●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年6月25日
ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:モデル概要
公道走行可能な量産バイクとして初めて、フレーム+スイングアーム、前後ホイールにカーボンを採用。ベース車となる、当時のパニガーレV4Sから16kg減の159kgという驚異的な乾燥重量を達成している。心臓部は998ccで、専用マフラーにより224psをマーク。ウイングも2層構造の大型タイプだ。世界限定500台の超プレミア車で、既に完売した。
ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:詳細解説
(文:ヤングマシン編集部/2022年11月7日公開)
2020年代において、ドゥカティほどレーシングマシンと市販車が近いメーカーはないだろう。ほぼMotoGPマシンといえるホンダ「RC213V-S」が発表されたのは2015年であり、それ以降の国産車ではYZF-R1/MがクロスプレーンクランクでMotoGPマシンの血統を感じさせるものの、レプリカとまでは言い難い。
ドゥカティ「スーパーレッジェーラV4」が搭載する998ccのV型4気筒エンジン・デスモセディチストラダーレRは、MotoGPマシン「デスモセディチGP」と同じ逆回転クランクや軸配置、ボア×ストロークまで同じ(パニガーレV4/Sは1103cc)。それだけでなく、ドゥカティのアイデンティティであったL型2気筒エンジンの脈動を再現するかのような70度のクランクピンオフセット+90度のVバンクの“ツインパルス”点火シークエンスも再現している。
そのパフォーマンスは、通常の状態で224ps/15250rpm、レーシングフルエキゾースト装着時で234ps/15500rpmと尋常ではない。まさしくスーパーエンジンだ。
ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:関連リンク
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