いよいよ国内発売カウントダウン

’20スズキVストローム1050XT試乗レポート後編【どんな場面でもフレンドリー】

クチバシ付きになって国内販売されたVストローム1000から6年、Vストロームは1050と車名を変えて2回目のモデルチェンジを行った。中身は熟成路線・ルックスはデザートレーサー、はたしてその走りは? モーターサイクルジャーナリスト・ノア セレンが風光明媚なスペイン南部・マラガへ飛んだ。後編はハンドリングのインプレと装備まわりについて。


●文:ノア セレン ●写真:スズキ ●ウェア協力:アライヘルメット/アルパインスターズ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

TESTER:ノア セレン】『ミスターバイクBG』誌などで活躍中のジャーナリスト。プライベートでも長らくVストを愛用(酷使!?)しており、その魅力のすべてを知り尽くす。『ヤングマシン』本誌初登場!

ハンドリングの優しさがステージを広げる

外観はすべて刷新。前後ライトはLED化

テ ールランプに加え、角型となったヘッドライトにもLED を採用。ウインカーもXTはLEDだが、STDは電球。STDはテールレンズが赤くなるのも特徴だ。

多彩な情報を伝えるフルLCDメーター

フルLCDで情報量も増えたメーターは、眩しいスペインの日中でも良く見えた。ドライブモード、トラクションコントロール、ABS の設定も非常にわかりやすく、シンプルで機能的である。

アジャスト機構も新規に導入

上下に50mm、11段階に調整が可能となったスクリーン。XTモデルではレバー操作により、工具なしで調整可能。シートは2段階に高さ調整でき、加えてローシートの用意もある。

総数58品目にも及ぶオプション装備

スズキとしては異例の、58品目も用意した純正アクセサリー群。XTの方は最初から色々付いているが、それでも自分のスタイルに合わせて無限の組み合わせを楽しめる。

(左)アルミ製トップ&サイドケース(右上)ローシート(右下)LEDフォグランプ

STD/XTともに3色のカラーバリエーションを用意

スポークホイールのXT、キャストホイールのスタンダード共にそれぞれ3色展開。DRイメージの色濃いオレンジとイエローはXTだけとなるが、STDの白・黒・グレーもそれぞれシンプルで良い。アドベンチャーだけでなく、ストリートで使っても違和感ないだろう。

1050XTの3色。オレンジカラー車は「ヘリテージスペシャル」と呼ばれ、イエローと共にデザートレーサーのイメージ。(左)グラススパークルブラック(中)パールブリリアントホワイト/グラスフレイズオレンジ(右)チャンピオンイエローNo.2

STDも3色展開。(上)グラススパークルブラック/パールブリリアントホワイト(下左)グラススパークルブラック(下右)グラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー

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