[’22後期版] ホンダ/ヤマハ電動バイク(EV)総まとめ【新型バイクカタログ】


●文:ヤングマシン編集部

EVは法人向けビジネス車中心

国内主要メーカーの電動バイク(EV)については、ホンダが法人向けにビジネススクーターのEV化を積極的に進めている。これに対し、一般人が入手できる唯一のEV・イービーノを擁するヤマハも、実証実験を重ねてEV開発を加速していく様相だ。この他、カワサキもEV領域への進出を表明しており、パーソナル/ファン領域へのモデル投入が待たれる。

ヤマハE01:リースによるEV実証実験スタート

ヤマハ国内初の原付二種クラスEVとなる「E01」が、実証実験モデルとして格安のリースにて市場に投入された。3GやLTE回線で走行距離や走った区間など、利用者の使用状況や車両情報を収集して、今後のEVモデル開発に活かすのが目的だ。出力は8.1kW(約11ps)で、NMAXと同等もしくはそれ以上の加速性能を発揮。3種の走行モードやトラクションコントロールを装備し、エンジンブレーキの感覚を再現した回生ブレーキや、取り回しに便利なリバース機能も備わる。


ホンダ ベンリィe:II/プロ:原付二種の電動ビジネススクーター

ベンリィe:シリーズは、電動スリーター・ジャイロe:と同様に、法人向けに販売/リースされている。原付一種区分のe:I(定格出力580W/積載30kg)と原付二種区分のe:II(定格出力980W/積載60kg)があり、それぞれにバスケット/大型キャリア/ナックルガード装備の「プロ」もラインナップされている。


ホンダ ジャイロe:/キャノピーe: :集配業務で無敵の原付一種電動スリーター

ビジネス用電動3輪スクーター「ジャイロe:」は、’21年3月25日に法人向けとして発売された。ガソリン車より静粛で排出ガスはゼロだから、市街地や早朝深夜の集配業務に最適。車体のみスイングして大型の低床リヤデッキは水平を保つので、重い荷物の積み下ろしや走行中の安定度も抜群で、トルクで勝る電動モーターは発進も楽々だ。

また、「ジャイロキャノピーe:」は屋根付きで、悪天候に強い。こちらは車体とリヤデッキが一体でスイングする。

両車ともリバース機能を装備し、カラーは白と赤。着脱式バッテリーパックはベンリィe:と共通だ。


ホンダ ベンリィe:I/プロ:原付一種の電動ビジネススクーター

ベンリィe:シリーズは、電動スリーター・ジャイロe:と同様に、法人向けに販売/リースされている。原付一種区分のe:I(定格出力580W/積載30kg)と原付二種区分のe:II(定格出力980W/積載60kg)があり、それぞれにバスケット/大型キャリア/ナックルガード装備の「プロ」もラインナップされている。


ヤマハ イービーノ:一般購入可能な国産電動バイク

現在、国産メーカーで一般購入できる唯一の電動バイク。家庭用100Vで約3時間で充電でき(1充電での走行距離は29km)、坂道や加速で一時的にパワーアップするブースト機能も装備。車重は68kgと軽量だ。

’23モデルでは、バッテリー容量が従来比1.2倍の12.2Ahとなり、1充電あたりの走行距離が29kmから32kmに伸びた。


※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

新型バイクカタログ [メーカー別]

新型バイクカタログ [国産車|クラス別]

新型バイクカタログ [トップ]

最新の記事