●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年8月7日
目次
2023 スズキSV650 ABSモデル概要
国内販売モデルではスズキのみとなるV型2気筒エンジンは、ツインプラグによる高い燃焼効率で燃費や排出ガス低減に貢献。スチール製トラスフレームがエンジンの造形を強調する。欧州で先行発売された3種の新色が、国内でも’23年カラーとして販売されている。
スズキSV650 ABS試乗インプレッション
搭載されているエンジンは、645ccの水冷4ストロークVツインだ。シリンダーの挟み角は90度で、クランクが「270度-540度-270度-540度」と回転する毎に爆発する不等間隔となる。SV650の爆発フィーリングはドゥカティのモンスターほどシャープではなく、ヤマハのMT-07ほど牧歌的ではない狭間に位置。アイドリングや低回転域では力強くパルシブなサウンドを奏でつつもレスポンスは俊敏過ぎず、メリハリのある鼓動感を伴いながら「ダララララァ……」ときれいに吹け上がっていく。
ひとことで言えば、コントローラブルだ。パワーもトルクも回転域も手の内で管理でき、エンジンが先走り過ぎてスロットルを戻すこともなければ、物足りなくて開け足す必要もない。ライダーの望みを過不足なく忠実に再現してくれるところが素晴らしい。
スズキSV650 ABSの主要諸元
型式 | 8BL-VP55E | |
---|---|---|
全長 / 全幅 / 全高 | 2,140mm / 760mm / 1,090mm | |
軸間距離 / 最低地上高 | 1,450mm / 135mm | |
シート高 | 785mm | |
装備重量※1 | 199kg | |
燃料消費率 ※2 | 国土交通省届出値:定地燃費値※3 | 34.8km/L(60km/h) 2名乗車時 |
WMTCモード値※4 | 24.4km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時 | |
最小回転半径 | 3.0m | |
エンジン型式 / 弁方式 | P511・水冷・4サイクル・90°Vツイン / DOHC・4バルブ | |
総排気量 | 645cm3 | |
内径×行程 / 圧縮比 | 81.0mm×62.6mm / 11.2 : 1 | |
最高出力※5 | 53kW〈72PS〉 / 8,500rpm | |
最大トルク※5 | 63N・m〈6.4kgf・m〉 / 6,800rpm | |
燃料供給装置 | フューエルインジェクションシステム | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量 | 3.0L | |
燃料タンク容量 | 14L | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.461 |
2速 | 1.777 | |
3速 | 1.380 | |
4速 | 1.125 | |
5速 | 0.961 | |
6速 | 0.851 | |
減速比(1次 / 2次) | 2.088 / 3.066 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
キャスター / トレール | 25° / 106mm | |
ブレーキ形式(前 / 後) | 油圧式ダブルディスク(ABS)・油圧式シングルディスク(ABS) | |
タイヤサイズ(前 / 後) | 120/70ZR17M/C(58W)・160/60ZR17M/C(69W) | |
舵取り角左右 | 33° | |
乗車定員 | 2名 | |
排出ガス基準 | 平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応 |
スズキSV650 ABS関連リンク
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