
2023年末にタイ、そしてベトナムで相次いで発表され、話題をさらったヤマハの”ハンターカブ”「PG-1」。、2025年6月現在も国内導入が待たれているが、その上位グレード的存在の「PG-155」が先んじて登場するかもしれない。 ●編集部からのお願い:スクープは本誌独自の情報に基づくものです。販売店へのお問い合わせはご遠慮ください
●文:ヤングマシン編集部 ●イメージCG:SRD
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ!
2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりしたが、往年のミニトレ(ミニトレール)を思わせるホイールサイズや、CT125ハンターカブのガチンコライバルを思わせるスタイリングが話題になった。
実際に試乗する機会を得た我々だったが、意外なオフロード適性や2人乗りのしやすさ、高級感に振っていない実用的な仕上がりとリーズナブルな価格などから好感を持ち、日本仕様の正式導入を期待せずにはいられなかった。
とはいうものの、エンジンは現地の排出ガス規制に合わせたキャブレター仕様であり、ヤマハへの要望は多いと言われるものの実際の導入には壁があるようだ。そこで我々が発案(?)したのが「PG-155」である。
YZF-R15の155cc水冷単気筒を移植した、その名も「PG-155」。エンジン換装で日本の規制に適合させ、あえて軽二輪枠に投入することでハンターカブが取りこぼす層をすくい上げる作戦だ。
ヤマハファンにとって、ホンダ・アイコニック系(CT125ハンターカブ、ダックス125、モンキー125、スーパーカブC125)の対抗馬となり得るPG-1に、プラスαの魅力を与えての日本導入…。ヤマハさん、どうっスか?
ベースモデルのPG-1は冒険心を昂らせる原付二種
アジア数か国で販売中のPG-1はアドベンチャー気分を高めるプロモーションがなされており、実際に試乗したオフロードが得意というイメージとも合致する。こんな“乗って楽しい”モデルが増えるなら大歓迎だ。※下の写真はフィリピン仕様
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | スクープ/未来予想)
ASEANモデルのプレミアム化を推進するヤマハ 以前からスクープ情報をお届けしているとおり、WR155シリーズやYZF-R15などが200ccに進化して登場することになりそうだ。 国内のヤマハから公道[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
1位:ホンダ「新型CB400」SFルックで2025年秋にデビューか? 堂々の1位は、2022年に惜しくも生産終了した名車、ホンダCB400SF/ボルドールの後継モデルについて。途絶えていた400cc、[…]
初代セローに排気量は肉薄。一段とトレール向き!? ヤマハが開発中と噂される200cc級の水冷単気筒エンジン。200ccクラスの人気が高まっているインド市場などをターゲットとし、現在展開中の水冷155c[…]
心臓部も電脳も上級仕様! 空冷ライバル勢を喰らう クラス最速の呼び声も高かったWR250Rが2017年に生産終了してはや7年。セロー250の殿堂入りからも既に4年が経過した。以来ヤマハの250クラスか[…]
最新の関連記事(PG-1)
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
PG‐1の国内導入がオフロードのヤマハを復活させる!? 国内の原付二種市場は、スーパーカブやモンキーなどのギヤ付きクラスはもちろん、PCXなどのスクーターを含めて長らくホンダの独壇場となっている。そん[…]
実車を前にすると違いは一目瞭然 【YAMAHA PG-1】主要諸元■全長1980 全幅805 全高1050 軸距1280 最低地上高190 シート高795(各mm) 車重107kg(装備)■空冷4スト[…]
人気記事ランキング(全体)
森脇護氏が考案した画期的なアルミフィン構造 画期的なアイデアマンとしても有名なモリワキエンジニアリングの創始者・森脇護氏。そんな氏が数多く考案した製品群の中でも代表作のひとつに挙げられるのが、1980[…]
MotoGP黎明期のレプリカマフラーだ このマフラーは4スト990ccが導入されて、世界GPがMotoGPに代わった翌年の2003年に、ホンダRC211VエンジンのモリワキMotoGPレーサー・MD2[…]
勝手に妄想、クーリーレプリカ! スズキの『8』プラットフォームに新顔の「GSX-8T」と「GSX-8TT」が登場した。まずは欧州や北米で発売され、順次日本にも導入の見込みだ。 この新型については以前ヤ[…]
1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」使用レビュー ワークマンの「ペルチェベストPRO2」を猛暑日で徹底検証。最新モデルはペルチェデバイスの数が昨年モデルの3個から合計5個に増加し、バッテリーもコ[…]
美しい孔雀の羽根の色味が変わる特殊ペイントで仕上げた新グラフィック 『エクシード-2』は、カブトがラインナップするオープンフェイスの上級モデルで、赤外線(IR)と紫外線(UV)を大幅にカットしつつ、空[…]
最新の投稿記事(全体)
いい加減さがいい塩梅!? ダートで遊べるPG‐1 「個人車両なので頼むから無理はしてくれるな…」という編集担当の目を盗んでダートセクションにPG -1を連れ込んでみたら、これが何だか楽しくて仕方ない([…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
エンジンオイルにとって過酷な時期 オイル交換のタイミングって、地味に悩みますよね。「走行距離3000km~5000kmで交換が目安」とか「半年ごとに交換を!」なんて、よく聞くけれど、あくまでそれは“目[…]
後方排気はYZR500の後ろバンク、ただ一般公道で前方吸気は容易くなかった! ヤマハは1980年、レーサーレプリカ時代の幕開けRZ250をリリース。排気ガス規制で2ストロークは終焉を迎える寸前だったの[…]
ケーヒン/ショーワ/ニッシン/日立を統合した“日立Astemo(アステモ)”が4月より“Astemo”へ 自動車業界で「100年に一度」と言われる変革期を迎えるなか、キャブレターや電子制御スロットル、[…]