
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月30日
スズキ ハヤブサ 概要
1339ccの直列4気筒エンジンを持つ自然吸気メガスポーツツアラーの頂点。’21で13年ぶりのモデルチェンジを行い3代目に進化した。エンジンや車体は先代のものをベースに徹底的なブラッシュアップが行われ、ユーロ5適合はもちろんのこと、電子制御スロットル/トラクションコントロール/双方向対応クイックシフターなど各種電脳装備も一気に引き上げられ、中速域を徹底的に増強することで0-200mや0-100km/hの発進加速は先代を上回り、6000rpmまでのスピードは他のどのバイクよりも速いとされている。国内仕様はETC2.0車載器を標準装備として発売。’22モデルの車体色はホワイト/ブラック/グレーの3色。好みのアクセントカラーとホイールカラーで全18色から選べるプランは残念ながら休止となっている。
’22 スズキ ハヤブサ
スタイリング
【’22 SUZUKI HAYABUSA】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1339cc 188ps/9700rpm 15.2kg-m/7000rpm ■264kg シート高800mm 20L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●クイックシフター(アップ&ダウン) ●色:ブリリアントホワイト/パールビガーブルー グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2 サンダーグレーメタリック/キャンディダーリングレッド ●価格:215万6000円 ●発売日:2022年6月28日
【カラーバリエーション】ホワイト/ブラック/グレーの3色。さらに+5万5000円で、外装カウル×3色/外装アクセント×3色/ホイール×2色を組み合わせて計18通りから選べるカラーオーダープランが提供されていたが、現在休止中。復活希望!!
ライディングポジション
【加速に最適化&大柄ながら良好な足着き】’21モデルではハンドルが12mm手前にセッティングされているが、それでも前傾姿勢となる。しかしハンドルの絞り角と垂れ角が練り上げられており手首への負担は最小限だ。シート高もさらに5mm低くなっており、ほぼ両足裏が接地する。[身長168cm/体重61kg] ※写真は’21モデル
エンジン
POP吉村も唸る"過剰品質"を想起させる、入念な造り込み 新型ハヤブサは、1340ccの排気量ほか基本構成は先代と同一ながら、内部パーツを検討し直し、ほぼすべてにメスを入れた。次の4つのテーマを満たす[…]
シャーシ/足まわり
軽量化したシートレールとマフラーにより、前方にマスを移動させ、50:50の前後重量配分を実現。フロントフォークはKYB製で、DLCコーティングされたφ43mmフルアジャスタブル倒立。これらの仕様は先代の’08モデルと同様だが、内部構造を改善し、スムーズな衝撃吸収性と安定したグリップを発揮する。
【Stylemaで先鋭化】今やハイスペックマシンの代名詞的装備となったブレンボの最上級ブレーキキャリパー・Stylemaをフロントに装備。ディスク径は先代より10mmアップのφ320mmとなった。リヤサスペンションは引き続きKYB製だが、内部構造を見直しさらに安定した乗り味に。タイヤは専用チューンのブリヂストンSSを採用している。※写真は’21モデル
骨格の完成度は時代を超越。必要な箇所はキッチリ改良 ハヤブサの車体におけるテーマは、"安定感アップ"と"俊敏なハンドリング"、そして"ブレーキ性能&効率の向上"だ。 メインフレームとスイングアームは先[…]
主要装備
ハンドルは引き続きフローティングマウントだが、固定方法の変更で振動を抑制。タンクは一体→前後分割式となり、上面がより丸みを帯びた。容量は1L減。※写真は’21モデル
グラブバーは人間工学に基づき、より握りやすいデザインに変更。タンデムシートはシングルシートカバー(純正オプション)を入れ替えて装着する。※写真は’21モデル
先代の前後ステップブラケットは、日本の兜がモチーフ。新型は前側がクチバシ状となり、ロゴを刻印。後席用は空力が良さそうで、荷掛けフックを兼ねる。※写真は’21モデル
【ド迫力の5連メーター】アイデンティティである5連メーターデザインを踏襲しつつ、中央の液晶部は現代に合わせてカラーパネル化。ギヤポジション/ライディングモード/時計/気温などのほかに、バンク角/ブレーキ圧/スロットル開閉度といった情報をリアルタイムで表示する進化を遂げた。※写真は’21モデル
鬼に金棒、サスペンション以外の電子制御サポートは全部入り 先代のハヤブサは、ABSとパワーモードを備えてはいたものの、現代のバイクと比べると電脳デバイスに乏しかった。それもそのはず、2代目のデビューは[…]
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