●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年8月4日
2023後期 カワサキZ650RSモデル概要
並列2気筒のスポーツネイキッドであるZ650をベースに、Z900RSと共通イメージのシルエットが与えられたミドルヘリテイジ。ワイヤースポーク風デザインのキャストホイールはリヤが専用サイズとなっている。パラツインの利点を生かして兄貴分の900より格段に軽い車重とスリムなライディングフォームを実現。女性やビギナーでも手軽にZの世界観を楽しめるようにしたのが特徴だ。エンジンは180度クランクなので中高回転の伸びが力強く、刺激的な乗り味だ。
カワサキZ650RS試乗インプレッション
兄貴分のZ900RSのように、ライダーが置いていかれそうになるほどの強烈な加速感こそないが、代わりにスロットルを大きく開けられるという快感がある。トラコン非採用なので、試乗中に何度かリヤタイヤがツツツッとスライドしたが、忠実なレスポンスのおかけで恐怖感は少なめだ。
クラッチレバーの操作力は軽く、シフトフィーリングもスムーズ。存在感こそ薄めながらも、完成度の高さではミドルクラスで一、二を争うといってもいい。
カワサキ Z650RSの主要諸元
車名(通称名) | Z650RS | 一次減速比/二次減速比 | 2.095(88/42) / 3.066(46/15) | ||
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型式 | 8BL-ER650M | フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
全長×全幅×全高 | 2,065mm×800mm×1,115mm | 懸架方式 | 前 | テレスコピック(インナーチューブ径 41mm) | |
軸間距離 | 1,405mm | 後 | スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) | ||
最低地上高 | 125mm | ホイールトラベル | 前 | 125mm | |
シート高 | 800mm | 後 | 130mm | ||
キャスター/トレール | 24.0°/100mm | タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC 4バルブ | 後 | 160/60ZR17M/C (69W) | ||
総排気量 | 649cm³ | ホイールサイズ | 前 | 17M/C×MT3.50 | |
内径×行程/圧縮比 | 83.0mm×60.0mm/10.8:1 | 後 | 17M/C×MT4.50 | ||
最高出力 | 50kW(68PS)/8,000rpm | ブレーキ形式 | 前 | デュアルディスク300mm(外径) | |
最大トルク | 63N・m(6.4kgf・m)/6,700rpm | 後 | シングルディスク220mm(外径) | ||
始動方式 | セルフスターター | ステアリングアングル (左/右) | 35°/ 35° | ||
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | 車両重量 | Z650RS 188kg | ||
潤滑方式 | セミドライサンプ | 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | ||
エンジンオイル容量 | 2.3L | 燃料タンク容量 | 12L | ||
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | 乗車定員 | 2名 | ||
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | 燃料消費率(km/L)※1 | 31.8km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)※2 | ||
クラッチ形式 | 湿式多板 | 23.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3 | |||
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.437(39/16) | 最小回転半径 | 2.6m | |
2速 | 1.714(36/21) | カラー・メーカー希望小売価格 | Z650RS メタリックムーンダストグレー×エボニー 1,034,000円 (本体価格940,000円、消費税94,000円) キャンディエメラルドグリーン 1,034,000円 (本体価格940,000円、消費税94,000円) | ||
3速 | 1.333(32/24) | ||||
4速 | 1.111(30/27) | ||||
5速 | 0.965(28/29) | ||||
6速 | 0.851(23/27) | 生産国 | タイ王国 |